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「天縱英才笑古今,下塵傾局何足論,

封名神武無人及,刀震乾坤傲群倫。」

概要編集

称号:傲世蒼宇(ごうせいそうう)


霹靂布袋戲」シリーズの登場人物。

霹靂震寰宇之刀龍傳說」、「霹靂震寰宇之龍戰八荒」では主要人物の一人として活躍した。


大規模な刀客組織「天下封刀」の主。

堂々とした姿で、貫禄を漂わせる覇者。刀技の腕前は無双。一本気で弱者を助ける公正な統率者として、武林の猛者達にも尊敬された。

正体は「御天五龍(刀龍)」の一人で、刀龍としての名は「熾燄赤麟(しえんせきりん)」。刀龍の中の異端児で、刀龍兄弟の次男。


プロフィール編集

性別
初登場霹靂天啟 第46集
退場霹靂震寰宇之龍戰八荒 第40集
身分天下封刀主席、御天五龍の「熾燄赤麟」
出身四魌界
根拠地神武峰、尋幽小築、傲天武殿、藏風闕
家族夢如嫣(妻)、刀無形(長男)、刀無我(次男)、刀無心(三男)
兄弟醉飲黃龍笑劍鈍漠刀絕塵嘯日猋(御天五龍)
組織天下封刀、上天界
師匠刀無后
部下玉刀爵、御不凡、秋風、炎熾鳳羽、獨孤殘劍など多数

人物編集

熾燄赤麟編集

「天下封刀」の主席である黒髪の覇者。「御天五龍」の一人「熾燄赤麟」の身分を隠し持つ。

熾燄赤麟は生まれつき、六つの爪を持っていたため、許されざる異端児な存在として扱われた。六つの爪を持つ者は、王族である五つの爪の権力を超えるものとして、周りから変な目で見られた。上天界にいた時から、武芸の腕前が右に出る者はいない。家族愛に憧れていたが、異端児としての存在が、のちに悲劇を招くことになる。

その後、熾燄赤麟は苦境に転生し、「刀無極」として天下封刀の主席になる。


天下封刀編集

天下封刀の創設者である刀無后は、天都の暴君・羅喉を斬った功績から、長らく武林にたたえられ続けた。しかし羅喉の復活により、天下封刀に復讐の矛先が向けられる。戦が中原に広がることを防ぐため、刀無極は天下封刀を率いて、羅喉と対抗することになる。楓岫主人の助言を受け、素還真千葉傳奇などの勢力に協力を要請して、連合軍を結成。羅喉が率いる天都を包囲して、戦いの火蓋が切られる。


三方の勢力が戦いを繰り広げる中、刀無極は優れた武芸で、天都の武将を次々と切り倒していく。天下封刀は勝利を収めたが、素還真千葉傳奇の勢力は羅喉の出陣により、戦いは敗退に終わった。武力だけでは羅喉に勝てないと知り、楓岫主人の助言により、羅喉の心変わりを狙う方針に転換した。


刀無極は天下封刀を率いて、天都に投降する。息子・刀無心の婚約者である君曼睩を人質として、天都に差し出した。平和のために、身内を犠牲にするこの行動と、死神の子を身籠る一夕海棠を保護した件から、家族の間の関係が悪化した。ほどなくして刀無心が自害し、天下封刀は重苦しい空気に包まれる。息子の死から、妻の恨みを買い、名刀神坊の殺人事件の濡れ衣にされてしまう。御不凡の調査や笑劍鈍の協力によって、黒幕である滄海平を成敗した。刀無極は冤罪を晴らし、再び天下封刀に戻る。


一方、羅喉君曼睩と部下の黃泉に影響され、性格が徐々に変化していく。中原正道と協力して、滅境から攻めてきた邪霊と対抗した。素還真の調停により、刀無極と羅喉の敵対関係が解消され、ともに邪霊を率いる佛業雙身と戦うことになる。


戦友として、羅喉の信頼を得た刀無極は、邪天御武が君曼睩にかけた呪いを解くことを理由に、二人は葬龍壁に向かう。隙を突いて、葬龍壁で羅喉を斬る。刀無極は邪天御武の力を得るために、羅喉を殺した。野心を露にした刀無極は、隠し続けた正体「熾燄赤麟」を明かし、他の御天五龍を襲うようになる。漠刀絕塵を引き付ける手段として、部下だった御不凡を捕え、計略で御不凡を毒殺した。己の野望と力の追求のため、部下の犠牲も惜しまない本性を見せた。


龍戰八荒時期編集

正体を明かした刀無極は、熾燄赤麟としての勢力「傲天武殿」を設立。他の御天五龍との敵対が深まる。笑劍鈍と戦う際に負った傷を癒す時に、羅喉の武将だった黃泉に襲われるが、醉飲黃龍に救出される。


上天界にいた頃は兄弟だった情もあって、醉飲黃龍が刀無極を改心させようと、必死に説得した。笑劍鈍嘯日猋の死を聞き、沈黙を貫いたものの、心が動揺する。それからしばらく、醉飲黃龍は佛業雙身との戦いで戦死してしまう。


極道先生から兄・醉飲黃龍の死を聞き、遺物を受け取った刀無極は、兄弟の絆の大切さを思い出す。醉飲黃龍の死後、刀無極はついに野心を捨て、改心を決意する。「傲天武殿」を解散させ、死んだ御天五龍の兄弟たちの復活に尽力した。


笑劍鈍漠刀絕塵嘯日猋の復活後、中原正道とともに死國の侵略を阻止する。莫汗走廊の戦いで、中原正道の人々が死國の戦神・阿修羅と交戦する際に、刀龍たちが力を合わせて、莫汗走廊を破壊する。しかし破壊の衝撃により、刀龍たちが全員重傷を負う。外で待ち伏せの火宅佛獄の使者に襲われるところ、兄弟たちをかばうために、自爆して命を落とした。


上天界へ帰還編集

刀無極の死後から年月が過ぎ、「九輪燎原」時期の「魔吞不動城」では、彼の姿に酷似した「赤龍影」という名の武将が登場する。使用する武器は醉飲黃龍の刀である「神刀龍鱗」。その正体は、嘯日猋醉飲黃龍と刀無極の魂を使って扮した姿。


その後、赤龍影はなすべき任務を果たし、嘯日猋は刀無極と醉飲黃龍の魂を上天界に戻らせる。帰還した二人は上天界で、嘯日猋を除いた他の御天五龍とともに復活した。「熾燄赤麟」として、上天界から苦境の情勢に関心を持つ。


漠刀絕塵は上天界で「紫芒星痕」として復活したあと、苦境にいた頃の記憶を失うが、刀無極が親友・御不凡を毒殺した悲しみは体に染みついている。紫芒星痕が記憶を取り戻した頃には、いずれ自分と対決することになると予測した。


関連タグ編集

霹靂布袋戲


御天五龍

天尊皇胤熾燄赤麟碧眼銀戎紫芒星痕邪影白帝
醉飲黃龍刀無極笑劍鈍漠刀絕塵嘯日猋

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