概要
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する《対未確認現象統制組織》の否定者、ボイド=ボルクスが装備する専用強化服。
彼の否定能力「UNAVOIDABLE-不可避-」を活かす単眼のパワードスーツ。開発者は組織(ユニオン)の科学者・ニコ=フォーゲイル。
なお、強化スーツの名称は公式Ⅹ(Twitter)に投稿されたおまけ漫画で判明した。
外観・性能
単眼の頭部、胴体は角ばってるが両手足は丸みのある形状。大きく張り出した両肩の装甲側部には「09」の文字と組織構の証(ライセンス)が施されている。首元には、一部パイプ状になった赤ネクタイを模した部品、全体的に黒服(ダークスーツ)を基調にした配色となっている。
全体的に視ると、ぐぽーんって動く一つ目の人型兵器-量産型とは異なる専用型みたいな-を感じさせる意匠(メカデザイン)。
内部構造は、巨体のボイド=ボルクスへ併せた体型に加え、手足の先はハッタリで大きくみせるよう造られている。単眼(カメラアイ)は、目標物を詳細に分析し視認する性能がある。
外部装甲は、ダイナマイトの爆破でも壊れない強い耐久性を有している。しかし、外部モニターとなる単眼部位(メインカメラ)は衝撃に弱いようで、この一点を突かれると致命傷になってしまう(まあ中に人が入ってるから、たかがメインカメラをやられただけでは避けれない傷を負うのは当然)。
ボイド=ボルクスは元ボクシングヘビー級世界王者。彼に発現(移行)した否定能力「UNAVOIDABLE-不可避-」は、不可避の否定者が攻撃態勢(構え)を取る事で相対者の回避行動を否定する。だが、反撃は効果対象外である事、ボイドが防御態勢に変わる=構えを解くと否定能力が解除する事、つまり能力を活かそうとすればボイド自身も不可避という難点がある。
これらを鑑みて、彼自身を保護・強化する装備品の開発が行われていったと窺える。
始めは装着者・ボイドの片腕だけを覆う装備が開発され、拳闘家の戦闘法も補助する専用武器だった。後に初登場で着ていた巨大な強化服へ発展していったのだろう。
🎥スゲー闘い方... #アンデラ #undeadunluck - 公式shorts・YouTube
なお作中の戦果を視る限りでは、銃火器などの武器は搭載せず、その強靭な身体が武器であるボイド=ボルクスの身体能力を補強する仕様である模様。
余談
本作『アンデッドアンラック』の所々で、ガンダム作品群を模倣(リスペクト)した形象(メカニックデザイン)が散見される。
ボイドの強化服〝Next ring(ネクスト リング)〟ならば、機動戦士ガンダムで御馴染みな量産型機「ザク」の意匠「頭部の一つ目レンズ」「動力パイプのある外観」などを反映させたのかもしれない。
関連タグ
ハルクバスター・・・対超巨人を想定して開発された重量級のパワースーツ。こちらには遠距離兵器などが多数搭載されている。だがなにより、暴走の巨人を相手にする抑止力として殴りあっても動じない構想を成すため、高度な科学力によって実現した高出力・超巨体な近接仕様は必見。