概要
てんとう虫コミックス第30巻、藤子・F・不二雄大全集19に収録。
スイッチを入れると草原などの野生動物の生息地につながり、野生動物を生息地にいる状態で飼育できる。ダイヤルを回すと、色々な動物のところへ移動し、飼いたい動物を探すことができる。
ダイヤルをロックすると、ペットがどこへ移動してもゲートがペットのそばに開くようになる。
アニメ版は、大山版が1983年3月30日に、水田版が2008年7月25日と2023年4月8日に放送されている。
アニメにおける原作との主な相違点
全てのバージョンにてジャイアンの飼っている犬の名前がデカからムクに変更されている。
大山版
- タイトルは「小ゾウのハナちゃん」
- 原作では、スネ夫のシャムネコが見つけたスネ夫のママのダイヤはルビーに変更。
- ハナちゃんが一人になった経緯は「象狩りにあって親たちと離れ離れになったのでは」となっている。
- ハナちゃんに飲ませるミルクはママに叱られず調達できた。
- のび太がサバンナの中、勉強を終わらせる下りや、ママに部屋を覗いてもいないことを心配される下りはカットされている。
- 原作ではのび太は最初、ドラえもんの説得に応じず、ハナちゃんをアフリカへ帰すことをためらっていたが、今回は早くに返すことを決断している。また、お使いに出たのび太をハナちゃんが追いかけ町内がパニックになるも、しずかやジャイアン、スネ夫の力も借りて無事ハナちゃんを母親達のもとへ送り返している。
- ラストもハナちゃんが無事母親達と再会できたを確認し、涙を流しながらも笑顔で「さぁ、帰ろっか!」というのび太のセリフで締めくくっている。
2008年版
- タイトルは「さよならハナちゃん」
- ピー子が鳴きだした時、しずか達はテレビを見ていたことになっており、ガス中毒になりかけた原因は台所の火が立ち消えしていたから。
- ライオンから逃げた際、のび太は部屋の壁に激突し人型を残している。そしてこのことで大きな音が出たのでママから「静かにしなさい!」と怒られている。
- のび太が持ってきたミルクは紙パックに入ったもので、ハナちゃんにはお湯で温めてから飲ませている。また、ミルクはビッグライトで巨大化させた哺乳瓶に入れて飲ませている。
- ハナちゃんを襲おうとしたハイエナの群れは具体的な姿が映っている。
- のび太を無理やり野球に誘いに来たジャイスネにハナちゃんが鼻から水をかけ追い払う下りや、ママに大きな音がしたことで怪しまれ部屋を覗かれるも、間一髪道具で難を逃れる下りが追加。
- ラスト、ハナちゃんが母親と再会できた経緯は、ハイエナの群れに囲まれピンチになるが、そこにハナちゃんの母親が助けに入りハイエナたちを追い払ったから。
2023年版
- しずかのカナリアの名前はピーちゃんに変更され、騒いだ理由はコンロのガスが漏れていたから。
- 皆の話に感化されたのび太が帰り道、そばにいたネコとスキンシップをとろうとするが逃げられる下りが追加。
- 道具でペットになりそうな動物を探す下りでは、フラミンゴやサイ、リクガメ、クロコダイルも追加されている。
- のび太が家から持ってきたミルクは2008年版同様紙パックに入ったもの。更にドラえもんがミルクに桃太郎印のきびだんごを溶かす際、のび太が急ぐようせかしている。
関連タグ
ぞうとおじさん:同じく象との交流を描いたエピソード。