魔界劇団
まかいげきだん
『遊戯王OCG』に登場するカテゴリーの一つ。
2016年8月発売の「ブースターSPスペシャル -デステニー・ソルジャーズ-」にて初収録されたテーマである。属するモンスターは役者に見立てられ、演劇に於ける役柄及び演劇そのものの名前を持つ。
モンスターを全て闇属性・悪魔族のペンデュラムモンスターで統一していたが、2019年11月にリンクモンスターの魔界劇団モンスターが登場した。
英語名は「Abyss Actor」。頭文字を取ると「AA」と略することができる。
Abyssは本来”深淵”や”混沌”・”地獄”などを意味するが、この場合”地獄”を「魔界」と広義に解釈していると言える。
外見
魔界劇団のモンスターは、大半が異形の姿をしている。彼らは蝙蝠羽根を持つ姿や四の腕を持つ巨漢の姿・体中に眼球を持つ姿といったいずれも怪物と呼べる容姿をしている。しかしその姿は不気味さよりも、愛らしさや玩具らしさが際立っている。
一方で、中には戦士族と勘違いしかねない容姿の者もいる。例として「銃を持ち、機械族のような機械人形の姿をした魔界劇団-ワイルド・ホープ」、「鞭という武器を持つ魔界劇団-プリティ・ヒロイン」、「攻撃方法が拳で殴る描写で表される(漫画版(最強ジャンプ)より)魔界劇団-デビル・ヒール」等が挙げられる。
女性と見られるモンスターは人型に近い姿で表される。ただし異色肌且つ隻眼(後述)であるためご留意してほしい。
モンスターの内「魔界劇団-ビッグ・スター」・「魔界劇団-ワイルド・ホープ」・「魔界劇団-ティンクル・リトルスター」・「魔界劇団-ハイパー・ディレクター」は人形を模った姿をしている。
モンスター達に共通するのは、目が片方のみしか描写されないという点である。表現はモンスターによって、「片目のあるべき箇所に眼孔が無く、魔界劇団の紋章が刻印されている」場合と「髪の毛や仮面・帽子などで片目(あるいは両目)が隠れている」場合がある。
又、魔界劇団と名の付くモンスターや魔界台本等といった魔界劇団に関連するカード群は、いずれもどこかに魔界劇団の紋章が刻印されている。
一部のモンスターは、魔女のような三角帽子やジャック・オー・ランタンをモチーフにした飾りといった、ハロウィンを模った装束を身に着けている。
発売されたモンスターカード
モンスター名(英語名) | 各容貌・名前の由来 |
---|---|
魔界劇団-ビッグ・スター(Abyss Actor - Superstar) | 顔の片側を仮面で覆う機械人形の役者。名前の由来は「花形俳優」。アニメ版第49話にて初登場。アニメでは発動した魔界台本に従って衣装を変える。漫画版(最強ジャンプ)では第9話に登場。 |
魔界劇団-デビル・ヒール(Abyss Actor - Evil Heel) | 頭部の無い蝙蝠羽根の役者。名前の由来は「邪悪な悪役」。アニメ版第49話にて初登場。漫画版(最強ジャンプ)では第9話に登場。 |
魔界劇団-プリティ・ヒロイン(Abyss Actor - Leading Lady) | 鉤爪のような右腕を持つ少女役者。魔女のような装束を身に纏う。名前の由来は「可愛い主演女優」。アニメ版第72話にて初登場。手にした鞭で攻撃を行う。漫画版(最強ジャンプ)では第9話に登場。 |
魔界劇団-サッシー・ルーキー(Abyss Actor - Sassy Rookie) | 体中に眼球を持つ役者。名前の由来は「生意気な新入り」。アニメ版第63話にて初登場。漫画版(最強ジャンプ)では第9話に登場。 |
魔界劇団-ワイルド・ホープ(Abyss Actor - Wild Hope) | 口元の裂けた機械人形の役者。ガンマンのような装束を身に纏う。名前の由来は「荒々しい有望新人」。アニメ版第101話にて初登場。漫画版(最強ジャンプ)では第9話に登場。 |
魔界劇団-エキストラ(Abyss Actor - Extras) | 足を持たない3人1組の役者。名前の由来は「エキストラ出演者」。アニメ版第72話にて初登場。 |
