概要
「土佐ノ海(現・立川)敏生」は1972年2月16日生まれ、高知県安芸市出身の元大相撲力士。
本名は「山本敏生」(やまもと・としお)。
因みに、土佐ノ海の四股名を名乗った力士は彼以前にもいた。
同志社大学卒業後に伊勢ノ海部屋に入門し、1994年3月場所初土俵、1995年7月場所新入幕。
最高位は関脇。三賞13回、金星獲得数歴代4位の11個と活躍した。
1999年1月場所から7月場所まで、史上初の4場所連続金星の記録を達成した上位キラーでもあった。
立ち合いで唸り声をあげる事で有名、全盛期の頃は九州場所と相性が良かった。
2010年12月に現役引退を発表、年寄「立川」(たてかわ)を襲名し、現在は伊勢ノ海部屋で後進の指導を行っている。
ライバルの武双山とは18勝17敗、魁皇とは10勝30敗だった。
貴乃花とは7勝21敗、武蔵丸とは6勝28敗、曙とは4勝14敗、若乃花とは6勝12敗、貴ノ浪とは13勝25敗、琴ノ若とは14勝17敗、若の里とは8勝19敗、栃乃洋とは18勝14敗。
エピソード
- 穏やかな人柄で知られ、一門が異なる若手力士にも積極的に声をかけて稽古をつけていたことが弟子によって語られている。
- ライバルであった武双山と同じく、引退後はスキンヘッドにしている。
- 武蔵丸には「引っ掛け」という珍しい決まり手で2度勝っている。そのうちの一番は武蔵丸の現役最後の一番であった。
- 一方で曙に「褄取り」という珍しい決まり手で敗れたことがある。