仮面ライダーBLACK
演:菅貫太郎
光太郎の父・南正人とは親友で、考古学者として共に古代遺跡を発掘していた。しかし、発掘費用が嵩んでしまい、資金調達に苦労している所をゴルゴムから「ゴルゴムメンバーへ加入したら資金援助をする」という申し出を悩み悩んだ結果受けてしまう。なお、正人はゴルゴムへの加入を拒否したため、妻共々事故と見せかけて命を奪われてしまった。残された光太郎は総一郎の手によって家族同然に育てられている。
その後、信彦と光太郎が次期創世王に選ばれ、抗う術が無い総一郎は渋々これを承諾し、2人は世紀王ブラックサン・シャドームーンへ改造される事に。しかし記憶を消去される事を知らなかった総一郎は、光太郎への施術を行うダロムを妨害し、光太郎だけは記憶を消されずに脱出し、自身もゴルゴム神殿から脱走。キャンプディアブロ跡地にて光太郎にゴルゴムに従った理由とゴルゴムの恐怖を教え、ゴルゴムに従おうと告げるも光太郎に拒絶されてしまう。その直後にクモ怪人によって引きずりまわされ、鉄塔から突き落とされて致命傷を負い、自分を助けてくれた光太郎に「杏子を…信彦を…頼んだぞ…」と言い残し、息絶えた。
仮面ライダーBLACKSUN
演:上川周作(1930年代、1960年代)/吉澤健(2022年)
秋月信彦 / 仮面ライダーSHADOWMOONの父親。
1930年代、政府の命令により、人間を兵器に改造する「改造人間計画」に、親友の南光三とともに従事する。
本人はこの計画を争いを止めるために使おうとしていたが、終わりの見えない凄惨な実験や激化していく戦争の現状に「俺達はどうして殺し合うんだろう、俺達はどうして奪い合うんだろう」と心を痛め心身ともに追い詰められていた。
そして後に、半ば偶発的な形で創世王と呼ばれる成功例第一号が誕生。
改造人間計画は一気に加速し、多くの改造人間→改人→怪人を生み出すこととなる。
しかし、日本の敗戦とともに、自分たちが犯してきた罪を後悔するようになり、南とともに、自分たちの息子に、次期創世王の証であるキングストーンを埋め込んだ。
それは、2つ揃えねばならないキングストーンを、決して争い合わない南光太郎と信彦に与えることで、次なる創生王を生み出させないという狙いがあった。
この、平和を追い求めるあまり自らの息子達を犠牲にした狂気的とも言える悪魔のような所業は、皮肉なことに総一郎達の思惑から大きく外れる形となり、光太郎と信彦は結局相争う運命を課せられてしまったのであった。
2022年では、認知症を患いながらも生きており、とある介護施設に入所している。
補助機械を使わなければ喋ることもできず、またキングストーンを連想しているのか、拾った2つの小石を合わせようとする行動を見せる。
やがて、和泉葵とビルゲニアが施設に訪れたときには、それまで一般には秘されていた怪人の誕生経緯、そしてビルゲニアが持つサタンサーベルが「自分と南の最後の抵抗」として作り上げた創世王を守るためではなく殺すための武器であることを明かした。