概要
ティアラ路線の最初の到達点となる、仁川の大一番・桜花賞。
前年リバティアイランドが牽引してきたこの桜の舞台・阪神マイルに、今年も出世を期す牝馬たちが集った。
- 外国産馬の出走は21年にエリザベスタワーが出走して以来3年ぶり。今回は愛国産のエトヴプレが参戦する。
- 前走で乗った騎手が負傷離脱したキャットファイトとチェルヴィニアは当初想定から乗り替わっている。
- キャットファイト:大野拓弥が前週中山で腰痛を発症、療養に入った為
- チェルヴィニア:クリストフ・ルメールがドバイで落馬、肺に穴が開く重傷を負い、UAEから帰国出来なくなった為
- 短期免許のモレイラ騎手(ステレンボッシュ)とムルザバエフ騎手(チェルヴィニア)は共に本レース初騎乗で、ムルザバエフ騎手はJRAクラシック初騎乗となる。
出馬表
※3歳牝馬。
番 | 馬 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|
1 | ワイドラトゥール | 北村友一(栗東) | 藤原英昭(栗東) |
2 | クイーンズウォーク | 川田将雅(栗東) | 中内田充正(栗東) |
3 | イフェイオン | 西村淳也(栗東) | 杉山佳明(栗東) |
4 | キャットファイト | 松山弘平(栗東) | 上原博之(美浦) |
5 | シカゴスティング | 浜中俊(栗東) | 庄野靖志(栗東) |
6 | ハワイアンティアレ | 池添謙一(栗東) | 松永幹夫(栗東) |
7 | スウィープフィート | 武豊(栗東) | 庄野靖志(栗東) |
8 | コラソンビート | 横山武史(美浦) | 加藤士津八(美浦) |
9 | アスコリピチェーノ | 北村宏司(美浦) | 黒岩陽一(美浦) |
10 | セキトバイースト | 藤岡佑介(栗東) | 四位洋文(栗東) |
11 | ライトバック | 坂井瑠星(栗東) | 茶木太樹(栗東) |
12 | ステレンボッシュ | J.モレイラ(BRZ) | 国枝栄(美浦) |
13 | テウメッサ | 岩田望来(栗東) | 金成貴史(美浦) |
14 | ショウナンマヌエラ | 岩田康誠(栗東) | 高野友和(栗東) |
15 | エトヴプレ(IRE) | 鮫島克駿(栗東) | 藤岡健一(栗東) |
16 | セシリエプラージュ | M.デムーロ(栗東) | 中村直也(栗東) |
17 | マスクオールウィン | 津村明秀(美浦) | 牧光二(美浦) |
18 | チェルヴィニア | B.ムルザバエフ(GER) | 木村哲也(美浦) |
※優先出走権所持馬→スウィープフィート、セキトバイースト、ハワイアンティアレ、エトヴプレ、コラソンビート、セシリエプラージュ、キャットファイト、テウメッサ
※賞金下位3頭から2枠抽選され、シカゴスティングとショウナンマヌエラが出走。除外されたボンドガールは前日のニュージーランドTに回った。
※エトヴプレは当初、藤岡康太が騎乗する予定だったが、前日6日の阪神7Rで落馬し頭部と胸部を負傷した為、鮫島克駿に交代した。
前評価
人気 | 馬 | オッズ |
---|---|---|
1 | アスコリピチェーノ | 3.5 |
2 | ステレンボッシュ | 4.3 |
3 | クイーンズウォーク | 5.7 |
4 | チェルヴィニア | 6.1 |
5 | コラソンビート | 7.7 |
レース展開・結果
着順 | 馬 | タイム/着差 |
---|---|---|
1 | ステレンボッシュ | 1:32:2 |
2 | アスコリピチェーノ | ¾ |
3 | ライトバック | クビ |
4 | スウィープフィート | ½ |
5 | エトヴプレ | クビ |
前はショウナンマヌエラが引っ張り、前走逃げていたエトヴプレが番手から。
直線に入って抜け出したエトヴプレが粘る中、後方待機勢が一斉に襲い掛かりステレンボッシュが突き抜けた。
- 管理する国枝調教師は18年アーモンドアイ以来6年ぶり3勝目、鞍上のJ.モレイラ騎手は本レース及び日本のクラシック競走初勝利となった。
動画
NHK(トラッキング付き、実況・高木優吾(G−Media出向)、解説・安田隆行)
ラジオNIKKEI(実況・米田元気)
ジョッキーカメラ(西村淳也/イフェイオン)
勝利騎手インタビュー