舞台上から愛嬌振りまく魔界劇団の看板アイドル。
人一倍強いプロ意識を持っている。
カードテキスト
【Pスケール:青2/赤2】
(1):1ターンに1度、相手モンスターの攻撃で自分が戦闘ダメージを受けた時、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●その相手モンスターの攻撃力は、受けたダメージの数値分ダウンする。
●自分のEXデッキから、受けたダメージの数値以下の攻撃力を持つ
表側表示の「魔界劇団」Pモンスター1体を手札に加える。
【モンスター効果】
(1):1ターンに1度、自分または相手が戦闘ダメージを受けた時、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は、その戦闘ダメージの数値分ダウンする。
(2):モンスターゾーンのこのカードが戦闘または相手の効果で破壊された時に発動できる。
デッキから「魔界台本」魔法カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
(上述した文章は魔界劇団-プリティ・ヒロインのカードテキストより引用した。)
概要
鉤爪のような右腕を持つ役者。名前に違わぬ愛らしい少女の姿をしているが、左目のあるべき箇所に眼孔は無く、魔界劇団の紋章が刻印されている。刻印の色は緑色をしている。確認できる右目の色は金色である。口元からは牙がのぞき見える。
ムチを手に持っており、アニメ版ではこのムチによる攻撃を行った。(アニメ及び漫画での活躍の項目で後述する)
服装は、コウモリ柄の三角帽子にマントという魔女のような装束を身に纏う。又、ジャック・オー・ランタンを模った飾りを腰に下げていることからハロウィンをモチーフにしていると推測できる。
プリティ・ヒロインは髪型が左右非対称(アシメトリー)である。具体的には顔の前に向けて垂らした三つ編みが1房、背中側に向けて垂らした三つ編みが3房の計4房のおさげ髪を結っている。背中側のおさげ髪は見えにくいが「魔界劇団の楽屋入り」のイラストにて確認できる。
三つ編みの内、顔の前に向けて垂らした1房のみはドクロをモチーフにした髪飾りを付けている。又、この1房のみは毛先が真っ直ぐに切り揃えられている。
髪型以外も、左耳のピアス・右腕のみの鉤爪・左足だけ穿いた長靴下・左右で形の異なるブーツ等、正面から見た姿が左右非対称に見えるような着こなしをしている。
名前の由来は「可愛い主演女優」。英語名では「主演女優」を意味するLeading Ladyと名付けられている。
2016年8月発売の「ブースターSPスペシャル -デステニー・ソルジャーズ-」に初収録された。又、2018年6月発売の「デュエリストパック -レジェンドデュエリスト編3-」に再収録されている。
魔界劇団-プリティ・ヒロインが描かれたカード一覧
この項目では「魔界劇団-プリティ・ヒロイン」のモンスターカード以外で該当キャラクターが描かれたカードを紹介する。
魔界劇団に関連する魔法カード
カード名(英語名) | 各カード内容・イラストの詳細 |
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魔界台本「ロマンティック・テラー」(Abyss Script - Romantic Terror) | 速攻魔法。バルコニーにいるプリティ・ヒロインはビッグ・スターに赤いバラを捧げられている。尚、この時渡されたと思われるバラは魔界劇団のカーテンコールのイラスト内にてコミック・リリーフの髪に刺さっている。2018年6月発売の「デュエリストパック -レジェンドデュエリスト編3-」に収録。 |
魔界劇場「ファンタスティックシアター」(Abyss Playhouse - Fantastic Theater) | フィールド魔法。イラストの向かって右側にて、ティンクル・リトルスターを伴ってチラシ配りをしている。2018年6月発売の「デュエリストパック -レジェンドデュエリスト編3-」に収録。 |
魔界劇団のゲネプロ | 通常魔法。プリティ・ヒロインはイラストの向かって中央左側に描かれている。リバティ・ドラマチストの前で本番に向けての通し稽古を行うも、プリティ・ヒロインはファンキー・コメディアンとぶつかってしまう。2022年10月発売の「PHOTON HYPERNOVA」に収録。 |
魔界劇団に関連する罠カード
カード名(英語名) | 各カード内容・イラストの詳細 |
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魔界劇団の楽屋入り(Abyss Actors Back Stage) | 通常罠。イラストの向かって右奥側にて、楽屋の鏡台で赤いドレスを衣装合わせするプリティ・ヒロインが描かれている。漫画版(最強ジャンプ)第9話で登場した。「ブースターSPスペシャル -デステニー・ソルジャーズ-」に収録。 |
