概要
アニメ第1期が放送されていた2003年12月25日に発売された、PS2専用の『鋼の錬金術師』を原作としたアクションRPG。時系列は原作2巻でエドが傷の男に機械鎧を破壊され、故郷リゼンブールで修復してアームストロング少佐と一緒にセントラルシティに帰るまでの間(旧アニメで言う所の17話と18話の間)とされている。
OP映像や回想シーンは旧アニメを使いまわしているものの、アフレコはアニメが始まる前から開始されており、細かい設定などは原作に近い所がある。また、次回作である『赤きエリクシルの悪魔』は本作とは完全にパラレルである。ちなみにノベライズもされており、原作8巻にて前日談が掲載されている。
ゲームシステム
本作はいわゆるアクションRPGであり、3Dの画面の全方向から敵が襲ってくる。動かせるキャラは基本的にエドだけで、アルはCPUが動かすが、特殊なコマンドにより指示を出すことが可能。中には、アルを使わないと破壊したり動かしたりできない仕掛けもある。
殴る蹴ると言った単純なアクションだけではなく、本作では錬金術を行うことも可能。○ボタンを押すことで画面に緑色のサークルが表示されるが、そこで武器や石壁、果ては大砲や巨大クロスボウに至るまで様々なモノを錬成することができる。
ちなみにステージ背景の家は鍵がかかっていて入れないので、「補給のためにちょっくら空きs…もとい散策!」といったRPGのお約束は不可能(宝箱の類はある)。
本作では攻撃手段は「錬成武器」と「打撃」に大別され、錬成武器以外は刺突斬撃であっても「打撃」と表記する。
ストーリー
リゼンブールで機械鎧を修繕した帰り道、エルリック兄弟とアームストロング少佐は強盗団が乗っていた列車を襲撃される。何とかこれを退ける兄弟だったが、列車が転覆してしまい、徒歩でセントラルシティを目指すことになる。そこで二人は、白い花を摘む少女のアルモニ・エイゼルシュタインと出会う…。
登場人物
詳細は旧鋼のキャラクターの一覧を参照。
余談
アルモニ役の水樹奈々は後に本編でラース(キング・ブラッドレイではない)、FA版ではランファンを演じているが、三キャラとも全く違う性格・言動であり、演技力の高さがうかがえる。