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角川

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かどかわつのがわかくがわなど

日本の苗字の一つ。特に大手出版社の創業者一族が著名。また地名・河川名としても日本各地に所在する。

以下、注釈ないものの読みはすべて「かどかわ」とする。

地名・河川名

  • 角川(つのかわ):山形県を流れる最上川水系の一級河川。
    • 角川(つのかわ)村:上記角川の流域にかつて存在した山形県最上郡の村。同村の健康保険組合が国民健康保険発足後最初に認可された国民健康保険組合第1号であった事から「国民健康保険の発祥の地」と称する。現在は同郡戸沢村の地名として存続。
  • 角川(かどかわ):富山県魚津市を流れる角川水系の二級河川。下記角川一族の苗字の由来とされる。

人名

  • 角川源義角川書店創業者、同社初代社長。
  • 辺見じゅん(清水真弓):出生名角川眞弓。源義の長女、歌人、ノンフィクション小説家。幻戯書房創業者。代表作『収容所から来た遺書』『ラーゲリより愛をこめて』『男たちの大和』。
  • 角川春樹:源義の長男、角川書店2代目社長。自らエグゼクティブプロデューサーとして映画進出し、更に原作小説も映画に絡めてプッシュアップするというメディアミックス手法(角川商法)で大成功を収める。しかし後にフジサンケイグループ台頭に伴い失速、副社長であった弟・歴彦と経営方針で対立し、歴彦と彼の下についていた社員多数が角川を退社する「角川お家騒動」に至った。更に長男と自分自身が立て続けに不祥事を起こした事で角川書店を退社。後に角川書店とは資本的に独立した企業として角川春樹事務所を設立し出版・映画事業に再度乗り出している。
  • 角川歴彦:源義の次男、角川書店4代目社長。テレビ雑誌などのメディアに早くから注目しており、テレビ情報誌やゲーム雑誌の立ち上げを推進。上述の兄・春樹との対立で退社した後は彼とともに退社した社員達とともにメディアワークスを創業。春樹退社後に角川書店に復帰(後にメディアワークスも角川書店傘下に復帰)し、書籍や映画以外のメディア展開の多角化により現在のKADOKAWA路線を築き上げた。東京オリンピック(2020年)での贈収賄事件で起訴されKADOKAWA会長職から退任。

企業名

  • 角川書店(現KADOKAWA):上記角川源義が創業した出版社。現在はKADOKAWAのブランドとしてその名を残している。pixivに本タグで登録されているイラストの大半が同社出版物関連のイラストとなっている。
    • 角川映画:角川書店・KADOKAWAの映画ブランド。角川春樹時代には映像化事業のみを行っていたが、後に角川歴彦時代には大映の製作スタジオやヘラルドの配給網・劇場運営を引き継いだ(劇場運営についてはシネコン「シネプレックス」をユナイテッド・シネマに譲渡したため、現在はミニシアター「角川シネマ有楽町」1館のみとなっている)事から制作・撮影・配給・興行を一貫して行えるようになった。

その他

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