概要
『BLEACH』の主人公・黒崎一護が死神ではなく滅却師だったら、という、いわゆる"もしも"の姿。
元は二次創作限定だったが、後にゲーム『Brave Souls』（ブレソル）にオリジナル形態として実装され、今では専ら後者を指す。
経緯
現世における最後の滅却師の1人である石田雨竜はある経緯から死神を憎んでおり、それは死神代行となった同じ高校に通う一護に対しても同様であった。
しかし作中では初対面となる「死神代行篇」から共闘し、朽木ルキアの救出や井上織姫の奪還にも同行、さらには一護が死神の力を失っている間に虚退治を代行するなど、ライバルや腐れ縁と言うべき関係性だった。
ここから発想を広げ、（カップリング要素を含みつつ）「もし2人が同じ滅却師の格好だったら」という読者の想像が膨らんでいた。
最終章「千年血戦篇」にて、一護の母・黒崎真咲が純血統の滅却師であり、従兄の石田竜弦（後の雨竜の父）の許嫁として石田家で暮らしていたことが判明。
よって一護と雨竜は"はとこ"同士ということになり、一部ファンはさらに「一護が石田家で産まれ、元から滅却師として成長した」姿の想像を搔き立てるのだった。
なお一護は無意識だが静血装や、アニメで飛廉脚を使い始め、さらにその力を自覚したため、最終的には滅却師になったと言えるのかもしれない。
ブレソルにおいて
デザインはどちらも原作者・久保帯人の監修。
2019年正月記念
「己の中に眠る滅却師の力を目覚めさせた」一護がプレイアブル実装。
厳密には死神（と虚）の力も混ざっているためか、通常の滅却師の白い格好の上から死覇装のような黒い服を着、さらに原作で唯一目覚めた「静血装」を模した青のラインが弓を持つ右腕に広がっている。
若干伸びている髪や、一部破けている服はおそらく「最後の月牙天衝」のセルフオマージュ。
もちろん攻撃手段は弓矢。攻撃演出をよく見ると、放つ矢に天鎖斬月の鍔と同じ卍の意匠がある。
ゲーム内性能
| レアリティ | ☆5 → ☆6 | 属性 | 速 |
|---|---|---|---|
| ソウル特性 |
| 所属キラー | 無所属 |
青攻撃主体の遠距離型。全てに「弱体」の状態異常付与効果があるため、場持ちも良い。
なお所属が滅却師では無いが、やはり力が混ざっているのが理由と思われる。
そして2023年春には別バージョンが実装。
| レアリティ | ☆5 → ☆6 | 属性 | 技 |
|---|---|---|---|
| ソウル特性 | 強攻撃クールタイム12％短縮 | 所属キラー | 虚・人間 |
同じく青攻撃主体。「弱体」に加えて「侵食」の効果や「体力最大時全ダメージUP」「敵GUARD/青攻撃無効貫通」「チーム全体の技属性の強攻撃ダメージUP」、さらに初となる「フィールド進入時にチーム全体の強攻撃クールタイム回復」スキルと、特に共闘向けの性能となっている。
7周年記念（2022年夏）
事前告知のフレーズ「射し 響く 誇り」から滅却師関連キャラクターとは予想されていたが、なんと雨竜と同時実装。
しかも設定上は（浦原さんの装置で）互いの力を相手に分け与えた姿。
上記とは一転、雨竜の青と対照的な赤を基調とし、死覇装の上に滅却師の白い服を着たデザイン。
卍の意匠は弓にあり、矢の尾には鎖がついている。
ゲーム内性能
| レアリティ | ☆5 → ☆6 | 属性 | 知 |
|---|---|---|---|
| ソウル特性 | 強攻撃クールタイム14％短縮 | 所属キラー | 死神・破面 |
同じく青攻撃主体の遠距離型。
通常攻撃・強攻撃・必殺技全てに「麻痺」「弱体」の状態異常付与効果があり、パッシブスキルにより攻撃しなくても確率で付与できる。
また「敵GUARD/青攻撃無効貫通」「潜伏無効化」アビリティなど、周年記念にふさわしい強さを持っている。
