概要
てんとう虫コミックス第39巻、藤子・F・不二雄大全集15に収録「手作り雲は楽しいね」に登場。
「雲の素」を入れると雲ができる雲作りマシン、雲に取り付けると前に進ませることができる風車型の道具、土台となる針金の「雲のしん」の三点セット。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版
- タイトルは「手作り雲セット」。
- 冒頭、スネ夫、しずか、ジャイアンが将来、スーパーカーのデザイナー、スチュワーデス、宇宙飛行士に各々なりたいと夢を語り合っている。
- この場に入ってきたのび太は当初、寝ている間に見る夢の話を皆がしていると思って自分が見た夢の話をした。また、のび太が夢で見た苦もの船は本当に船の形をしていた。
- ドラのびしずかは雲の島を作る前に裏山の一本杉まで雲の船で競争し遊んでいる。
- ジャイスネが雲の島を見つけたのは、最初二人でオセロをしていたがそれに飽き、のび太を誘いに行ったが留守だったので、しょうがなく空き缶を上に蹴った際に発見したから。
- ドラえもん達が反撃の為、飛行機のラジコンを利用して作った雲の恐竜はすぐにジャイスネにコントロールされてしまい、ドラえもん達も雷雲で反撃している。
- この後、和解したジャイスネとも各々で作った雲でまた一本杉まで競争し遊んでいる。
水田版
- ドラのびとしずかがのび太の部屋で作った雲はのび太が夢で見た雲の船をイメージしたもの。
- 雲の島でのび太はハンモックを、ドラえもんはシーソーを、しずかはブランコをそれぞれ雲で作っている。
- のび太が下にいたジャイスネに気付いたのは雲で作ったテニスをして遊んでいた中、バランスを崩して顔が雲にめり込み下が見えたから。
- ラジコンで雲の島がめちゃめちゃになったり、ドラえもんがどら焼きを下に落としてしまう場面などが追加。
- ラジコンはしずかが作ったヤシの木型の雲に引っかかり、身動きできなくなったところをドラえもんが捕獲した。
余談
大山版については、この当時、スネ夫役の肝付兼太氏が喉にできたポリープを切除するための病気療養中だったため、龍田直樹氏が代役を務めている。
同一のものではないが、風車型の道具に関しては『のび太の創世日記』に「ゴーゴーカザグルマ」という同じ風車型の道具がと登場している。