実在する「人面グモ」
実在するクモのうち、特定の種が体の背面(主に腹部)に「ヒトの顔に見える」こともなくもない模様を具えていることがあり、これらはしばしば「人面グモ」として扱われる。
著名な例としてビジョオニグモやニコヤカヒメグモ(腹部)、オオジョロウグモ(頭部)などが挙げられる。
『サソリ沼の迷路』
サソリ沼と呼ばれる沼沢地帯は、動植物と関わる力を持つ「あるじ」という魔法使いたちがそれぞれのテリトリーを維持している。
その中でも「クモのあるじ」という老人は極めて邪悪で残忍な性質を持ち、君(主人公)がどのように対処しても殺るか殺られるかの展開になる。
その中のある展開では巨大な人面蜘蛛に変化する。
フェイトスピナー(Fate Spinner)
「フェートスピナー」とも。
"Spinner" は「紡ぐ者」を意味し、人間たちの運命(Fate)を蜘蛛糸に見立て、悪徳と破滅への道を織りなす。
初出はシナリオ#3『リルガミンの遺産』だが、初代AppleⅡ版ではアークエンジェルであったものが他機種への移植に際しフェイトスピナーとなった。
あるいは悪魔フェイトスピナーには、壮麗で厳かな大天使の姿を作り出し、本来の醜悪な容姿を覆い隠す能力があるのかもしれない。
ちなみに他作品にも同名のクリーチャーが存在するが、多くは人間に近い容姿を持つ。
装人蜘蛛
漫画『ゴッドサイダー』に登場した、ベルゼバブ配下のデビルサイダーの一人。
身体は巨大蜘蛛で、顔は阿太羅の幼馴染であるリーガのものになっている。
阿太羅の行いによって、リーガが呪われてこの姿になった…と主張するが、これは阿太羅の動揺を誘うための芝居で、本物のリーガとは無関係だった。
その他
厳密には「人面蜘蛛」と呼べるかどうか微妙なラインではあるが、クモの体に(少なくともクモよりは)ヒトに近い顔を持つデザインのキャラクターとして牛鬼(土蜘蛛)やサタン虫などがある。