概要
髑髏島近海に生息している怪獣。1話から登場しているがその時は触手しか見せず、同じく髑髏島に生息するリバー・デビルのような頭足類の一種かと思われた。その後も触手だけでの登場を続けていたが、最終話で脱出を図る人間の策略によりコングと戦うことになった際、ついにその全貌を表した。
イカなどの頭足類のような触手と4つの眼を持った頭部、イセエビのような触角にハサミを備えた上半身、クジラや魚のような巨大な下半身とあらゆる海洋生物のキメラのような異形の容姿をしている。怪獣で言うとヤマトタケルの海神ムーバの身体にゴジラシリーズのエビラのハサミを付け、ガメラシリーズのジグラを頭部として無理やり接続したような外見である。
触手は2種類あり触腕のような形状で本数の少ない赤く細い触手と大量に生えている青く太い触手を持つ。触手からは電撃を放つことができる。
経歴
時系列的には7話での回想が最初の登場。
髑髏島の近海に潜伏していたが、キラーカメレオンとの交戦で怪我をしたコングの血液が潜伏海域に流れ出たことにより覚醒。
漁をしていた島民の前に姿を現し、コングと仲の良かった少女を含め、多くの人々を殺傷した。
1話で主要人物たちが乗船している船を襲撃して沈没させてしまい、その後も救助に来たヘリコプターを撃墜する等して脱出の障害となり続けていた。
コングとは敵対関係にあるが、上陸することができないのか、あるいは陸上で戦っては不利なことを知っているようで、クジラの死骸をコングの住処に投げつけるという方法でコングが海に入ってくるように執拗に挑発していた。
最終話で人間に海辺まで誘導されたコングに襲い掛かり、触手を巻き付けて海に引きずりこもうとする。コングの怪力で触手を何本か引きちぎられてしまうも得意の水中戦に持ち込むことに成功。右肩に深手を負わせ溺死寸前まで追い詰めたが、コングが沈没船を凶器として使用したことで右目をつぶされてしまい脱出を許す。浮上に成功したコングになおも襲い掛かり触手で殴打するが、パワー負けして岩に叩きつけられてしまい、ダウンしたところにパンチ連打を食らって一旦沈黙する。勝ったと思ってドラミングしているコングを触手で不意打ちして右目に痛手を負わせるが、もはや戦う力もほとんど残っておらず、すぐさま逆襲に転じたコングに真っ二つに引き裂かれて死亡した。
関連タグ
スキュラ:同じくモンスターバースに登場する頭足類の怪獣。こちらは蜘蛛に似た姿をしている。