魔界劇団カーテン・ライザー(Abyss Actor - Curtain Raiser) | 天幕の胴体を持つ役者。名前の由来は「開幕劇」。2017年5月発売の「COLLECTORS PACK 2017」に収録。「魔界劇団カーテン・ライザー」と表記されているが、おそらく正式には他魔界劇団モンスターと同様に「-(ハイフン)」が入ると思われる。尚、発音としては「カーテンレーザー」が正しい。アニメ版第141話にて初登場。 |
魔界劇団-ファンキー・コメディアン(Abyss Actor - Funky Comedian) | 四の腕を持つ巨漢の役者。名前の由来は「型破りな喜劇役者」。アニメ版第49話にて初登場。漫画版(最強ジャンプ)では第9話に登場。 |
魔界劇団-ダンディ・バイプレイヤー(Abyss Actor - Trendy Understudy) | 片眼鏡をした白髭の老人役者。名前の由来は「洒落た脇役」。Vジャンプ2016年9月号の応募者全員サービスパック「20th ライバル・コレクション」に登場。アニメ・漫画には未登場。 |
魔界劇団-ティンクル・リトルスター(Abyss Actor - Twinkle Littlestar) | 物憂げな童女の姿をした人形の役者。名前の由来は「光輝く子役」と童謡『きらきら星(きらめく小さな星)』のダブル・ミーニング。2016年11月発売の「DIMENSION BOX LIMITED EDITION」に収録。アニメ・漫画には未登場だが、2016年12月に開催されたジャンプフェスタ2017の1日目及び2日目の声優スペシャルデュエルステージにて、沢渡役の声優がペンデュラム召喚の際に使用した。 |
魔界劇団-メロー・マドンナ(Abyss Actor - Mellow Madonna) | 鉤爪のような両手を持つ女優。名前の由来は「円熟した主演女優」。2018年6月発売の「デュエリストパック -レジェンドデュエリスト編3-」に収録。 |
魔界劇団-コミック・リリーフ(Abyss Actor - Comic Relief) | 瓶底眼鏡をした鬼の役者。名前の由来は「滑稽な芝居要素、あるいはそれを行う役者」。コミックリリーフは役者の固定的な役割ではなく、悲劇の劇中に於いて観客の緊張をほぐす、あるいは物語の悲劇性を際立たせるために喜劇的な要素を挿入することを指す。「デュエリストパック -レジェンドデュエリスト編3-」に収録。 |
魔界劇団-リバティ・ドラマチスト | ヘッドフォンを首にかけている角を生やした劇作家。名前の由来は「自由な劇作家」。2022年10月15日発売の「PHOTON HYPERNOVA」に収録。 |
魔界劇団-ハイパー・ディレクター (Abyss Actor - Hyper Director) | 気難しい顔をした機械人形の舞台演出家。リンクモンスター。名前の由来は「極めて優れた演出家」。2019年11月発売の「LINK VRAINS PACK 3」に収録。 |
魔界劇団-スーパー・プロデューサー | 蛇の尾と蝙蝠羽根を持つ背広姿の制作責任者。リンクモンスター。名前の由来は「優れた制作責任者」。2022年10月15日発売の「PHOTON HYPERNOVA」に収録。 |
発売された魔法カード
カード名(英語名) | イラスト・アニメ及び漫画登場時の演出 |
---|---|
魔界台本「ファンタジー・マジック」(Abyss Script - Fantasy Magic) | 通常魔法。一冊の閉じた本が置かれているイラスト。アニメ版第49話で初登場し、魔界劇団-ビッグ・スターを対象として発動された。その際ビッグ・スターは三角帽子の魔術師の衣装を身に纏った。この姿のビッグ・スターは両手から魔力弾を放つ攻撃方法(第49話)を行うが、それ以外では空中回転蹴り技(第96話・第100話)での攻撃を行った。 |
