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日高丸は、国鉄青函航路で鉄道車両を輸送するために設計された車両渡船。

国鉄連絡船において『日高丸』を名乗った船は北見丸型車両渡船『日高丸(初代)』と渡島丸型車両渡船『日高丸(2代目)』が存在したがPixivでは初代を描いた作品が無いため、このページの内容も2代目のものである。

概要

渡島丸型の2番船である。

建造は、兵庫県神戸市三菱重工業神戸造船所。

1970年 竣工・就役。

船体は外舷下部と煙突をオレンジ色、外舷上部を象牙色、煙突鉢巻を白、後部煙突兼マストの下半分を銀色、後部煙突兼マストの上半分は象牙色で塗装された。

就役後は、他の同型船5隻と共に青函航路で鉄道車両を輸送する任に就いた。

終航

“国鉄改革”の一環としての1984年2月1日のダイヤ改正では、貨物列車の大幅削減が断行され、青函連絡船でも貨物便が削減され、それまでの最大22往復から同20往復となった。これにより日高丸は青森3岸1月31日12時45分発、函館4岸16時35分着の273便で終航となり、着岸後そのまま係船され、その岸壁が所属する有川桟橋も2月1日付けで廃止された。日高丸は1987年2月4日、セブン商事に売却され2月28日解体のため韓国へ向け曳航されて函館を去った。

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