久世草介
くぜそうすけ
「何を言われても構わない。
父さんには胸を張って報告するよ、
君に勝ったことを!」
「――僕にとっての相撲の神は
大和国の相撲の中にある」
作中における最後の日本人横綱『大和国』の息子であり、大和国部屋の坊ちゃんとされる栄華大付属1年生。主人公潮火ノ丸とは対照的な存在であり、作中では最大のライバルとして描かれている。
過去に出場した小学生の相撲大会で親友の狩谷俊に重傷を負わせてしまったことが原因で試合への出場を自粛する身となる。作中でも破格の恵まれた体格とその血筋から注目の逸材として注目を集めていた。中卒即部屋入りを確実視されていたが、父親の意向で高校進学。
高校相撲においても相撲部に籍は置いているだけで試合に出場する事はないかと思われていたが…。
ちなみに、彼の両親(清一と美和子)は草介が高校一年生の時に共に39歳である。ちなみに、美和子は元歌手。
一代年寄と言う偉大な存在である父の元に生まれた事から、父親に恥じぬ存在であろうとする所が有り、良くも悪くも真面目な男。大和国の後継者であることを相撲の軸に置いている。
狩谷に怪我をさせてしまった事も自分の責任と背負いこんでしまうなど、どこか闘争心に欠けた所が見受けられるが、土俵の上では常に相手を捻じ伏せる圧倒的な実力者。
鬼丸に怪我をさせた数珠丸にも言えるが、これは怪我をさせた方が優しいほど罪悪感などに囚われ易く、本来は武器である筈の身体が仇となっており、怪我をさせた側の力士生命にとっても危険である。刹那の世界の無差別級の勝負事においては、とくに致命的となりうるが、草介の場合は壊した相手に救われたと言っても過言でははない。
王道の四つ相撲の取り口を得意とし、恵まれた体格で右四つに持ち込んでからの上手投げは大蛇断と称される。これは父から受け継いだ技であり、天命の型と作中では評された。
作中で優れたアマチュア力士は日本刀の異名を付けられているが、その風格と実力から、古代日本において日本武尊が振るった神剣である草薙剣から取り『草薙』の異名を付けられる(大相撲編でも火ノ丸同様異名をそのまま四股名として使用している)と言う最高クラスの評価を受けている。これに対し天下五剣筆頭・童子切こと天王寺獅童は童子切安綱よりも強そうな異名だと冗談めかした口調で評した。
趣味は強いて言うなら誰かのつけたテレビを眺めること。相撲以外の趣味(本人は単なる趣味と思っていないだろうが)が全く無く、かなり浮世離れした性格である。小説版の設定では大関としてのメディア出演などを全て断っていることになっており、相撲にのみ自分の人生を注力するという生き様がうかがえる。中学時代には既に、「僕には相撲しかないですから。必死でやるだけです」との覚悟の言葉を口にしていた。
狩谷にライバル宣言を受けながらも、常に自分と対等に渡り合う相手の不在を感じていた。そのことすら横綱が歩む孤独な道だと受け入れていたが、火ノ丸、天王寺をはじめとする国宝世代との関わりで「高め合う」ことを覚えるに至った。特に火ノ丸との二度目の戦いでは様々な影響を受け、「大和国を超える」「相撲が好きになった帰結として、取り組み中に笑みを見せる」といった変化(成長)を見せた。
大相撲入りした後は前相撲から全勝で幕内へと駆け上がり、十代にして大関となる。しかし刃皇には本場所で全く勝てていない、右上手にはさらに磨きがかかり、取れば必殺の域まで達しているが、反面研究と対策が進んだ現在苦戦も多くなっている。
上記の通り遊びがない性格のため、そのストイックさが悪い方に自分を追い込み、結果として集中力を欠き大包平こと加納に後れをとったりと成績は勝ち越しているもののパッとしないものへと低迷気味。
精神的な息苦しさから追い込まれ気味になっており無道を克服し小兵としての技も取り入れだした火ノ丸の取り組みに対して、「ふざけるな…」と語気を強めた。(鬼丸としては旨としていた横綱相撲に小兵の技を吸収した前向きな進化なのだが、横綱相撲を捨てたと邪推すらしていた)、
主人公のライバルであり第1部のラスボスでありながら人気投票では同じく最強格のキャラの天王寺や国宝仲間の沙田や加納に敗北し13位という結果に。「思ったより低い...」
コメント
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