魔界台本「オープニング・セレモニー」(Abyss Script - Opening Ceremony) | 通常魔法。バルーンで飾られたゲートを背景に、本が開きかけているイラスト。アニメ版第72話で登場した。発動させた際には空間に、「ABYSS ACTOR」と書かれたイルミネーションのようなゲートが出現し、花火が打ち上がる中モンスターと沢渡が堂々たる様子でそれをくぐる演出がなされている。漫画版(最強ジャンプ)では第9話に登場。 |
魔界大道具「ニゲ馬車」(Abyss Prop - Wild Wagon) | 永続魔法。御者に手綱を取られた回転木馬が馬車を引いて疾走するイラスト。アニメ版第72話で登場した。発動させた際にはイラストの馬車が出現し、魔界劇団-プリティ・ヒロインと魔界劇団-サッシー・ルーキーが乗せてコース上を疾走した。 |
魔界台本「火竜の住処」(Abyss Script - Fire Dragon's Lair) | 通常魔法。開いた本の中に勇者による火竜退治の冒険譚が描かれているイラスト。アニメ版第101話で登場し、魔界劇団-ビッグ・スターを対象として発動された。その際ビッグ・スターは甲冑の騎士の衣装を身に纏った。ビッグ・スターは、続けて発動した魔界劇団の衣装箱(後述)によって装備された勇者の剣を用いて攻撃している。 |
魔界台本「魔王の降臨」(Abyss Script - Rise of the Abyss King) | 通常魔法。開いた本から角と牙を持つ魔王が現れるイラスト。OCGから逆輸入する形で、アニメ版第139話で登場した。魔界台本「魔界の宴タ女」(後述)の効果と組み合わせて使用され、カードから直接攻撃波を放った。 |
魔界台本「魔界の宴タ女」(Abyss Script - Abysstainment) | 永続魔法。正確には「タ」の字は「咜(口偏に它)」と記載されている。開いた本から右手が現れ、もう一冊の本を渡してくるイラスト。「COLLECTORS PACK 2017」に収録。アニメ版第139話で登場し、その効果で魔界台本「魔王の降臨」をセットした。 |
魔界台本「ロマンティック・テラー」(Abyss Script - Romantic Terror) | 速攻魔法。開かれた台本の上のバルコニーにいるプリティ・ヒロインに赤いバラを捧げるビッグ・スターのイラスト。バルコニー越しに男女が愛の言葉を交わす場面は『ロミオとジュリエット』の一場面を演じているように見える。「デュエリストパック -レジェンドデュエリスト編3-」に収録。 |
魔界劇場「ファンタスティックシアター」(Abyss Playhouse - Fantastic Theater) | フィールド魔法。デビル・ヒール、ファンキー・コメディアン、カーテン・ライザー、サッシー・ルーキー、ティンクル・リトルスター、プリティ・ヒロイン、エキストラの計7体が劇場の前でチラシ配りや風船配り、チケット販売をして呼び込みをしているイラスト。劇場正面の出入り口の頂部にはビッグ・スターの像が据え置かれており、そのポーズはアニメ版第7話の沢渡のポーズと類似している。「デュエリストパック -レジェンドデュエリスト編3-」に収録。 |
魔界劇団のゲネプロ | 通常魔法。ゲネプロはGeneralprobe (通し稽古・稽古の総仕上げ)から来る言葉である。劇作家であるリバティ・ドラマチストの前でサッシー・ルーキー、エキストラ、ファンキー・コメディアン、プリティ・ヒロイン、ティンクル・リトルスターが本番に向けての通し稽古を行うイラスト。リバティ・ドラマチストの背後ではビッグ・スターとスーパー・プロデューサーが語らっている。「PHOTON HYPERNOVA」に収録。 |
魔界台本「ドラマチック・ストーリー」 | 通常魔法。開かれた台本の上の舞踏会会場でダンスを踊るデビル・ヒールとメロー・マドンナのイラスト。「PHOTON HYPERNOVA」に収録。 |
未発売の魔法カード
カード名 | イラスト・アニメ及び漫画登場時の演出 |
