概要
三重県松阪市出身の漫画家。1949年生。成蹊大学卒業。妻は漫画家の市川ジュン。
「別冊マーガレット」で少女漫画家としてデビュー。
1970年代~1980年代にかけ「マーガレット」「花とゆめ」などの少女漫画誌で、骨太なSF・アクション・サスペンス・ミステリーなどのジャンルで漫画を発表し続けた異色の経歴を持つ。
華のある絵柄と力強い描線で、凛々しい少女ヒロインたちの活躍を描くSFアクションで人気を博した。
少女漫画でありながら、お色気シーンが満載なのも特徴のひとつであった。
同じく、男性ながら「マーガレット」や「花とゆめ」を中心に少女漫画を描き続けた和田慎二は1歳年下の先輩にあたり親交が深く、和田のアシスタントを務めた経験もある。和田の「超少女明日香」シリーズと、自身の「紅い牙」シリーズの合作(コラボレーション)なども行ったことがある。
「花とゆめ」執筆当時は、美麗な絵柄と本人の男臭い風貌のギャップがネタにされ、和田ともども「イメージ崩しの男たち」などと評されることもあった(和田の絵柄は柴田と異なり少女漫画としては割と泥臭いものだった)。
1981年の「ラブ♥シンクロイド」あたりから少年漫画に徐々にシフトし始め、その後は青年漫画に移行。
2008年、ヤングキング誌で連載していた「サライ」を最後に公式サイトを閉鎖。「ほとんど視力を失った」、「漫画家業からは足を洗った」と発言しているため、商業漫画家としては事実上引退状態にあると言える。
現在は京都精華大学マンガコースの教員を務めている。
代表作は「紅い牙」シリーズ、「ブルー・ソネット」「フェザータッチオペレーション」「斎女伝説クラダルマ」など。
かつてのアシスタント兼弟子にマーシーラビット氏がいる。
関連タグ
漫画家 サライ(漫画) フェザータッチオペレーション 紅い牙 ブルー・ソネット ラブ♥シンクロイド 斎女伝説クラダルマ
マーシーラビット:かつてのアシスタント兼弟子。