偽りの平和

いつわりのへいわ

偽りの平和とは、「機動戦士ガンダムSEED」PHASE-1のタイトルである。

「こ、これって…」

「やっぱり、地球軍の新型機動兵器……お父様の裏切り者！」

あらすじ

ザフトと地球連合の開戦から11ヵ月余りが過ぎた。

L3に浮かぶ中立国オーブの資源衛星コロニーヘリオポリス。そこの工業カレッジに通う学生キラ・ヤマトは、いつものようにゼミを訪れ、そこでコロニーに侵入したザフトによるガンダム奪取作戦に遭遇する。

工場各所で起こる爆発と、コロニー内に侵入してくるジンにより混乱に陥るヘリオポリス。奇襲は成功し、秘密裏に建造されていた連合初のMSガンダムは5機のうち3機までがザフトの手に落ちた。

避難場所を探していたキラは、逃げ遅れた一人の少女を追って工場区画に迷い込み、そこで偶然に残る2機のガンダムを目撃する。なぜか、それを見て絶叫する少女。キラは何とか彼女を避難させるが、キラ自身の行く場がない。

居合わせていた連合士官マリュー・ラミアスは、彼を残されていたストライクガンダムの中へ避難しようとする。が、そこにザフト兵の襲撃が！　…それはかつてのキラの親友、アスラン・ザラだったのだ。

概要

アニメ『機動戦士ガンダムSEED』の記念すべき第1話。

ファーストガンダムである『機動戦士ガンダム』の第1話「ガンダム大地に立つ」を踏襲(平和な日常の崩壊、コロニー内の新型兵器)しているが、ガンダム強奪作戦や主人公と親友の再会など本作から始まる因縁や悲劇の序章と言う部分がピックアップされている。

燃えるモルゲンレーテ社の工場を背景に、エンディングテーマ「あんなに一緒だったのに」と共にストライクガンダムが立ち上がるシーンは圧巻。一方では、シリーズでも数少ないガンダムタイプの戦闘が無いまま1話目が終わってしまうと言う導入でもある（前作に至ってはガンダムの影も形も登場すらしていないので本作の方がマシな方と言える）。

リマスター前はストライクガンダムの立ち上がる瞬間に1番の歌い出しまで入っていたが、リマスターの際にタイミングが調整されたことで前奏のみになっている。

関連タグ

機動戦士ガンダムSEED

キラ・ヤマト　アスラン・ザラ

ストライクガンダム　イージスガンダム

あんなに一緒だったのに

ガンダムシリーズ第1話リンク

月に吠える(∀ガンダム)→偽りの平和→怒れる瞳(機動戦士ガンダムSEEDDESTINY)