概要
ONEPIECEに登場するトラファルガー・ローとロロノア・ゾロのCP。
※表記揺れ:ロゾロ・ロゾ・LaZ
ともに最悪の世代(11人の超新星)に数えられる億越えの賞金首。パンクハザード編で麦わらの一味とハートの海賊団が同盟を組んでから、ワノ国編まで行動を共にしている。
プロフィール
名前 | トラファルガー・D・ワーテル・ロー | ロロノア・ゾロ |
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所属 | ハートの海賊団 | 麦わらの一味 |
年齢 | 24歳→26歳 | 19歳→21歳 |
身長 | 191cm | 178cm→181cm |
誕生日 | 10月6日 | 11月11日 |
血液型 | F型 | XF型 |
趣味 | 放浪・記念コイン集め | 修業、酒 |
好きな食べ物 | おにぎり、焼き魚 | 白米、海獣の肉、酒に合う物 |
ピアス | 両耳に2つずつ(リング型) | 左耳に3つ(ドロップ型) |
イメージ国 | ドイツ | 日本 |
イメージ職業 | 医者 | 警察官 |
イメージ花 | 月下美人 | アザミ、フジ |
イメージ動物 | ユキヒョウ | サメ |
互いの呼称 | ゾロ屋 | トラ男 |
武器 | 鬼哭(妖刀) | 和道一文字・三代鬼徹(妖刀)・閻魔 |
年齢は5歳差、身長は10cm差。共に剣士であり、作中に数少ない妖刀を手にしている(現在判明している他は初代鬼徹<所有者不明>と二代鬼徹<刀工天狗山飛徹所有>で、武器として使用している描写があるのは二人のみ)。
また、他の共通点として
・虎(ローは名前、ゾロは技名)
・おにぎり(ローは好物、ゾロは技名)
などもある。ふたりとも公式グッズでおにぎりケースが出ていたり、虎化イメージのフィギュアが出ていたりするが関連性は不明。ローの登場以降ゾロのグッズモチーフに虎やおにぎりが用いられることは減っていたが、2022年公式誕生日グッズ「バースデーケーキぬいぐるみ」シリーズで久しぶりにゾロへおにぎりが添えられていた。
呼称
”トラ男”は海賊同盟を組んだ後にルフィが呼び始めたローのあだ名。麦わらの一味はジンベエを除いたほぼ全員が用いている。
”ゾロ屋”は単行本72巻SBSにて判明。ワノ国編の序盤に一度”ロロノア屋”と呼んでいたが、その後は”ゾロ屋”で統一された。
ローは麦わらの一味に対して異名がある者に対してはその異名(”麦わら屋”,”黒足屋”)で、名字がある者は名字(”トニー屋”,”ニコ屋”)で、あるいは外的特徴(”鼻屋”,”骨屋”,”ロボ屋”)で呼んでいる。異名はあるが名字の無いナミはともかく、異名も名字もあるゾロを名前で呼ぶことに意図があるのかどうかは不明である。
交流
シャボンディ諸島
初邂逅はシャボンディ諸島編、11人の超新星が集まった諸島のオークション会場にて一味ごと出くわした。この時会話は無し。
パンクハザード
次に二人が会ったのは2年後、氷と炎の吹き荒れる島パンクハザード。この時、ローの率いるハートの海賊団とゾロの所属する麦わらの一味が海賊同盟を結ぶことになり、共闘する。目的達成後初めて同盟を知ったゾロだったが、サウザンド・サニー号に乗船することになったローを警戒していない。
ロビンの乗船の際の態度と比べると人が変わったようであるとまで言えるが、この時の理由については現在も不明。(一応「ロビンは元敵であったため」「ルフィの命を救ったことに対する信頼」等の考察は出ている。)後のワノ国編にてX・ドレークが共闘を申し入れたものの即座に拒否の姿勢を見せたことから、相手を選んで判断していることは間違いないと思われる。エッグヘッド編でカリブー(地味に何度かルフィの窮地を救っている)に「ウチの船長が世話になった ありがとう降りろ」と淡々と突き放したことを見ても、ルフィを助けてもらった恩と信頼するか否かはゾロの中で全く別の話なのかもしれない。
ドレスローザ
次なるドレスローザでは交戦中ゾロがローの妖刀「鬼哭」を持って合流するシーン(75巻)がある。拾った場所・状況などは描写されていない。また、ここで初めてゾロが”トラ男”と呼んだ(目の前でドフラミンゴに撃たれるロー、という最悪の状況)。
ローが無事本懐を遂げた後、麦わら大船団の面々との宴のシーンにて上機嫌でローの肩を組んで酒を呷るゾロが見られた。ローは形容しがたい顔をしていたが、彼の能力を使えば脱出は容易であることは言うまでもない。尚、ゾロの方も酒が手元にある時は常にない笑顔を見せるが、自分から肩を組みに行くのは稀である。
また、身を寄せたバルトロメオの船・ゴーイングルフィセンパイ号にてソファに隣同士に座るコマがある。描かれていない場面に何があったのか想像力が試される。
