CV:興津和幸
概要
辺境の国「バレンヌ帝国」の第一皇子。武勇に優れた人物で、父である皇帝レオンがモンスター退治の為に外出している間、国を預けられるほど信頼されている。
弟のジェラールからは「兄さん」と呼ばれている。
戦闘に向かない性格のジェラールを戦いから外そうと父に進言していたが、受け入れられなかった。
しかし帝国暦1000年のある日、レオンの留守中に国は七英雄の1人クジンシー率いるモンスター軍団の襲撃を受ける。
フリーファイター達がモンスター達を引き受ける中、1人果敢にクジンシーに挑むヴィクトールであったが、その必殺技「ソウルスティール」によって生命力を吸いつくされ、戦死した。
この事件がバレンヌ帝国と七英雄との長きに渡る戦いの引き金となった。
公式イラストは存在するが、画集『時織人』及び書籍『ロマンシング サ・ガ大全集』にしか掲載されていない。
因みに前者の記述によると兵士達から「ソードプリンス」と呼ばれているとのこと。
また帝国軽装歩兵の男性1番手・ジェイムズとは親友なのだという。
なお、かつて帝国が築いた「ヴィクトール運河」という地名が登場するが、このヴィクトールに因んで名付けられたかどうかは明言されていない。
戦闘能力
クジンシーとのイベント戦闘に参加するのみで、しかも完全な自動イベントである為、プレイヤーが操作する事は出来ない。
大剣の初歩技である「巻き打ち」を最初のターンで、続いて中級技「流し斬り」を2ターン連続で使用するが、その3ターン目でソウルスティールを受け倒れる。
2ターン目までは相手が「防御」のコマンドを選んでいる為それほどのダメージを与えられず、3ターン目に至っては相手に先に行動されて倒れる事もある。
戦闘後の会話イベントでの「流し斬りが完全にはいったのに…」が若干シュールなことからよくネタにされるが、上記の通り流し斬りは中級技なので序盤も序盤にこれを使いこなすヴィクトールは確かに武勇に優れていると言える。
アプリ版
追加イベントがあり、全てのクラスを仲間にした状態で最終皇帝の代になると、自室のベッドで就寝した時にヴィクトールの部屋だった場所で彼の亡霊と戦う事ができる。
戦闘では流し斬りから派生する上位技「清流剣」を使用するなど生前よりパワーアップしているようだ。
ジェラールに剣術すら教えてやれなかった事を悔やむが、ジェラールの意思を引き継いだ皇帝と1vs1で戦い、満足して成仏した。
タイマンにしては非常にHPが高く、術を使いこなしたり、リヴァイヴァ無用の即死攻撃を使ったりするなど、かなり強い。斬撃を無効化する天術ソードバリアが推奨される。
倒す事ができれば、コッペリアと同等の状態耐性を得られるアクセサリが手に入る。
これで七英雄の「動くな⇒ソウルスティール」のコンボだって大丈夫。
リベンジオブザセブン
ビジュアルが大幅に変更された。
クジンシーとの戦いがムービーで描かれている。流し斬りを直撃させたにもかかわらずまったくダメージを与えられず、ソウルスティールによって命を落としてしまう。
上記の一騎討ちもストーリー最終盤に挑むことが可能。
本作では、ラストダンジョン出現後(七英雄の内6人を倒した後)にアバロン宮殿の書庫でイベント「アバロンの亡霊」が発生し、城内で情報を集めた後、自室で眠るとヴィクトールの亡霊と対決となる。
アプリ版と比べると大幅に弱体化しているので、まず負けることはない。
サブイベントであるものの最終皇帝がボイス付きで話すのは必見。
勝利するとヴィクトールとの絆からアビリティ「狙われ率アップ」を覚えられる。また机の上にインタリオリングが置かれているので調べると入手出来る。
ドレッドクィーン撃破後から解放される難易度「ロマンシング」では、カウンターやパリィに優れた味方に「狙われ率アップ」を付けるというのが常套手段のため、ぜひともラスボス撃破前に手に入れておきたい。
なお、ラスボス撃破後に行けるダンジョン「恐妃の都」では、2個目のインタリオリングが手に入る。
内部は迷路になっているので探索が大変だが、周回プレイをするなら是非とも欲しいところ。