概要
CV:白石涼子(盛々と兼役)
原作では単行本36巻、アニメでは221・222話に登場。
正式なフルネームは……
『寿限無寿限無ウンコ投げ機一昨日の新ちゃんのパンツ新八の人生バルムンク=フェザリオンアイザック=シュナイダー三分の一の純情な感情の残った三分の二はさかむけが気になる感情裏切りは僕の名前をしっているようでしらないのを僕はしっている留守スルメめだかかずのここえだめめだか…このめだかはさっきと違う奴だから池乃めだかの方だからラー油ゆうていみやおうきむこうぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺおあとがよろしいようでこれにておしまいビチグソ丸』
※無論、文字数の問題によりpixiv上ではタグとしての登録ができないのでビチグソ丸がタグとして使われている。
柳生九兵衛の飼っている猿で、将軍徳川茂茂の妹そよ姫が飼う猿の子供である。尻尾があるので、ニホンザルではない模様。
元々は茂茂の甥っ子である盛々が飼う予定だったが、あまりに行儀が悪かった(人に糞を投げまくる)ため将軍家に仕えている柳生家にしつけ目的で名無しのまま預けられた。柳生家に預けられてからは九兵衛がしつけ役となり、何と呼ぼうか決めかねた九兵衛が万事屋に相談に行った結果、このような非常に長い名前になった。行儀を正した(人ではなく便器に糞を投げつける癖に変えた)後、ビチグソ丸は盛々の元に送られ“悟空”という名を付けられ飼われていた。
しかし九兵衛を忘れられないビチグソ丸は脱走してしまい、柳生家や万事屋も巻き込む大捜索が行われた。その中で九兵衛とビチグソ丸の信頼関係を見た盛々が九兵衛への譲渡を承諾し、ビチグソ丸は九兵衛のペットとなった。
なお銀時とは非常に折り合いが悪く、人に糞を投げつける癖を改善した現在でも銀時にだけは糞を投げつける。
世話役の世話役曰く「先祖に蟹もしくはフリーザ様がいた」「ウンコ投げられ機」
その恐るべき名前
名前の主要なモチーフは言わずもがな落語『寿限無』
ネーミングの経緯にも元ネタへのオマージュが見られる。
万事屋らがおのおの挙げた候補を九兵衛がひたすら継ぎ足し、長名が過ぎるという指摘はあったものの「(名前を)人に知られれば魂をいいようにされてしまう」からと、敢えて短縮せず採用した。
なお『おあとがよろしいようでこれにておしまい』だけはこの過程でつけられたものではなく、登場回のオチで九兵衛により追加されたものである。
その異様に長い名前は、呼ぶこと自体に困難を伴う。
そのため原作で呼ばれる際にはたびたび(中略)が挟まれた。
一方アニメでは何度もフルネームで呼ばれたため大幅に尺を食い、新八からは「30秒は尺潰れてる」とのメタいツッコミがなされた。
またフルネームを初めて聞かされた人々はことごとく『新ちゃんのパンツ新八の人生』に反応し、その詳細について追求する。
ちなみにCVは前掲の通り白石涼子。
今はもちろん放送当時もバンバン主役級で演じられていた売れっ子であり、わざわざこれの為だけに猿役で呼ばれた(盛々も兼ね役だけど)
のちのSKETDANCEとコラボ回では同氏が演じる鬼塚一愛との声優ネタが挟まれ、そこではこの声優ネタをやるためだけにこのようにキャスティングにしたと説明された(本当にそうだったか理由を後付けしたかはアニメスタッフのみ知るところだが)