魔界劇団のカーテンコール(Abyss Actors’ Curtain Call) | 通常罠。舞台中央のビッグ・スターの向かって右隣に立ち、左手を掲げて挨拶をしている。2018年6月発売の「デュエリストパック -レジェンドデュエリスト編3-」に収録。 |
未発売のカード
カード名(英語名) | 各カード内容・イラストの詳細 |
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魔界劇団の欠員 | 永続罠。呆れた様子で両手を掲げ、負傷してベッドに寝込むビッグ・スターを見舞う。アニメ版第101話で登場し、エクシーズ召喚封じのメタゲームとして使用された。 |
魔界即興劇-インプロ | 通常罠。ビッグ・スター、ファンキー・コメディアン、デビル・ヒールと共に舞台上で曲芸を披露している。アニメ版第142話で登場し、沢渡が月影に加勢する際に使用された。 |
魔界劇団のモンスターが描かれているカード
カード名(英語名) | 各カード内容・イラストの詳細 |
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盆回し(Set Rotation) | 速攻魔法。場面転換のためターンテーブルが回転する合間に、ティンクル・リトルスターを伴い観客に愛嬌を振りまいている。2017年1月発売の「マキシマム・クライシス」に収録。アニメ・漫画には未登場。2018年6月に魔界劇団のフィールド魔法(魔界劇場「ファンタスティックシアター」)が収録されたことにより、魔界劇団デッキに採用可能になった。 |
スタンド・イン(Stand In) | 速攻魔法。デビル・ヒールの代役を務めようとするファンキー・コメディアンの扮装の仕上がりに対し、ビッグ・スターに不満をもらしている。2019年1月発売の「DARK NEOSTORM」に収録。 |
アニメ及び漫画での活躍
魔界劇団-プリティ・ヒロインは、アニメ『遊戯王ARC-V』(2014年4月6日~2017年3月26日)及び最強ジャンプに掲載された漫画『遊戯王ARC-V最強デュエリスト遊矢!!』(2015年5月号~2017年9月号)に登場している。
両作品とも使用者は沢渡シンゴである。
以下の各項目ではアニメ及び漫画でのプリティ・ヒロインの活躍をそれぞれ記述する。
アニメ版
第72話『ドラゴン征伐!!ユーゴvs沢渡』にて、フレンドシップカップの沢渡vsユーゴ戦で初登場する。尚、本放送に先駆けて第71話の次回予告の映像に登場した。
通常召喚されたプリティ・ヒロインは「魔界大道具「ニゲ馬車」」の効果でクリアウィング・シンクロ・ドラゴンの戦闘破壊から逃れた後、自身のモンスター効果を発動させクリアウィング・シンクロ・ドラゴンの攻撃力を削り取った。この時、魔界大道具「ニゲ馬車」から現れた馬車に魔界劇団-サッシー・ルーキーと共に乗り込み、「悪の手先のドラゴンの魔の手から逃れる騎士とヒロイン」といった物語仕立ての描写がなされている(プリティ・ヒロインは不安そうに涙を浮かべる表情までしてみせている)。
さらに、攻撃力を上げたサッシー・ルーキーの攻撃と再びのプリティ・ヒロインのモンスター効果により、ユーゴを追いつめた。尚、このデュエルでプリティ・ヒロインはモンスター効果を発動させる際と攻撃する際に、手にしたムチでモンスターを叩きつけている。
このデュエルでは魔界劇団の”演劇”というテーマを、モンスターの描写だけでなく使い手の沢渡の話術も又より引き立たせている。プリティ・ヒロインの攻撃を「プリティ・ヒロインのラストキッスでジ エンド。」と例え、プリティ・ヒロインの愛らしさの演出に一役買っている。
プリティ・ヒロインは、第139話『闇に染まる眼』の沢渡・クロウvsズァーク戦にも登場する。魔界劇団-ビッグ・スター、魔界劇団-ワイルド・ホープと共にペンデュラム召喚されたプリティ・ヒロインは、魔界台本「魔界の宴タ女」でリリースされ覇王龍ズァークの効果で墓地に送られた魔界台本「魔王の降臨」を再びセットすることに役立った。
漫画版(最強ジャンプ)
第9話『リベンジマッチ!オレのネオエンタメでぶっ倒すぜ!!』にて、デュエルスクールトーナメントの沢渡vs遊矢戦で登場する。
作中では魔界劇団の楽屋入りの効果を使ってエクストラデッキに加えられた後、ワイルド・ホープと共にペンデュラム召喚される。その後ワイルド・ホープと共にリリースされ、魔界劇団-デビル・ヒールがアドバンス召喚された。デビル・ヒールは竜穴の魔術師を攻撃し、遊矢を追いつめた。