レギン(FE)
れぎん
「ファフニール王を…お兄ちゃんを止めてください!!」
CV小原好美
小人族の国ニザヴェリルの王女。義兄に王であるファフニール、実兄にオッテルがいる。
一人称は「私」、二人称は「あなた」。「〜なの」「〜の」口調が特徴。真剣な時は丁寧語を用いることもある。兄のことは「お兄ちゃん」と呼んでいる。
子供っぽい性格で、お転婆。感情表現がストレートで、辛いことがあると泣き出してしまうことも多い。また、よくぼんやりしている。
シャロンからは「同い年くらい」に見えているらしい。
王女らしからぬ性格の彼女だが、それもそのはず、レギンは王族ではなく元々は兄オッテルと共に孤児だった。
本人は覚えていないが、十数年前のクーデターで両親が亡くなったらしく、兄オッテルに抱かれて各地を転々としていた。とある村で戦に巻き込まれた際にファフニールに助けられ、その後は彼に拾われて3兄妹として過ごす。その後、ファフニールが王となったことで王女となり、城で暮らしている。
小人と言ってもそこまで小さくなく、人間よりも一回り小さい程度の体格である。
ニザヴェリルは魔道科学の国として知られ、彼女や兄を含めニザヴェリル兵は機械仕掛けの馬型の鎧「グリンブルスティ」に乗って戦うスタイル。これはケンタウロスのようなフォルムのパワードスーツで、小人族の小柄な体でも大きな武器や盾を持ちつつ高い機動力を発揮できるようになっている。銃弾のようなものも発射できる模様。
つまりレギンはFEシリーズ初のメカ少女キャラという快挙を達成している。ニザヴェリルの世界観もFEではコードネームスチームでゲスト出演した以外前例がないスチームパンク。
なお、本人はそういった機械について「よくわかんない」と言っている。
幼い頃、迷子にならないようにとファフニールが作ってくれたコンパスを大事なお守りとして常に持っている。そのコンパスの光が指す方向に進めば兄に会えるという便利なもので、近づくほど光が強くなる。
また、料理が得意。
第5部の間はアプリのアイコンを担当。最初は通常立ち絵であったが、物語後半になると魔剣【グラム】を構えた勇ましい姿に変わった。
第5部のWebCMにも出演しており、ファフニール共々歌っている。その最後に 「アァイ!」と叫ぶのがネタにされていたが、ついに公式でそれをネタにした動画が発表された。
メインストーリー第5部に登場。
オッテルの命令でニザヴェリルの指揮官として、突如アスク王国の国境付近に現れる。アスク王国の占領と召喚師の身柄の確保が目的だと言い、戦を仕掛けてきた。
そんなレギンの剣に迷いを感じたアルフォンスは説得を試みるが、彼女はそれを聞かずに戦いを続ける。本気を出せなかったためか敗北したレギンは、アルフォンスたちの優しさに心を打たれ、王になってから豹変した兄の暴虐を止めてほしいと頼んだ。
利害が一致した双方は共闘することになり、賢者エイトリの助けを借りるため賢者の森へ向かう。ファフニールの強さの原因である【小人の王冠】に対抗するため、ニザヴェリル王家の秘宝である魔剣【グラム】を手に入れるべきだとエイトリに助言を受けた一行は、魔剣のある隣国・巨人族の国ヨトゥンへ発った。
しかしオッテルの策によって召喚師は捕らえられ、【グラム】も持ち去られてしまう。実はエイトリもオッテルと通じており、召喚師は危機に陥ったが間一髪で救出。一方で、アスク王国に侵攻していたファフニールを止めに行き、彼を牢に閉じ込めることに成功した。
ニザヴェリルの襲撃でアスクが傷ついたことや地下牢で苦しむファフニールのことを気に病んだレギンは、ニザヴェリルの王が即位する際の特別な儀式に使う塔のことを思い出し、手掛かりが見つかるかもしれないと、単身で城を抜け出しニザヴェリルの塔へ向かう。
不思議な声に導かれて山を登り、心配して追いかけてきたヴァイス・ブレイヴの仲間とも合流。塔の中の痕跡から、ファフニールがニザヴェリルの民ではないことが判明した。