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魔界舞台「七福神の宝船」 | 永続魔法。魔界劇団の紋章が描かれた帆を張った宝船のイラスト。アニメ版第62話で登場した。発動した際にはイラストの宝船が出現し、船に乗り込んだ魔界劇団-ビッグ・スターは恵比寿の衣装に、花札衛-猪鹿蝶は大黒天の衣装に変わった。沢渡は、宝船に乗せたモンスターの数だけドローの枚数を増やす効果になぞらえて「ご利益のあること請け合いだぜ!」と述べている。 |
魔界劇団の衣装箱 | 永続魔法。魔物の両手に抱えられた箱のイラスト。アニメ版第101話で登場した。1ターンに一度デッキから魔界衣装を発動させ、魔界劇団-ビッグ・スターに勇者の剣を、超重忍者サルト-Bにドワーフの盾を装備させてサポートした。 |
魔界台本「天邪鬼」 | 通常魔法。表紙裏表紙に大きな口が描かれた本が開かれているイラスト。アニメ版第142話で登場し、魔界劇団-ビッグ・スターを対象として発動された。その際ビッグ・スターは、あまのじゃくの呪いに描かれたモンスターの衣装を身に纏った。ただしあまのじゃくの呪いのモンスターに本来あった両目が消失し、魔界劇団の紋章が入っている。 |
魔界パフォーマンス | 速攻魔法。踊るサッシー・ルーキーのイラスト。アニメ版第142話で登場した。 |
発売された罠カード
カード名(英語名) | イラスト・アニメ及び漫画登場時の演出 |
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魔界劇団の楽屋入り(Abyss Actors Back Stage) | 通常罠。楽屋でくつろぐビッグ・スター、鏡台の前で衣装合わせをするプリティ・ヒロイン、台本を確認するファンキー・コメディアンとワイルド・ホープとダンディ・バイプレイヤーの姿が描かれたイラスト。漫画版(最強ジャンプ)第9話で登場した。 |
魔界劇団のカーテンコール(Abyss Actors’ Curtain Call) | 通常罠。2018年6月までに登場した魔界劇団モンスター計12体全員が舞台上で観客に向かって挨拶をするイラスト。「デュエリストパック -レジェンドデュエリスト編3-」に収録。 |
未発売の罠カード
カード名 | イラスト・アニメ及び漫画登場時の演出 |
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魔界劇団の欠員 | 永続罠。負傷してベッドに寝込むビッグ・スターを見舞うプリティ・ヒロインとファンキー・コメディアンとサッシー・ルーキーのイラスト。アニメ版第101話で登場し、エクシーズ召喚封じのメタゲームとして使用された。 |
魔界即興劇-インプロ | 通常罠。インプロはimprovisation (即興)から来る言葉である。舞台上で曲芸を披露するビッグ・スターとプリティ・ヒロインとファンキー・コメディアン、デビル・ヒールのイラスト。アニメ版第142話で登場し、沢渡が月影に加勢する際に使用された。 |
魔界劇団のモンスターが描かれているカード
カード名(英語名) | イラスト・アニメ及び漫画登場時の演出 |
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盆回し(Set Rotation) | 速攻魔法。盆回しの「盆」とは、舞台に於いて場面転換に使用されるターンテーブルを意味する。舞台に立つプリティ・ヒロインとティンクル・リトルスターのイラスト(背景にはビッグ・スターと、ターンテーブルを回転させるエキストラ、サッシー・ルーキー、ファンキー・コメディアンがいる)。2017年1月発売の「マキシマム・クライシス」に収録。アニメ・漫画には未登場。2018年6月に魔界劇団のフィールド魔法(魔界劇場「ファンタスティックシアター」)が収録されたことにより、魔界劇団デッキに採用可能になった。 |
