概要
OVA『新ゲッターロボ』の主人公機は、作中では「ゲッター」と呼称される。早乙女博士の長男早乙女達人が乗る既存の初代ゲッターロボに似た機体も登場するが、あれはプロトゲッターロボがたまたまそういう色に見えるだけらしい(便宜上「旧ゲッター」などとも呼ばれる)。
今までのゲッターとは異なり宇宙開発など全く視野に入れていない完全な戦闘メカであり、「鬼」と呼ばれる魔物を撃滅すべく開発された。
イーグル、ジャガー、ベアーの3機のゲットマシンが合体することで主に3つの形態にゲッターチェンジを行う。TV版とは異なり、ゲットマシン内のコックピットは固定され、他のゲットマシンに移動することは出来ない。
黒平安京での戦いの後に修復を受け、新型炉心が内蔵されたことで大幅パワーアップした。しかし、この炉心はとんでもないじゃじゃ馬であり、竜馬だけにやたらと適合し、望んでもいない超絶パワーを発揮するというとんだ食わせ物であった。他2人は最早竜馬の溢れるパワーを制御するために乗っけてるに等しい。
終盤では地下で膨大なゲッター線を浴び、最終的には真ドラゴン並みの強さを発揮している。
形態
いずれの形態も、デザインは旧ゲッターと真ゲッターの折衷案に近い。ただし真ゲッターにあったような黒目のような生体じみた意匠は廃され、メカニカルな印象が強くなった。
ゲッター1
全長55m、重量300t。空中戦が得意。
主な武器はTV版に比べると柄が長く大きめのゲッタートマホーク(二刀流でも使える)。ゲッタービームは炉心改造後は新宿を一撃で吹っ飛ばすほどの威力になった。
耳が細長く、ツリ目な真ゲ寄りの顔立ち。特徴としては上半身・下半身など末端が太く、腹回りは細く末端肥大なデザインになっており、かなりマッチョなシルエットになった。
ゲッター2
全長、重量は1と変わらず。スピードに優れ、地上・地中戦が得意。
主な武器はゲッタードリル。
曲線の多かった真ゲッター2から一転して角やトゲトゲのある鋭角的なデザインが特徴。また、真と比べるとかなり細く、下半身が真っ赤に染まった。
ゲッター3
身長30m、重量300t。パワーに優れ、水中戦が得意。今までのゲッターとの違いが一番大きい形態で、足のキャタピラは真ゲッター3のように二股になり、首や肩などのくびれがはっきりしている。真ゲッター3と比較してもミサイルストームを脚の前面に配置するなどしてキャタピラ周りがすっきりしており、タンクメカというよりは、キャタピラ付き二脚が踏ん張っているようなシルエットになっている。
主な武器はゲッターミサイル、ミサイルストーム。大雪山おろしも使用できる。
関連項目
ゲッターロボG ゲッターロボ號 ブラックゲッター ネオゲッターロボ ゲッターロボアーク