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概要編集

TYPE-MOONの世界観において、吸血種・吸血鬼に分類される精霊妖精の一種。

受肉した自然霊であり、星の代弁者にして霊長の敵対者。ヒトと自然との調停者。

人のカタチをしているのは、人を律するのだから人を雛形にしようと星が考えたためで、発生に人の想念が関わっていない点で神霊とは異なる。


奏章Ⅲシエルによると、純粋な『地球の精霊』である真祖は、根底で私たち(人類)を嫌っているという。

人間は自然との共存から独立、自立することで繁栄してきた。星の恩恵を受けながらも資源を略奪し、星が滅びようと滅びない未来を手に入れたが、星の死に至らないにしても外皮を傷つけられ、他の霊長が現れる事を阻害する事は星にとって悪であるとされる。


世界(星)も一つの生命、一つの概念であるため、自身を人間から守ろうという意思が働く。

そのため、真祖たちの最高傑作であるアーキタイプ:アースの根底には『人類を否定せよ』という指令(オーダー)があるとのこと。先述の真祖は根底で人類を嫌っているという発言から、他の真祖たちの根底にも同じ指令があると思われる。



経歴編集

星が人類を律するべく、協力を持ち掛けてきた朱い月のブリュンスタッドを参考にし、真祖が作られた。


しかし、実は朱い月にはある企みがあり、地球侵略を狙う自分が抑止力に阻まれ殺された場合に復活できる手段を求めていたのだ。

そこで朱い月は地球の意志を唆して真祖を作らせ、自らもそれに協力しつつ、自分がもし死んだときに復活する際の器としての機能をシステムに仕込んだ。


それ故に全ての真祖は朱い月のバックアップとも言えるのだが、並大抵の真祖では彼の求める能力の基準を満たせず、その計画は失敗に終わったとされていた。

……最高純度の真祖であるアルクェイド・ブリュンスタッドが偶然産まれるまでの話ではあったが。


これらの経緯によってか、基本的に真祖という種族自体がオリジナルたる朱い月を地球の侵略者として危険視しており、アルクェイドが千年城にて王族でありながら半ば封印も同然の扱いだったのは、彼女が朱い月になる事を防ぐことが主な目的であったとされる。


しかし、『吸血衝動』によって次第に数を減らしていき、更に800年ほど前に、ミハイル・ロア・バルダムヨォンの手によってアルクェイドが暴走。他の真祖たちを皆殺しにしてしまった。

現在はアルクェイドと混血のアルトルージュを残してほぼ壊滅状態。


シオンによると一応、現在でもごく稀に真祖が生まれることがあるらしいが、いずれも純度が低く、かつてほどの力を持っていないとのこと。真祖に血を吸われた500歳の死徒も登場しており、真祖が他にも存在することは間違いない。


歌月十夜でのロアによると、朱い月が残した真祖を生み出す固有結界が存在し、そこから生まれていると思われる。

FGO2部7章によると、『星の内海』は惑星そのものが持つ固有結界とされ、星の頭脳体はそこでのみ生まれるとされるため、この固有結界もその一つであると推測される。

コーバックによると真の祖ならば唯一でなければならず、コピー機と同じで始めのものから精度が落ちていくということらしい。



ブリュンスタッド編集

真祖の王族。

朱い月に近い能力を持ち、『千年城ブリュンスタッド』を具現化することが可能。

『Fate/Grand Order material XVI』によるとブリュンスタッドの称号を持つ真祖はアルクェイドを含め三人のみ。



吸血衝動編集

死徒とは違い、本来真祖は血を吸わなくても生きていける。

しかし、モデルにしたオリジナルに由来する、血を吸いたい(知的生命体の情報を摂取したい)欲求が捨てられない欠陥を持ってしまった。


この血を吸いたい欲求が捨てられないという欠陥は致命的であり、真祖は例外なく彼等はこの衝動を抑えるために力の七割を裂いており、全力で戦うことは出来ない。だが、吸血衝動は存在時間に比例して増大していきやがて抑えきれなくなり、後述する「魔王」と呼ばれる状態になる。


ゆえに多くの真祖は吸血衝動に支配される前に、自ら永遠の眠りにつく。これが存在に寿命を持たない真祖の実質的な寿命である。

そして吸血衝動の痛み止めとして血を吸われた人間が死徒の元祖である。しかし、吸血によってその衝動は倍加していく為、問題の根本解決どころか早送りである。



魔王編集

吸血衝動に負け人の血を吸い、力の抑制から解放された真祖。

この状態では封印に使っていた力も行使できるようになり、手が付けられない災厄と化してしまう。

こうなるとヒトどころか星そのものすら脅かしかねないため、他の真祖もしくはその他の存在によって粛清されることになる。

この魔王を狩る処刑人の役割を与えられたのがアルクェイドである。だが、彼女も吸血衝動の宿命から逃れることは出来なかった。



能力編集

死徒と共通の能力はこちらを参照。

日光や流水といった弱点は全くなく(日光を浴びても貧血になる程度)、あらゆる宗教の浄化儀式も通用しない。個体差はあるが、星のバックアップを受けているため、必要に応じて能力を向上させることができる


空想具現化(マーブルファンタズム)編集

星の触覚たる精霊がもつ能力。確率変動による世界再構築。


事象収納編集

星の触覚たる真祖の能力。

星の地表で育ったモノを概念的、かつ物理的に収納する。惑星の地表に発生したあらゆる創作物、すなわちテクスチャーの没収。

神霊でいうのなら"権能"レベルの異能だが、惑星が持つ機能なのでスキルというよりシステムである。


光体編集

急膨張(インフレーション)とも呼ばれる現象。

真祖の王族のみが持つ励起状態。



余談編集

Fate/Grand Order』に登場する虞美人は、受肉した精霊であるが真祖とは別種の吸血種であり、真祖とは違って吸血衝動はない模様。


『月姫PLUS-DISC』のアルクェイドのセリフと『MELTY BLOOD Actress Again』の秋葉のセリフによると、超常の鬼幻想種の鬼)は真祖とルーツが同じであるらしい。



関連タグ編集

TYPE-MOON 月姫シリーズ Fateシリーズ

精霊 吸血鬼


TYPE-MOON用語一覧 死徒 空想具現化



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