概要
ラリアット氏による『艦隊これくしょん』と『スーパーマリオくん』のクロスオーバー作品であり、提督に就任させられたマリオと艦娘達とのやり取りを描く。
特筆すべきは原作そっくりの作風。画風も細かいギャグも完全再現されており、「野生の沢田ユキオ」と称賛されてもいる。
あらすじ
謎の敵性勢力「深海棲艦」から制海権を奪還すべく、日々戦いに明け暮れる「艦これ」世界。
その世界に、突如として「魔王」を名乗る男が現れ、男の持ち込んだ技術によって深海棲艦は強大化し、瞬く間に人類を海から追いやってしまった。
起死回生の光明を探す中、人類は「魔王」の野望を幾度となく阻止してきた「伝説の英雄」を知り、最後の望みを賭けることを決めた。
一方、マリオワールドでは、ピーチ姫からパソコンを貰って喜ぶマリオの姿があった。
ところがいざ、パソコンの設置を始めた途端、マリオは十字型の紙切れにされてパソコンの画面の中へと吸い込まれて消えてしまった。
マリオが行きついた先、そこは「魔王」によって蹂躙された「艦これ世界」だった。
そこで鎮守府に残っていた龍驤と加賀と出会い、自分が魔王――クッパを退治するために召喚されたことを告げられる。
直後にクッパ自らが鎮守府を襲撃するも、ピーチ姫から選別で貰っていたスマッシュボールを使ってマリオファイナルを繰り出し、ピンチを切り抜ける。
しかし元の世界に帰って体制を整えようとした矢先、加賀から今回の一件をすべて解決しないと帰れないことが明かされ、途方に暮れるマリオだった。
はたしてマリオは艦これ世界を救えるか?
クッパが深海棲艦を利用して進める野望とは?
電子の海に、いま再び冒険の幕が上がる!!
登場キャラ
鎮守府側/マリオ艦隊
マリオの拠点となる鎮守府には龍驤と加賀以外にも艦娘がいたそうだが、新生クッパ軍団の襲撃によって活動停止に追い込まれたため別の鎮守府へ移ったという。なぜこの2人だけ残ったのかは不明だったが、第7面にて事情が明らかになる。
マリオ
我らが主人公。「艦これ世界」に飛ばされ、クッパが加担した深海棲艦……もとい「新生クッパ軍団」と戦うことに。
龍驤
味方その1。主なツッコミ担当。
加賀
味方その2。マリオを別世界から呼ぶ旨を提案した張本人。
ポンプ
第2面から登場、同話における逆転勝利の切り札となった。
ニンジン
通称「ニンちゃん」。第3面から登場、同話における逆転勝利の切り札となった。
伊401(しおい)、伊19(イク)
しおいは鼻水をたらしているというラリアット独自のコロコロテイストが加わっている。
イクは残念ながら泳ぐ18禁要素は皆無である(あくまでもコロコロ風味のギャグマンガなのでしかたないのだが)
新生クッパ軍団によって囚われていたが、マリオ艦隊の噂を聞いて逃げ出してきた。
第7面にてマリオ達に手紙を送り、真の黒幕を倒す為にワリオ、北上、大井と共に協力する。
ワリオ
第7面に登場した自称マリオのライバル。第六駆逐島でマリオ達のピンチにしおい、イク、北上、大井と共に駆けつける。
北上、大井
第7面に登場した球磨型の軽巡洋艦の艦娘の二人。こちらもワリオ、しおい、イクと共に駆けつける。
深海側/新生クッパ軍団
メンバーは深海棲艦とクッパ軍団の混成であり、マリオの拠点となる鎮守府も彼らの猛攻によって活動停止の憂き目に遭っている。
クッパ
ご存じ、マリオの宿敵。なぜか深海側の提督として出現している。第5面でマリオと再戦するが……。
カメック
第2面から登場、同話では第六駆逐島(仮称)にて資材を巡りマリオと戦う。
戦艦レ級
第3面から登場。前例に倣い、本気を出してない状態でもマリオ艦隊を圧倒する戦闘力を発揮する。
しょうぐんヘイホー
第4面から登場、同話で潜水艦で現れ、しおいを庇ったイクを捕まえる。
戦艦棲姫、駆逐イ級
第6面に登場。龍驤曰く「深海棲艦の中でもめっちゃ強い部類」とのことだが、戦いが嫌でイ級とその子供達と海底で静かに暮らしていた。第5面のある出来事で海底で気絶していたクッパを救出しており、戦艦棲姫曰く自分たちのような深海棲艦は他にもいるという。