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アル・ダ・フラガ

あるだふらが

アル・ダ・フラガとは、TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』並びに続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する(関係する)架空の人物である。
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「法など変わる。所詮は人が定めたものだ」

「苦労の末手にした技術、使わんでどうする。欲しいのだろ?研究資金が」


CV:三戸耕三(TV版)、関俊彦(スペシャルエディション完結版)

概要編集

ムウ・ラ・フラガの実父であり、ラウ・ル・クルーゼ(旧名:ラウ・ラ・フラガ)及びレイ・ザ・バレルの遺伝子提供元、即ちオリジナルである。


代々続く資産家・フラガ家の当主で、ナチュラルであるにもかかわらず、フラガ家の先祖代々の「先読み」能力を備えていた優秀な人物だった模様。

しかし一方で、性格や人間性には多大な問題があったらしく、幼少期のムウからも「傲慢・横暴・疑り深い」などの悪印象しか抱かれておらず、ラウからは「己の死すら金で買えると思い上がった愚か者」と罵倒されているような人物である。


妻とは冷めきった夫婦関係にあり、妻の影響を受けて育つ実子のムウとも距離を置いていた。

その結果後継ぎ問題で揉めることとなり、ムウを後継ぎにすることに納得出来ず、自身の後継者として自身のクローンをあてがうことを画策するという暴挙に出る。


コズミック・イラの時代においてもクローンは違法だったのだが、コロニー・メンデルの遺伝子研究者「ユーレン・ヒビキ」博士に直接依頼し、流石に渋るヒビキ博士を彼の『スーパーコーディネイター研究』への資金援助をちらつかせることで説き伏せて、自身の資質を100%受け継いだ遺伝子操作も行っていない純正のクローンであるラウを作り出すことに成功する(アルだけではないが、この違法がブルーコスモスが苛烈な暴徒を起こすようになる原因まで併発)。

そして彼のことは自分の管理下に置いて、非常に厳しい教育を施していた模様(「あのバカ(ムウ)の二の舞にはするな」と、教育係にも厳しい言葉をかけていた)。


しかし、ラウに寿命が短いという致命的な欠陥があると知るや、今度はあっさりと掌を返してラウを捨てて、結局はムウを後継者に指名しようとした。

その結果、幼少期のラウによって報復として家を放火されて、妻と共に焼死した。


この男の身勝手な行動によって、ラウは自身を不完全に生み出した世界を憎んで、後に様々な悲劇を引き起こす。そして彼の資金援助を受けたヒビキ博士は研究を続け、後に自身の息子のキラ・ヤマトをスーパーコーディネイターとして生み出すことに成功する(同時に、『第2のラウ』になっていたかも知れない失敗作を生む)事態に至った。


ちなみに彼の「先読み」能力はムウ、ラウ、レイのそれぞれに継承されており、モビルスーツ戦においては「高度な空間認識能力」として発揮されている。


ちなみに編集

アル・ダ・フラガが「出来損ないの愚息」と蔑んでいた実の息子ムウ・ラ・フラガは、「エンデュミオンの鷹」と呼ばれるナチュラル屈指のエースパイロットとなり、『SEED』『SEED DESTINY』では二度も「不可能を可能にする男」としてアークエンジェルの絶体絶命の危機を救い、劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』では戦略兵器レクイエムの都市を滅ぼすほどのビームをアカツキで反射して跳ね返すというオーブ連合首長国救国の英雄」と言っても過言では無いほどの偉業を成し遂げてしまっている。


愚息と蔑んでいた実の息子が、名実共に父を遥かに超えてしまったわけだが、あの世(多分地獄)のアル・ダ・フラガは何を思うのだろうか…。


関連タグ編集

機動戦士ガンダムSEED

ムウ・ラ・フラガ ラウ・ル・クルーゼ レイ・ザ・バレル

身勝手 だいたいこいつのせい 全ての元凶 毒親


エンブリヲ(クロスアンジュ):ゲスさ、身勝手、だいたいこいつのせい、全ての元凶、そして同じ声優等…アルはある意味でエンブリヲの元祖。

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