概要
シリーズ展開に伴い、いくつかの小説版が出版されている。
岩佐まもる版
アニメ本編を小説化した体裁で進められた小説版。
だが実際のところ、公式ケータイファンサイト「ギアス★net」にて、谷口悟朗監督がアニメ本編の設定・ボツ設定を使いつつ、小説版作者によって再構築された旨を述べている。
そのため、一部キャラや描写などについて、アニメ本編や以降のスピンオフ作品との食い違いが生じており、『機動戦士ガンダムAGE』ユノア・アスノのように小説版とアニメと同列に語ることができないことに留意。
関連作品と違う描写
- ジョセフ・フェネット(シャーリー・フェネットの父)が、実はバトレー・アスプリウスの部下であり研究所でC.C.関連の研究をしていた。アニメ版ではサクラダイト関連の地質調査を行う役人。
- 藤堂鏡志朗が「厳島の奇跡」について、日本に大量にあったサクラダイトを爆弾にしたものと描写。ゲーム『LOSTCOLORS』では、敵KMFを浜に誘いつつ、潮の満ち引きも利用した戦術的勝利と描写されている。
- 紅蓮聖天八極式に撃墜されたマリーカ・ソレイシィが、脱出装置が作動して脱出したことになっている。漫画『双貌のオズ』では、空中で生身に投げ出されたところをレオンハルト・シュタイナーに救出された。
- マリアンヌ・ヴィ・ブリタニアとナナリー・ランペルージを苛烈な性格の持ち主として描写。ナナリーが暴言を言ったり、シュナイゼル・エル・ブリタニアの本心を見抜きつつ利用していたりすることになっている。
- 特にマリアンヌについては、自己中心的でおぞましい人物として描写。
- 結果として、ルルーシュ似かつ本心では嘘を嫌うシャルル・ジ・ブリタニア(と彼の兄V.V.)が、マリアンヌに惚れ彼女と愛し合った理由がよくわからないものになっている。
- 一部視聴者はアニメのナナリーとマリアンヌのキャラクターも小説版と同一と解釈して扱う事態になってしまった。
- なお、ナナリーのキャラクターについて公式Xは「当初のアイデアの一つにナナリーがすべての黒幕説、というのがあったのですが、制作陣の「ナナリーは最も純真であるべき」という考えから今の完全ピュアなナナリーとなりました。」とのことで、ナナリーが過激なキャラクター付けなのはこの初期案をもとにしたのかもしれない。
- 枢木スザクについて、枢木家の祖先は元々神根島の遺跡を所有していた本家を守護していた一族の血脈であり、枢木スザクの並々ならぬ身体能力は、「守護者」の血に由来するもの。
反逆のルルーシュ 生徒会事件簿
角川スニーカー文庫より、朝香祥による執筆で『コードギアス 反逆のルルーシュ 生徒会事件簿』『コードギアス 反逆のルルーシュ 生徒会事件簿 R2』の2冊を発売。
生徒会長ミレイ・アッシュフォードを中心とした番外編。
コードギアス双貌のオズ
サンライズ、バンダイ、角川書店、ホビージャパンの四社が贈る『コードギアス』シリーズ公式作品『コードギアス 双貌のオズ』。
その中でも、「月刊ホビージャパン」に掲載された森田繁氏による、オルフェウスSIDEのフォトストーリーをホビージャパンより単行本化。
漫画版と同時展開という事もあり、クララ・ランフランクなど、一部漫画版と性格描写が異なる箇所はある。
外伝 白の騎士/紅の夜叉
月刊ホビージャパンにて約2年にわたり連載された、枢木スザクと紅月カレンを主人公にしたフォトストーリー『コードギアス 反逆のルルーシュ 外伝 白の騎士/紅の夜叉』をHJノベルスより単行本化。
関連タグ
外部リンク
- カドカワ 小説 コードギアス 反逆のルルーシュ
- カドカワ 小説 コードギアス 反逆のルルーシュ 生徒会事件簿
- カドカワ 小説コードギアス 反逆のルルーシュ R2
- カドカワ コードギアス 霧京のアーサー case file:beginning