霊廟の聖獣
れいびょうのせいじゅう
DLCまたはDLC同梱版『Artorias of the Abyss edition』(PC版はPrepare To Die Edition)の追加エリア『霊廟・裏庭』に登場するボスキャラクター。謎の腕によって過去のウーラシールへ引きずり込まれた主人公の前に現れる最初の強敵。
『ウーラシールの霊廟』の裏庭にあたる湖を住処としている。外見は山羊のような角、猛禽のような二対の翼、蠍のような尻尾を併せ持つ白獅子であり、伝承上の「キマイラ」に酷似する。眼球は赤く輝いており、移動時に眼光の軌跡を残すのが特徴。作中で明確な正体は語られていないが、「聖獣のソウル」の解説文では「恐らく自然な生物ではない」「それはむしろデーモンの性質に近い」とされている為、恐らく「古い黄金の魔術の国」と呼ばれたウーラシールの魔術によって生み出された合成生物であると考えられる。獰猛な怪物に見えるが、ウーラシールを蝕む深淵の広がりには怯えていたようだ。
高難度で知られる本作だが、DLCエリアに入ってすぐ現れるこのボスもかなり強い。むしろ「これを倒せないならばDLCエリアを進む資格は無い」という門番的な存在と言える。
撃破すると「聖獣のソウル」をドロップする。このソウルには装備を生み出すなどの使い道は無いので、使用してソウル化(換金)するほかない。また、撃破後に『霊廟・裏庭』を訪れると二匹の聖獣が襲ってくるが、倒しても特に報酬やイベントなどは無く、「聖獣のソウル」も得られない。一種のやりこみ、チャレンジ要素と言える。
飛行と走行による高い機動力、多彩かつ強力な攻撃力を誇る難敵。接近すると爪による連続攻撃や角による強力な突進攻撃、距離を取ると口から雷属性のブレスを吐いて激しく攻め立ててくる。ボスエリアの湖は浅く水没の危険は無いものの、雷ブレスが水場に着弾すると放電が発生して攻撃範囲が増してしまう。
また、翼による羽ばたきはダメージこそないものの動きを封じられてしまう。特に盾受けすると全スタミナを消費させられ追撃の突進に対処できなくなるので、回避できないなら無防備に受けて突進の回避に専念したほうがまだマシである。
尻尾による攻撃は食らうと毒状態になるが、部位破壊する事で封じられる。滑空攻撃か突進後に尻尾が垂れ下がるので、その際に攻撃を集中するといいだろう。破壊すると「聖獣の尾」をドロップする。