概要
『装甲娘 ミゼレムクライシス』に登場する組織で、対ミゼレムのため、装甲娘の選抜・訓練、各地に拠点をおいての警備などを行っている。
主人公である隊長も元々はここの所属である。
その関係上、アテナス特殊警備とは密接な関係にあり、アテナス所属の装甲娘のうち数名は防衛隊から諸事情で移籍したメンバーだったりする。
隊長が士官学校の出身だったり、シガラキが「三佐」と呼ばれていたりするなどの事を鑑みると、自衛隊を母体とした組織であると思われる。
作中での動向
2051年のミゼルの討伐が完了した後、ミゼル残存を危惧した各国政府は大規模テロに備えるため、LBCSの開発が進め、防衛隊はミゼレム暴走以前の時点でLBCSを装着した少女「装甲娘」が所属させていた。
2054年5月上旬、アツギタウンのクロノスセイバー社からミゼレムが暴走を始め、近隣にあった防衛隊のアツギノ駐屯地が陥落した。この時、防衛隊はミゼレムに攻撃を加えたものの、装甲娘は戦闘投入段階ではなく、一般兵器でミゼレムに攻撃を仕掛けたものの、ミゼレムに全く歯が立たず、日本の首都圏は陥落することになった。
これを受け、人類は装甲娘の部隊で迎撃することを決定し、ミゼレム討伐の先遣隊としてファーストケースを向かわせることになる。
当初ファーストケースは装甲娘部隊で負けなしであった防衛隊のジ・エンペラー(カタクラ ソフィア)含む第1特装小隊が最有力候補とされており、周りも疑っていない状態だった。
しかし、ファーストケースの選考試合において、第1特装小隊がアテナス特殊警備によって初めて敗北し、アテナスにファーストケースを明け渡す結果となった。実はこの試合以前、隊長と防衛隊が相談した結果、アテナスがファーストケースになった場合、ジ・エンペラー(カタクラ ソフィア)を引き抜くことを許可してもらっていたため、ジ・エンペラー(カタクラ ソフィア)が防衛隊から脱退することになる。
その後、防衛隊の部隊として隊長にジャック・ジェラート、チームリーダーをカワムラ アミで編成したセカンドケースが発足し、ファーストケースと共に戦うことになる。
セカンドケース発足後、防衛隊のシガラキ教官がサードケース育成を開始した(サードケースは2021年1月現在シーズン1第10章で言及されたのみで候補・構成メンバーは不明)。
クロノスセイバー決戦後、セカンドケースのメンバーはそれぞれ異なる新たな部隊に転属し、所属部隊の隊長となっているが、カワムラ アミのように神威αのような防衛隊ではない部隊だったり、ホーネット(ホヅミ オリカ)のように防衛隊の傘下の部隊だったりと様々である。
所属人物
- カカム
防衛隊・第1特装支部所属で隊長とは長い付き合い。
それ故に脱退後も彼のことを気にかけている。
隊長と年齢が近いこともあり、隊長LOVE勢からはトップクラスの警戒対象とみなされている。
- クロダ
防衛隊でのLBCSのメンテナンスを行っているチーフメカニック。
イベント「合体!バトルロボ戦機」の決勝戦の相手として登場。
- シガラキ教官
訓練生の育成教官、10章時点では「サードケース」育成を兼ねたトキオシティの警邏を担当。
- サクライ マサト
大学・防衛隊時代の隊長の後輩。
妹はアテナスに所属しているスザク(サクライ アカエ)である。
- モンドウ
大きな避難民キャンプに駐屯していた隊員。
元所属人物
現在はアテナス特殊警備の隊長で、アテナスを発足させる前は防衛隊に所属していた。
A国のファイアースイーツ隊から防衛隊に移籍、防衛隊所属の装甲娘の訓練を行っていた。
防衛隊の最高戦力である「セカンドケース」の選抜終了後はその隊長を務める。
クロノスセイバー決戦後、ファイアースイーツ隊を実戦投入可能なレベルに上げるためにA国に戻った。
所属装甲娘
元所属のジ・エンペラー(カタクラ ソフィア)と同じく第1特装小隊に所属していたメンバー。ファーストケースの候補メンバーであったが、アテナス特殊警備がファーストケースとなったため、ファーストケースメンバーとはならなかった。
セカンドケース選考時は、セカンドケース候補チームのメンバーとして参加したが、セカンドケースとなることもなかった。
防衛隊でセカンドケース選考時にビビンバードX(カザマ ショウ)をリーダーとするヒーローチームの構成メンバーとして参加したが、セカンドケースとなることはなかった。
なお、選考時の編成ではビビンバードX-Ⅱ(ヤマザキ カイリ)も含めたビビンバードX系列5人組で、ファーストケースに挑んでいるが、カイリはキャラクターシナリオで所属部隊が解散した後にアテナスに所属しているとなっているので、防衛隊所属ではない。
セカンドケースの元メンバー。
防衛隊所属以前は、アテナス特殊警備に所属していたが、ミゼレムに襲われたトラウマや元々気弱だった性格などの問題から前線で戦わせるのは危険と判断され、防衛隊に転属した珍しい経歴の持ち主でもある。
クロノスセイバー決戦後、防衛隊の「チーム・ホーネット」の隊長として活躍している。
元所属装甲娘
確実なもののみ掲載。ネタバレキャラは?にしてあります。
防衛隊の第1特装小隊に所属していた。
アテナス特殊警備がファーストケースとなった際はソフィアを引き抜くことを許可されていたため、防衛隊からアテナスに移籍している。
防衛隊で預かっていたが、後にアテナス特殊警備に所属する。
防衛隊のセカンドケースの元リーダー。
クロノスセイバー決戦後、神威αの隊長となった。
現状不明
防衛隊のセカンドケースの元メンバーでリヨは元サブリーダーだった。
クロノスセイバー決戦後、それぞれ別の部隊の隊長となったらしいが、どの部隊に所属したか不明。
防衛隊で預かっているのは確認できるが、それ以降どうなったかは不明。
その他関係者
各地の避難所の防衛のために活動する「ミソラ遊撃隊(カズヤが設立した部隊で、防衛隊の系統の部隊なのか、防衛隊から武器を借りているだけで、防衛隊に属していない独自部隊なのかは断定できない)」のリーダー。
自力で集めた有志たちと共に生身でミゼレムと戦う漢。
「ミソラ遊撃隊」のメンバー。
「ミソラ遊撃隊」のメンバー。
2人も装甲娘になれる可能性があるが、「郷田と離れたくないから」との理由で装甲娘にならずにいる。
…郷田は相変わらずモテモテである。