第16話予告
頻発する怪獣災害!
悪質宇宙人による犯罪ネットワーク!
そんな脅威から、人々を守るXioの裏側に、カメラが独占初潜入!
これを見れば、Xioの全てがわかる!
次回、ウルトラマンX!
『激撮!Xio密着24時』!
登場怪獣
概要
2015年11月10日に放送。
防衛チームXioの活動に密着するドキュメンタリー番組という、ある種の劇中劇として展開される、監督を務めた田口清隆氏をして「史上最強に遊びまくった」回。
普段より明らかにテンションが高めな次回予告など、まだまだ序の口。
以下のイラストのように、どこかで見たようなテロップがほぼ常に表示されながら話は進む。
そして、被害者などの顔にモザイクが入る、捕まえる宇宙人のセリフにピー音が入る、そして警察じみた宇宙人への取り調べの様子など、そのノリは完全に『警察24時』のそれ。
ウルトラマンエックスの活躍も、お天気カメラなどで現場から撮影したという形で描写され、遂にはスタッフがインタビューを試みる事態に。
その(いい意味で)トチ狂った気合の入れっぷりに「一瞬見る番組を間違えたのかと思った」と感じた視聴者もいたようだ。
一方で、丸々世界観の掘り下げに費やした回でもあり、日本に怪獣が頻繁に出現する理由が語られたり、ダークサンダーエナジーに関する伏線も入れられたりと、単なるネタ回に留まらない描写もまた憎い。
余談
- 田口監督はかねてから特撮で密着24時モノをやりたかったらしく、商業監督デビューして間もなく『MM9』にて「気象庁特異生物対策課24時」を脚本、監督したが巨大怪獣が出てこなかったためリベンジを狙っていた。以降も『ウルトラゾーン』や『怪奇大作戦ミステリーファイル』で密着24時モノを狙ったが叶わず、『ウルトラマンX』のエピソード企画にあった「24時」の文字を見つけた際、他の事はそっちのけで「メイン監督の権限において、このエピソードは私がやります」と全力で宣言したという。
- ちなみに脚本を担当した中野貴雄氏曰く、「本当に運なんだよ。もうひとつのプロットと天秤にかけられてた。それは黒沢久子プロットの「巨大女子高生の襲撃」。どっちもヤバそうだよな!」とのこと。黒沢氏は後に『オーブ』でリベンジに近い内容の11話を担当したが、今でも諦めていないらしい。
- ナレーターを担当したのは、2話前でマーキンド星人の声も担当していた金子はりい氏。本編にも記載があるので、どうやら『X』の地球にも存在するようである。
- そのインパクトの強さからか、2018年5月20日放送の『日曜もアメトーーク! ウルトラマン芸人』では、大人の事情で本編映像を使うのが難しいと思われていた新世代ヒーローズの作品の中で唯一本エピソードが本編映像付きで紹介された(一応番組冒頭で『ジード』2話の変身シーンも流されている)。
- 上述した田口監督の逸話にも触れられていたが、当の本人は録画し忘れた状態で第6回田口清隆マジカル俳優ワークショップ2日目に行っていたため、後々同志から録画を観せてもらうことになったようだ。
- ダダが証拠写真を取る際に勝手に顔を変えた時「おい顔変えんな」と怒っているのは同話を担当した田口監督であり、神木隊長がケムール人から聴取を行ってる際に、外で待ってる橘副隊長と絡む隊員は、放送当時録音部で入ってた藤丸氏である。