ゾウ
その後辿り着いたゾウでは、上陸するなり息の合ったクールなやりとり(ウソップたちには揃って大不評)を見せた。ふたりして害意に勘付いた際にはゾロが「任せろ」と言いローも手出しはせず、目的地に迷った際にはハートの海賊団クルーとの合流をゾロが選択するなど、短い間に信頼関係もある様子である。
アニメではゾロの神がかった方向音痴ぶりをローが目撃し(わざわざ追跡した疑惑)、謎に顔を近づけ(第三者が現れると誤魔化す様に離れた)、目的地へ能力で送るような描写が追加された(なぜかドヤ顔)。
ワノ国
「あれほど誓ったよな!!」
ルフィたちと別れ、ゾロとローは錦えもんら侍たちとワノ国へ先行。この間の詳細な描写は無いが時を経てルフィがワノ国に合流した直後、ゾロに苦労性キレ芸を披露するロー、ローに胸倉を掴まれて怒鳴られても素直に受け入れるゾロと、お互いそこそこ打ち解けている様子であった。
鬼ヶ島への討ち入りでは、最悪の世代としてルフィ・キッド・キラーらと5人揃ってドーム屋上へ集結。対するは四皇二人という絶望的な状況だが、問題の1010話はここで起きた。
「誰か死ぬくらいなら作戦失敗でいい・・・!!」
強敵二人を分断するために満身創痍の身体に鞭打って剣を振るっていたゾロを間接的に止めた時の台詞が上記である。医者のローらしい台詞であるとも言えるが、かつて「弱い奴は死に方も選べねェ」と言い捨てていたことを思えば随分な変わり様である。まして、数日前にはウソップ・サンジ・フランキーに向かって「捕まっても(作戦のことは)何も喋らず殺されろ」と言うほど計画に合理的な性格であることが描写されていた。該当のシーンでは原作でもアニメでもかなり苦々しい顔をしながら発言していたので、本人としても不合理であることは理解した上で理性より感情を優先させた結果なのかもしれない。
その前の1009話でも4人を庇い1人でカイドウとビッグ・マムの攻撃を食い止めたゾロを能力で救出し、「ゾロ屋・・・・・・!!生きてるか!?」と心配するような素振りを見せていることから、簡潔に言えば、ローはゾロに死なれたくない、という話になる。
しかし人の話を聞かないことに定評のあるゾロは、この直後に「今からカイドウに全力出し切るから、死んだらあとのことはトラ男よろしく(意訳)」という恐ろしい言動に打って出る。”死んでほしくないと訴える人間に対して死を覚悟した物言いをする”、”警戒心が強く他者を頼らないゾロが同盟相手とは言え敵船の船長に後を託す”という二点で大きな印象を残した。
性格は似通った二人だが、根底にある物事の捉え方や考え方がまるで違うことが分かる。(この時の影響かは分からないが、その後のローもゾロのような事を言い始めるシーンがある。)
絶妙なタイミングでルフィが復活したことにより屋上から逃れる際、ローは普段の落ち着きぶりからは考えられないようなミスを連発している。
・”シャンブルズ”で移動するも、飛行物体と自分たちを入れ替えてしまい空中で慌てる(そもそもローの能力であればわざわざゾロを直接抱える必要はない)
・移動先で出くわしたサンジに「状況説明してけ!!」と問われゾロの身体の状態と治療方法を懇切丁寧に説明した(その後のサンジが自身の加勢先を迷っていたことから考えると戦況を伝えるのが最適解であったはず)
・同盟関係にあるとはいえゾロの身内であるところのサンジに向かって「そいつ(ゾロ)を頼む」と口走る
…さすがのローも大きな戦いに気が動転していたのかもしれない。
ちなみにアニメでは屋上集結の際、マルコに上空へ放り出されたゾロを何も言わずに能力でフォローするローの描写が追加された。おまけにサンジには二度も「(ゾロを)頼む」と念入りにお願いしていた。これで「おれはお前らの世話係じゃねェぞ!!!」などと言えるのが驚きである。
今後
ワノ国編も終幕を迎え、ついに麦わらの一味とハートの海賊団の同盟は終了したが、謎多きローの設定上、また邂逅があることが期待される。
しかしながら、”使えば術者が死亡する不老不死術”を持ったローと、”持ち主全員が悲運の死を遂げた”と言われる妖刀鬼徹を扱い”謎の死神”に苛まれたゾロの行きつく先が不穏である可能性を忘れてはいけない。
関連イラスト
記念日
ローゾロの日 | 6月11日、6月6日 |
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ローゾロ週間 | 6月6日~6月11日 |
ローゾロの日
6月11日……ロー(=6)とゾロに関連の深い数字(=11<誕生日、霜月>)をあてはめた日。
6月6日……ローゾロ(=6、6)をあてはめた日。
ローゾロ週間
6月6日~6月11日……二つの記念日を挟む期間を祝うお祭り週間。