概要
マーくん・リーンちゃん・ズーちゃん・COOLに次ぐ千葉ロッテマリーンズの公式キャラクター。2017年5月25日に登場が予告され、その予告通り5月28日のZOZOマリンスタジアムで行われた対オリックス・バファローズ戦で初登場した。
「謎の魚」というのは仮の名前らしく、正式な名前は最後まで不明だった。
形態
第1形態
本来の謎の魚は、「幕張の海に棲む謎の魚」である。虹色の鱗を持つチョウチンアンコウとマグロか鯉を合わせたような姿で、ZOZOマリンスタジアムのハイビジョン内の映像という形で登場し、観客に話しかける。28日の初登場を前に、26日に先行してこの形で登場した(公式Twitterより)。
第2形態
5月28日より登場した形態。
第1形態を丸っこくディフォルメしたような大きな体に2本の脚が生えた姿を取り、スタジアムには着ぐるみとして登場する。6月2日に1度幕張の海に戻ったが5日には再上陸し、6日〜8日の交流戦中日戦では、ドアラを追いかけ回すシーンも見られた。
この時点で、魚の体から脚が生えた姿が着々と話題となっていた。
しかし謎の魚の進化はそれで終わりではなかった。公式Twitterでは、
「6月11日の5回裏終了後に第3形態への進化を遂げる」
と予告された(実際のツイート)。
第3形態
そして迎えた6月11日の交流戦ヤクルト戦。これまで通り「第2形態」で登場した謎の魚。しかし突然その大きな口の中から、脱皮するかのように骨だけのような姿になった謎の魚が飛び出した。
その体はほぼ人間体型となっており敏捷性は上がったが、あまりにも突飛すぎた進化にホームのロッテ側もアウェーのヤクルト側も微妙な空気となり、謎の魚の知名度を一気に上げる結果となった。
ちなみに進化の様子はこちらより。
第4形態
第3形態への進化から1年後の2018年6月12日の交流戦DeNA戦でこの魚は新たな形態へ進化した。
それは第3形態の頭が巨大になって額に「M」のロゴが入り、背面には大きなジッパーがあり、胴体や腕はなくその下に直に2本の脚が生えたような物であった。また腕はないが、口から手を出したりもした。
第5形態
第4形態があんまりな姿だったからか、進化からわずか2週間後の6月26日、この魚はまたまた進化することになった。
第4形態で登場した魚の背面のジッパーが開いた時、人間体型になった第5形態が現れた。
その姿は第2形態を人間体型にして背中に鰭をつけたような姿であった。
最終形態
そして第5形態から3年、2021年4月6日のオリックス戦にて「最終形態」の進化を果たした。
第5形態をベースに頭の側面や後ろには第2形態と同じ鰭や鱗がつき、その代わり背中の鰭はなくなり、頭部の角を外してマイクのように使える。
この形態において、ついに魚は言葉を喋ったのである。
さらに同時にCDデビューの告知もされ、デビュー曲のPVも公開されたのだった。
そして引退へ
しかし2021年シーズン終了後の12月5日、体力の限界を理由に引退することが発表された。
最終形態披露からわずか半年足らずの出来事である。
また同年12月17日にはマスコットキャラクターとしては異例の引退セレモニーも行われ、そこでは全形態が一堂に会するという奇跡的な現象が見られた(★)。
話題
その謎のスタイルがじわじわと受け、アメリカMLBの公式サイトにて紹介され、第3形態の披露後には2度目の紹介を受けた。
【1度目】
【2度目】
また2018年3月26日にZOZOマリンスタジアムで行われた「競り」にて、地元千葉県の不動産企業である「拓匠開発」が800万円で落札。同企業は謎の魚の1年間のスポンサーとなる。