注意
本来、「所轄署」とは「配置された地域の安全を管理する警察署」を指す普通名詞であり、『逆転』シリーズでは『地方裁判所』共々「主人公の住む地域に配置された機関を表す、便宜上の名称」として用いられている。
概要
『逆転裁判』シリーズに登場する警察機関。60歳定年。
殺人事件発生時は当署の刑事課に所属する刑事が初動捜査を担当する。
検事とは上司・部下関係にあり、検事は刑事の給与査定に関与している。
刑事は非常に行動が速く、容疑者を迅速に逮捕する他『蘇る逆転』では糸鋸らが通報から約3分で現場に到着していた。しかし、早すぎる捜査ゆえに誤認逮捕が異常に多く、無能扱いされることもしばしば。現場での証拠の見落としや勘違いも少なくない。犯人の偽装工作にはほぼ確実に騙される。しまいには事件が起こっていないのに誰かを逮捕してしまうこともある。そのうえ本作の検事局にはなぜか不起訴の概念がないので無実の罪を着せられてしまう人が多い。
しかしプレイヤーが直接関わらない一部の話では慎重に捜査しているなど、設定に若干の矛盾が存在する。
マスコットキャラとしてタイホくんファミリーがいる。
留置所
被疑者は逃走及び罪証隠滅の防止のためここに一時拘束される。
彼らは通常、監房に拘置されているが、面会者が見えた場合には面会室に通され、ガラス越しに対話が可能である。
面会時間は9時~16時。担当弁護士であれば19時まで面会可能である。刑務所と併設されており、有罪が確定した者は独房に収監される。
関係者
- 刑事課課長
本名不明。タイホくんのデザインを担当した。捜査方針を巡って糸鋸としばしば対立している。
基本的に大半が出払っている刑事課オフィスに常駐している数少ない人物の一人で、調べると仕事をしていないことが分かる。ちなみに他の常駐モブも似たようなもの。
刑事課所属。深緑色のコートを羽織った体格の良い男性で、語尾に「~ッス」を付ける。
初動捜査担当として事件現場には必ず現れ、事あるごとに敵対関係に当たるはずの弁護士・成歩堂龍一に捜査状況を教える。
一方で審理での事件概要説明に関する証言では毎回のようにドジを踏み、検察側を不利な状況に陥らせるため検事からは減給を言い渡されており、ソーメンを主食とするような安月給の生活を強いられている。
元刑事課所属。凄腕の捜査官として巌徒海慈とコンビで活躍していた。現在は地方検事局の主席検事。
宝月茜を妹に持つ。
地方警察局長。初老の男性。元は腕利きの捜査官だった。
気さくで親しみやすい性格をしているが、圧倒的な威圧感と存在感も兼ね備えている。
刑事課所属。帽子やコートなどを白で統一しているのが特徴。
地方検事局の地下駐車場で起きた殺人事件の被害者。享年36。
元刑事課所属。かつては取り調べで犯人に必ずゲロ(自白)をさせていたことから「ゲロまみれのおキョウ」の異名を持っていた。
現在は「ベントーランド」で陣頭指揮をとる弁当屋。
刑事課所属→警察局内保安課所属。階級は巡査。証拠保管室の警備を担当している。
仕事に対してあまりやる気が無いが、かつては優秀な捜査官だった。
総務課所属。階級は巡査。仕事熱心だが完全に空回りしている。
『逆転裁判4』では警察をクビになっており、法廷係官に転職していた。
婦人警官。法廷マニアで、成歩堂のファン。
かつては糸鋸の部下で、彼の口癖である語尾の「~ッス」がそのままマコにも伝染している。糸鋸に惚れられており、彼女のほうもそれほどまんざらでもない模様。
刑事課所属。寡黙でハードボイルドな男性。
現場第一主義を掲げ、出世して現場から離れるのを嫌う。
刑事課所属→科学捜査官。通販で購入した道具による科学捜査を行う。かりんとうが好物。
宝月巴を姉に持つ。
国際課所属。サメのような髪型とジャケットが特徴。
警察関係者によるロックバンド・ガリューウェーブのギタリストでもある。
刑事課所属。口癖は「ジャスティス」。明るくハイテンションな男性で、己の信ずる正義に基づく行動で弁護士達にも協力する。
柴犬の警察犬。
地方警察局
管轄地域の警察を監督し、広域捜査を指揮する警察の上位機関。
所轄署とは渡り廊下で繋がっており、検事局からは車で30分の距離にある。
局長室
15階に所在。
巨大なパイプオルガンが設置されており、床には秋霜烈日章が描かれている。
証拠保管室
解決済事件の証拠品が担当捜査官の管理で2年間保管され、毎年2月に行われる「申し送り」により警視庁地下倉庫に輸送され、保管される。一度申し送りされた事件は、以後二度と捜査できない。