アスクから脱出したファフニールが次に攻め入ったエンブラ帝国に救援に向かうが、ニザヴェリル軍は何故か急に退いていく。そんな中、心労から熱を出して倒れたレギンはエンブラの離宮で休むことになった。
数日後、目覚めたレギンは仲間と共にニザヴェリルの王都に行くが、そこは焼け野原となっていた。そしてその原因は【小人の王冠】によって異形と化したファフニールで、彼がエイトリに召喚された異界の英雄であることがオッテルから告げられる。ファフニールを止めたいレギンたちを妨害するオッテルと交戦することに。
追い詰められたオッテルを再度説得しようとするレギンだったが、彼の口から衝撃の事実が明かされる。
それはレギンがニザヴェリル王族唯一の生き残りで、正統な王位継承者であること。ニザヴェリルの塔に入れたのはこれが理由で、ファフニールは勿論オッテルも実兄ではなかった。
十数年前、王家の遠い傍系の子だったオッテルは、クーデター派に担がれた両親の指示で当時の国王夫妻を殺す手助けをしてしまう。惨劇を見て混乱したオッテルは、眠っていた赤ん坊のレギンを抱いて城を逃げ出したのだ。
国民のため、レギンがファフニールを討ち正統な王女であることを示すようにアルフォンスは勧めた。息絶えたオッテルから魔剣を奪い、ニザヴェリル城にいるファフニールの元へ辿り着くが、彼を殺すことに躊躇う。
そこで、ファフニールの攻撃からレギンを助けようとしたダグを庇ってノートが亡くなってしまう。ノートの死に激しく動揺したレギンはアルフォンスとダグに活を入れられて、ついにファフニールを倒すことを決意。戦闘後、正気に戻ったファフニールを涙を流しながら看取った。
魔剣【グラム】で全ての元凶たるエイトリをも討ったレギンは【小人の王冠】を破壊する。これで、ニザヴェリルは呪いから解放された。
戦後、レギンは女王になることへの不安と寂しさから、もっと皆と一緒にいたいと言う。
するとダグが、ニザヴェリルを一時的にヨトゥンに預けることを提案。総督としてダグがニザヴェリルを治め、レギンはヴァイス・ブレイヴの一員として未来のニザヴェリルのため修行を積むことになった。
希望の駿馬 レギン(神階英雄)
「私、レギン!
絶対あなたの役に立っちゃうから!
いっぱいいっぱい仲良くしてね。」
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/騎馬 |
武器 | リュングヘイズ(専用) |
奥義 | 魔弾(専用)→魔弾・神(専用) |
A | 鬼神飛燕の一撃3 |
B | 速さ守備の凪3 |
C | 恐慌の幻煙3→恐慌の幻煙4 |
2020年12月から天の神階英雄として登場。ヒロインなので、第5部1章をクリアすると確実に入手できる。
ステータスは攻撃と速さが高め。
専用武器「リュングヘイズ」は鬼神飛燕の一撃と最初の受けるダメージを30%軽減。1~4ターン目の間だけだが、3マスの再移動が発動可能。ヒットアンドアウェイ戦法が得意。
専用奥義「魔弾」は1ターン目開始時のみ奥義カウント-3と錬成ブレス効果。15ダメージを加算するという奥義としてはやや控えめな性能だが、初っ端で放てるのが特徴。
見た目通りの強い印象を受けるが欠点もあり、特に耐久面は物々しい外見とは裏腹に紙装甲とまではいかないが守備魔防共に中途半端。受けは苦手で騎馬特効の弱点もあるので喰らうと致命的。
また敵に囲まれるか移動ルートが阻まれると標的になる可能性も。林や山などは移動できないので注意して動こう。追撃封じや剣殺しにも警戒したい。
2024年2月のアップデートで上方修正。
専用奥義が「魔弾・神」へ。4ターン目でも効果が発動するようになり、固定ダメージが20に増加。
Cスキルが恐慌の幻煙4へグレードアップ。よりステータスを下げられ、敵弱化増幅を付けられるようになったのでデバフのかかった相手に強くなった。
