概要
暴走皇帝エグゾスがダップ捕獲とカーレンジャー抹殺のためにボーゾックに貸し与えた3体の巨大ロボの1体で、「陸の覇者」の異名を取る。第41・43話に登場。
黄色いライオンの獣人と言うべき姿をしており、コクピットにバリランダーが合体することによってガイナモが操縦する機構となっている。
兵装
両腕の鉤爪が主な武器であり、それ以外のギミックとして顔の側面から射出したコントロール装置を兄弟機であるスカイギギューンとマリンザブーンのコクピットに取りつけることで遠隔操縦が可能となる。
更に胸部から発射する光線を浴びせた相手を自身に引き寄せ、そのまま胸部に磔にする機能を併せ持つ。これこそがこのロボットの設計思想の真骨頂と言うべき物であり、劇中ではこの機能でダップを捕らえ、彼のクルマジックパワーを悪しき力であるアクマジックパワーに変換することによって他の2体と共にパワーアップを果たした。
最大の武器はそうした状態でアクマジックパワーを溜めて放つ3体の合体技「必殺ビーム」。
活躍
VRVマスターに変装したゼルモダが囚えたダップを機体内で磔にし、クルマジックパワーを「アクマジックパワー」に変換。スカイギギューン、マリンザブーンの2機を操り、鉤爪や合体技「必殺ビーム」でカーレンジャーを圧倒する。
しかしカーレンジャーの必死の説得でダップが5人との友情を回復させたことや、ガイナモが調子に乗ってパワーを溜め過ぎたせいで許容量をキャパオーバーしてしまったことによってアクマジックパワーが暴走してしまう。
そしてクルマジックパワーが戻ったRVロボとVRVロボの連携技・RVソードツイスターカッターを叩き込まれて3機仲良く破壊され、同時にバリランダーも故障。ダップも爆発寸前に脱出に成功し、ガイナモも辛うじて脱出した。
余談
モチーフはライオン。
巨大ロボを操縦したボーゾックの幹部はそれまでブレーキング(※改造込み)のリッチハイカー、ノリシロン-12のゼルモダの2人だけだった。今回ランドズズーンをガイナモ、マリンザブーンをグラッチ、スカイギギューンをゾンネットがそれぞれ操縦した為、晴れて全員が乗ったことになる。