演:土師孝也
概要
学者仲間であり、親友でもある秋月総一郎と共に古代遺跡調査をしていたが、費用がかさんで資金調達に苦労することとなる。
そこに現れたゴルゴムから資金調達を申し入れられ、秋月は了承したものの彼はゴルゴム加入を拒否した為、妻の友子と共にゴルゴムの手によって事故に見せかけて殺されてしまった。
漫画版では南光雲(こううん)という名前。
仮面ライダーBLACKSUN
演:前原滉(1930年代、1960年代)
「お前達に、託すっ!」
こちらでは南光三(こうぞう)という名前で登場する。
南光太郎/ 仮面ライダーBLACKSUNの父親で、秋月信彦/ 仮面ライダーSHADOWMOONの父である秋月総一郎の親友。
1930年代、政府の命令により、堂波道之助が主導する人間を兵器に改造する「改造人間計画」に、総一郎とともに従事する。
終わりの見えない凄惨な実験や日に日に激化してゆく戦争の現状に心を痛める総一郎に対し光三はあえてそれを考えないことで自身を守っており、「考えるな秋月、俺達が考えたって…!」と総一郎を励ましその身を案じていた。
そして、バッタの蝗害と日食が偶然重なったという偶発的な形で創世王と呼ばれる成功例第一号が誕生。
改造人間計画は一気に加速し、政府の指示のもとで総一郎と共に研究を続け、多くの改造人間→改人→怪人を生み出すこととなる。
しかし、いわば創世王の生みの親となった光三と総一郎は、手放しでは喜べなかった。
そして、のちの1963年。
日本の敗戦とともに、自分たちが犯してきた罪を後悔するようになり、総一郎とともに、自分たちの息子に次期創世王の証であるキングストーンを埋め込む手術を施し、怪人たちの行く末を息子たちに託すこととなった。
そして、同時にそれは2つ揃えねばならないキングストーンを、決して争い合わない自分たちの息子である南光太郎と秋月信彦に与えることで、次なる創生王を生み出させないという狙いもあった。
しかし、やむを得ないこととは言え、この自らの息子達を犠牲にした狂気的とも言える悪魔のような所業は、皮肉なことに光三達の思惑から大きく外れてしまう形となり、光太郎と信彦は結局相争う運命を課せられてしまったのであった。
余談
演じた土師氏は後に『仮面ライダーゴースト 伝説!ライダーの魂!』にシバルバ役で出演する。