同時に錬成武器対象に。周囲2マス以内に味方がいる時でも効果が発動するようになり、守備魔防+4が追加。そしてダメージ軽減は2回攻撃も対象となり、40%に強化。特殊錬成効果は自分のHPが25%以上なら戦闘中、全ステータス+4かつ見切り追撃効果と速さの20%分ダメージに加算。これで防御面も強化され、追撃対策も行えるようになる新たな個性を得た。
新春の駿馬 レギン
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 魔法/騎馬 |
武器 | ニザヴェリルの箱(専用) |
奥義 | 魔弾(専用) |
A | 鬼神飛燕の一撃3 |
C | 攻撃の十字紋章 |
2022年1月からレギン初の超英雄。振袖姿で、兄オッテルに似たカワウソのぬいぐるみを手にしている。
神階版とステータスを比べると高めだった守備は一気に下がってしまった。
専用武器「ニザヴェリルの箱」は攻撃+3と自身のHPが25%以上なら戦闘中、攻撃速さ+6と1~4ターン目の間のみ2マスの再移動が可能。そして4ターン目に奥義発動カウント-3。ダメージ軽減が消えた代わりに、専用奥義と合わせると奥義がもっと発動しやすくなった。
Cスキルの十字紋章は初登場。十字方向にいる味方に効果があり、遠くにいる味方にも攻撃+5のバフが撒ける。
耐久面は見た目とは裏腹に神階版より紙装甲。弱点もかなり増えているので要注意。
小人の国の後継者 レギン(お供英雄)
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 槍/騎馬 |
武器 | ニザヴェリルの理槍(専用) |
奥義 | 連魔弾(専用) |
A | 攻撃速さの突破 |
B | 怒濤・キャンセル4 |
C | 影助・引き戻し4 |
2024年9月から敵ユニットで最初に登場したが同月に新区分「お供英雄」で実装。グリンブルスティと共に過去のニザヴェリル技術で強化された姿。お供のドローンが付いてきた。
攻撃時に「アァイ!」の叫び声も健在。
神階版とステータスを比べると魔防は下がるがそれ以外は上回る。
専用武器はキラー武器効果に加えて1~4ターン目の間、再移動(マス間の距離+2、最大5)が発動可能になる。今までのレギンと異なり、移動するほどかなりの距離離れる事が可能になる。
もう一つは同条件で自分を中心とした縦横3列にいる味方は戦闘中、攻撃速さ+4かつ攻撃時に発動する奥義装備時、最初の攻撃前に奥義カウント-1。
さらに自分のHPが25%以上なら戦闘中、全ステータスが自分を中心とした縦横3列にいる味方の数×3+5分増加(最大14)かつ速さの20%分ダメージに加算しつつ最初の攻撃か2回攻撃のダメージを40%軽減と奥義発動時に奥義以外のダメージ軽減効果無効。かなり攻撃力が増した。
専用奥義「魔弾」のグレードアップ版が登場。錬成ブレス効果だけ変化は無いが速さの50%分奥義ダメージに加算へ変更。
新たに1~4ターン目まで戦闘中、最初の攻撃前と最初の追撃前には奥義カウント-2が追加。そして自分か敵が「奥義発動可能状態」「奥義発動済み」のどちらかが満たせていると一度のみ戦闘中、受けるダメージが40%軽減。固定ダメージはなくなったが奥義は発動しやすくなり、ダメージ軽減が可能になった。
新Cスキル「影助・引き戻し」は再移動発動時、引き戻しが発動可能。この際は補助スキルとして扱わないので注意。補助スキルとして扱わない点を活かし総選挙フェリクスを引き戻し、さらに移動距離を増やすような使い方もできる。
もう一つは周囲3マス以内に味方がいると戦闘中、全ステータス+3かつ戦闘後にHP7回復。味方がやられそうな時、もしくは移動位置を変えたい時に使いたい。
軽減はあるが魔法と騎馬特攻に弱いのは変わらずなので遠距離武器相手は注意。
お供英雄は入手するたびに「お供の心」を獲得できる。これを使用した味方はHPを含む全ステータス+1上がる(お供英雄本人は使用済み判定)。