No.1インフェクション・バアル・ゼブル
なんばーずいちいんふぇくしょんばあるぜぶる
「現れろ、No.1!」
「ダークな羽音がファンタスティックに木霊するアメージングな蝿の王」
「インフェクション・バアル・ゼブル!」
バリアン世界の神「ドン・サウザンド」からベクターに渡された偽りのナンバーズの1枚であり、その後Mr.ハートランドに与えられ切り札となった。
ランク8・闇属性・悪魔族・の効果エクシーズモンスター。攻撃力3000・守備力2500。
蝿の王かつ最初のナンバーズに相応しいフォルムをしている。また名前や種族から判るように蝿の姿をした悪魔であるベルゼブブがモチーフである。もっともこれらを含む4枚のナンバーズは贋物である事から虚構の王と言ってもいい。
余談だが、「バアル・ゼブル」というのは北方セヌ族で信仰されていた豊穣神であり、ベルゼブブの本来の名前である。(キリスト教に取り込まれた際に悪意ある読み間違えで「バアル・ゼブル(偉大なるバアル)」が「バアル・ゼブブ(蠅のバアル)」とされてしまった)
なので、本来ならばこのカードでも「バアル・ゼブブ」の方が正しいのだが、「バアル・ゼブル」が本来の名前であるので一概に間違いとは言えない。
また「バアル」「ゼブル」の両方とも、本作タイトルであり重要な要素である「ゼアル」と一字違いになる事からそれも意識していると思われる。
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/悪魔族/ATK 3000/DEF 2500
レベル8モンスター×3
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
●このカードがエクシーズ召喚に成功した時、
相手のエクストラデッキからモンスター1体を選択して墓地へ送る事ができる。
1ターンに1度、相手の墓地に存在する「No.」と名のつくモンスター1体を
このカードの下に重ねてエクシーズ素材とする事ができる。
●1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。
破壊したカードがモンスターカードだった場合、
そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
時は流れ、2023年。
6月10日発売のパック「ANIMATION CHRONICLE 2023」にて、ついにOCG化を果たす。
テキスト(OCG版)
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/悪魔族/攻3000/守2500
レベル8モンスター×2体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがX召喚した場合に発動できる。
相手のEXデッキを確認し、その内の1枚を墓地へ送る。
②:このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
この効果で表側表示モンスターを破壊した場合、さらにその攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
③:自分スタンバイフェイズに発動できる。
相手の墓地のカード1枚をこのカードのX素材とする。
※遊戯王カードWikiより引用
召喚にはレベル8のモンスターが3体必要。最上級モンスターを複数召喚する事は容易では無いが、モンスター効果や専用の魔法カードを使って工夫を凝らせば実現可能。
ステータスは青眼や銀河眼と同じ3000と最強クラスで、効果もそれに相応しい能力を持っている。1つ目の効果は召喚成功時に発動する為、制限カードであるNo.11ビッグ・アイやカードをコントロール出来るNo.16色の支配者ショック・ルーラーを指定して墓地を送り、エクシーズ素材にすれば半永久的に使えなくなる。
OCG版はアニメ版テキストと比較すると、以下が異なる。
・召喚条件の変化
アニメではレベル8モンスター×3体だったがOCGでは、レベル8モンスター×2体以上に変更、2体以上なのでアニメ再現も可能。
・エクシーズ素材を増やす効果の発動タイミング変化
アニメではメインフェイズに発動する効果で、ナンバーズしか奪えなかったが、OCGではスタンバイフェイズに発動するようになり、素材として奪うカードはなんでもよくなった。
・ダメージを与える条件の明確化
OCGの②にあたる効果で、表側表示のモンスターを破壊した時だけダメージを与えられる事が明確になり、与えられるダメージが「破壊したモンスターの攻撃力の半分」になった。
※No.共通の、No.以外との戦闘で破壊されない効果は割愛しました