滋賀県湖南地域を中心に路線バスを運行しており、かつてはタクシー事業も行っていた。
草津市山寺町に本社がある。
営業所
- 草津営業所(本社併設)
- 田上営業所
- 石山駅前案内所
- 瀬田駅前案内所
- 信楽案内所
路線
高速バスは運行実績がなく、一般路線のみが運行されており、東海道本線(琵琶湖線)沿線の石山駅・瀬田駅・南草津駅・草津駅・栗東駅を起点にしているほか、草津市・栗東市のコミュニティバスの運行を受託している。
ほかに甲賀市の信楽駅に発着するものもあるが、甲賀市信楽地域のコミュニティバスは帝産ではなく、滋賀バスによる運営。
系統番号の付番基準は変わっており、1の位が0なら石山駅発着(最若番は10系統)、1なら瀬田駅発着、2なら南草津駅発着、3なら草津駅発着、6なら栗東駅発着で、かつては駅同士を結ぶ路線には上下で異なる番号を振られていた。
車両
在籍車両は以前、三菱ふそう製で統一されていたが、南海バスからの転入で日野自動車製が現れ、レインボー、ブルーリボンが在籍している他、2006年にはレインボーRJ、2007年にはブルーリボンHUワンロマも導入している。
南海バスのほか、江ノ電バス、神奈川中央交通などからの転入車により、現在はいすゞ自動車、日産ディーゼルも加わるようになった。
バリアフリー問題
1994年、琵琶湖線南草津駅開業とともに、22系統草津養護学校行が運行を開始。この路線専用に県からの援助金を受け車椅子リフト付きエアロスターMが2台導入されたが、2007年に1台のリフトが故障し、同年7月に22系統から撤退、他の路線で普通車扱いとして運行されていたが、車齢13年にもかかわらず同年10月に廃車された。同じ時期に導入されたもう1台のリフト付車も8月末で撤退し、廃車された。
これら2台の車両が廃車された後はツーステップ車での運行となったが、沿線に複数の障害者関連施設があることから利用者からの苦情が多く、田上営業所の滋賀医大~瀬田駅系統を延長することも検討されたが、運賃が割高のために実現せず、代わりに2008年4月に田上営業所からエアロスター・ノンステップKC-MP747M、772号車を転属させて対応した。
しかし、草津営業所のノンステップ車は772号車1台しか存在せず、定期点検以外ほぼ走りっぱなしの772号車は同年代の車両と比較して老朽化も早まり末期には故障が頻発。公式サイトにお詫び文が掲載される程だった。
772号車の故障頻発に対処すべく2014年5月、泉北コミュニティバス専用車として導入され、廃車後1年ほど休車状態となっていた元南海バスのニューエアロスターノンステップKC-MP747Mを導入。1001号車として登録し、当該運用に固定した上で772号車を予備車に転換。同年8月には後期QKG-MP系ノンステップ1010号車を田上営業所へ新製導入。これにより余剰となったノンステップ車KC-MP747M:771号車が草津営業所へ転属し、772号車を廃車とした。
現在は771号車と1001号車、及び後に追加導入され1001号車と同型にあたる1021号車の3台が交互に運用され、問題は解消した。
なお22系統は2021年春のダイヤ改正で廃止され、122・222・322系統が新設された。
関連
三条駅(京阪電気鉄道)···1990年代まで信楽発着路線が乗り入れていた。なお京都市内はクローズドア制が敷かれ、京都市内のみの利用は不可能だった。