スタンド・イン(Stand In) | 速攻魔法。スタンドイン(stand in)とは「代役」を意味する。イラストではファンキー・コメディアンがデビル・ヒールの代役を務めるため、羽根を付けて身体を青色に塗っている(その背後にはティンクル・リトルスターとダンディ・バイプレイヤー、カーテン・ライザーがいる)。代役の仕上がりにビッグ・スターは満足げな一方、プリティ・ヒロインとサッシー・ルーキーは怪訝な様子を見せている。2019年1月発売の「DARK NEOSTORM」に収録。 |
アニメ及び漫画では沢渡シンゴが使用している。
アニメ『遊戯王ARC-V』では、沢渡が赤馬零児から支給されたという設定で第49話から登場した。以降、第142話まで継続して使用されている。
最強ジャンプ掲載の漫画『遊戯王ARC-V最強デュエリスト遊矢!!』では、第9話のデュエルスクールトーナメントの遊矢vs沢渡戦にて登場した。尚、この第9話は2016年9月号『最強ジャンプ』(2016年8月5日発売)に掲載されており、魔界劇団が収録された「ブースターSPスペシャル -デステニー・ソルジャーズ-」のセールス・プロモーションも兼ねていたと考えられる。
ペンデュラムモンスターで統一されていることや、ホラーと愛らしさの共存するモンスターのデザインと共に、メタゲームを得意とする沢渡による相手の戦略を逆手にとった(あるいは戦略の穴を突いた)デュエル毎に変わる戦術により魔界劇団は知られる存在となった。
又、デュエル時にその効果を物語仕立てになぞらえた沢渡の話術は、魔界劇団をより引き立てるものとなっている。
例えば、アニメ版第72話沢渡vsユーゴ戦では、ユーゴのクリアウィング・シンクロ・ドラゴンの効果からプリティ・ヒロインとサッシー・ルーキーを逃がすためにニゲ馬車を発動させている。この一連の展開は「悪の手先のドラゴンの魔の手から逃れる騎士とヒロイン」という物語仕立てになぞらえられている。又、沢渡はプリティ・ヒロインの攻撃を「ラストキッス」と例えている。それ以外にも沢渡は自身のターンを「第(数字)幕」「最終幕」と脚本の段落として例えており、魔界劇団のモチーフである演劇になぞらえた話術による演出がなされている。
加えて沢渡が終始楽しげにデュエルを行うことで、魔界劇団にコミカルな愛らしさを際立たせていると言える。
沢渡が使用した作中では勝利できなかったが、2016年12月に開催されたジャンプフェスタ2017の1日目の声優スペシャルデュエルステージ黒咲vs沢渡戦で、沢渡役の声優が魔界劇団+妖仙獣+帝の混成デッキで(舞台用の演出ではあるが)勝利を収めている。
リアルでは妖仙獣を用いたデッキが大会で活躍を見せるなか、こちらはしばらく芳しい成績を残せないまま新マスタールールをむかえたが、2017年以降から徐々に大会などで、採用されはじめている
ここでは魔界劇団モンスターの内、一見して人形の姿をしていると判別できる「魔界劇団-ビッグ・スター」・「魔界劇団-ワイルド・ホープ」・「魔界劇団-ティンクル・リトルスター」が何故人形として表現されたのかについて考察を記述する。
近代演劇論に於いて、理想の俳優は”人形”であると論じられる。
これは情緒や欲求といった不安定で偶然性のある要素を持つ人間が行う演劇では、計算して作られるものである芸術に為りえないとし、その一方で人形にはそういった要素が無いため既存の役者より上位であるという考えに基づいている。
こういった人間の役者の上位存在として人形を求める考えは、ドイツの劇作家ハインリヒ・フォン・クライストのエッセイ『マリオネット演劇について』(1810年)や、イギリスの舞台演出家(演劇理論家)エドワード・ゴードン・クレイグの『俳優と超人形』(1907年)で唱えられている。
魔界劇団の役者に見立てられたモンスター達が”人形”の姿をしている理由は、演劇論としての理想の役者を表しているのではないかと考えられる。
ファンアートに於いては、魔界劇団-プリティ・ヒロインが描かれることが多い。
又、作中の使用者である沢渡が共に描かれているイラストもある。
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