概要
東京都文京区向丘二丁目にある東京メトロ南北線の駅(N13)。
当駅のある文京区本駒込と、隣駅の駒込駅のある豊島区駒込は、江戸時代には駒込村というひとつの村だったが、後に上駒込村と下駒込村に分割。本駒込はそのうちの下駒込村を明治維新後に改称した地名である。
周辺には東洋大学白山キャンパス、同付属京北中・高等学校をはじめとした学校が多いため、近隣にある都営三田線白山駅ともども、ラッシュ時は通学する学生・生徒で混雑する。
また、当駅の近隣にある曹洞宗の寺院・諏訪山吉祥寺は、駒澤大学の前身にあたる栴檀林(1592年創立)が置かれたことでも知られるほか、江戸の大火で同寺門前の家屋が消失した際には、住民は牟礼野(現在の武蔵野市にあたる)に集団移転し、その地を同寺にちなんで「吉祥寺新田」と名付けた。吉祥寺駅周辺の地名が、同名の寺院が存在しないにも拘らず「吉祥寺」を名乗るのは、この歴史的経緯による。
駅構造
島式ホーム1面2線。3か所ある出入口のうち、東大前駅側の出入口からは、改札まで若干の距離がある。
利用状況
2021年度の1日平均乗降人員は14,051人である。