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オレはもう殺し屋じゃない、ハンターだ


概要編集

CV:三橋加奈子(1999年フジテレビ版)/伊瀬茉莉也(2011年日本テレビ版)

7月7日生まれの12歳(本編開始時点)。身長158cm、体重45kg。血液型はA型。

パドキア共和国出身。伝説の暗殺一家ゾルディック家の三男。


キルアくん

ツンツンに立った短い銀髪、切れ長でやや三白眼釣り目筋肉質な体格の少年。服装はラフで動きやすいものが多い。


ゾルディック編では試しの門を3の扉(16トン)まで開けているが、選挙編では5の扉(64トン)まで開けており、メイン4人の中でも腕力に恵まれている。

年相応の身長に対してかなり筋肉質な体格をしており、腹筋はバキバキに割れている。


性格編集

一見子供らしい面もあるが、直情的でひらめき型のゴンと比べ、冷静沈着で頭の回転が早い。

状況を的確に把握した後は、実現可能性の高い堅実な判断を下す。

危険だと察すると決して実行しない、良い意味での慎重派。

年若いながらも達観した考え方を持ち、自身が認める以外の者には限りなく冷淡な一面も見せる等、割り切ったところのある性格。


ゴンとはケンカを交えながらも戯れるなど12歳の子供らしい面もある。

ハンター試験でゴンがキルアより好成績だとわかった時には焦りを覚え、ヨークシン編でゴンがレオリオから褒められた時には反射的にゴンを殴るなど、ゴンへのライバル心も確かにある。


礼儀知らずでややデリカシーに欠けるところがあり、年上や女性にもズケズケと物を言うので、生意気と見られることが多い。

お菓子が好き。ゲームなど子供の最新の娯楽に詳しく、今時の子供らしい趣味を持つ。

金銭感覚には乏しく賭け事に嵌りやすい。実家が莫大な資産を持つ上、本人も天空闘技場などで大金を稼いで所持していた事もあるが、このガバガバ金銭感覚で浪費するためあっという間に無くす。賭け事をやるともっと無くす。


生い立ち編集

中二時代のキルア

生まれたときから暗殺と戦闘技術の英才教育を受けており、実際に殺し屋稼業をしていた時期もある。訓練により高圧電流や毒にも耐性がある。ただし毒は単純に効かないようだが高圧電流は「我慢できる」だけで痛い事は痛いらしい。


暗殺者としての資質は一族の歴史の中でもピカイチと言われ将来を期待されており、「ブタくん」以外の家族全員から溺愛され、執事たちからも敬愛されている。なおミルキのことは見下しているが、連絡は取っている。PCの情報処理面等ではキルア自身にできない事ができる相手として頼る事もあり、対等な「取引」をする事もある。グリードアイランドに関わる事になった際には情報を求めている他、ゴンが所持していたメモリーカードのコピーも渡している。総じて仲はそこまで悪くない様子。


一族のレールを敷かれた人生に嫌気が差し母親を刺して家出している。この事に対し、母は怒るどころか「暗殺者として立派になってくれて嬉しい」と感激している。


その後、資格を欲していた訳では無いが、難関ということでどの程度の物かと興味を持ったために気まぐれでハンター試験を受験する。

そこで出会ったゴンをはじめ、クラピカレオリオという仲間の存在が、彼の人生を大きく変えることになる。


第287期ハンター試験では最終試験まで進むが、その試験での試合中にボドロを殺害し失格となる。しかし次の288期試験では第一次試験で他の全ての受験者を叩きのめし、唯一の合格者となった。


第287期ハンター試験ののち、ゴンと共に天空闘技場において心源流拳法師範代ウイングの指導を受けて念能力をおさめている。


なお、勘違いされがちだが「押し付けられる殺しの仕事」が嫌なだけで、殺人行為そのものには特に忌避感はなく、当初はちょっとぶつかっただけの相手を惨殺したり、手っ取り早く不合格になるためとはいえ上記の通り何の関係もないボドロを殺害するなどかなり殺しの引き金が軽かった。



やりたいことを探す旅編集

ゾルディック家出奔後は、「やりたいこと」を見つけるためゴンの父親探しに同行するようになる。

しかし、自身にとって生まれて初めての友人であるゴンを大切に思うが故、ゴンと自分とをのように対比し、葛藤に悩まされることもあった。

この時に臆病とすら言えるほどの不安定さは、グリードアイランドにてビスケにも指摘される。


「異常なまでの見切りの早さが欠点」

「念能力者の強さは体調や状況によって左右されるのに、キルアは常に自分の最低値と相手の最大値だけを比べている」

「お前はいつかゴンを見殺しにする」


この過剰な臆病さはキメラ=アント編でキルアが自ら原因を見つけ出す。それは兄・イルミの洗脳によるものだった。

イルミはキルアの脳内に針を埋め込み、「少しでも勝てない可能性がある敵とは絶対に戦わない」という脅迫とすら言えるほどの命令を与えていたのだ。これはイルミなりの家族愛によってキルアの安全のためではあったが、その手段と拘束力が常軌を逸していたため、「いつかゴンを見殺しにする」とすら言われるほどの臆病さに繋がっていた。

キメラ=アントのラモットとの戦いの最中にキルアが自ら針を摘出したため、根本の慎重さはそのままに以前より覇気のある性格となった。


一時ゴンに依存するような傾向も見られたが、旅を続けるにつれイカルゴらなどゴンを介さない友人も増えていき、その能力故にゾルディック家内に幽閉されている妹(弟)・アルカのことを思い出すなど精神的に成熟していく。

会長選挙・アルカ編までトップクラスに出番が多く、選挙編では主人公ゴンは降板状態となるなか主人公として活躍し、作品全般で非常に優遇されている。

作中では心技共に大きく成長しており、執事ツボネに「イルミ様なんかに遅れを取らない」と評されていることから、少なくとも総合的にはイルミと同格の実力を備えていると思われる。


選挙編で「家族内試練(インナー・ミッション)」を達成する事を条件に、シルバの命令に逆らってゾルディック家内に隔離されていた弟(キルア曰く妹)のアルカを外に連れ出し、一生かけてアルカを守ると覚悟を決める。またイルミに一般人を襲わせ、ハンターとして兄を捕らえる事を画策するなど、イルミと精神的に決別する。

最終的にキルアがナニカに「二度と出てくるな」と言ったことに抗議したアルカと、その想いを汲んだキルアによる「俺以外のお願い事は二度と聞くな」という"命令"によってナニカの「無差別なお願い」の完全制御が成されたことで2人に対するゾルディック家の警戒令が解除されたため、二人の家出はシルバから事実上黙認される事となった。

ゴンと別れた現在は妹と共に世界中を旅行しており、暗黒大陸編では少しだけ顔見せした。

HxH キルアルカ


念能力編集

変化系能力者。

ゴンと同じく1000万人に1人と称されるレベルの天性の才能を持つ。

オーラを大きく広げて長時間維持する能力が決定的に苦手であり、最も得意な幅が57cm。定義上はこれは「円」と呼べる代物ではない。


奇犽

固有能力に相当する「発」は、オーラを電気に変化させる能力。

キルアに限らず、オーラを別の何かに変化・具現化させるには変化させる対象に関する強いイメージが必要で、電気へと変化させる場合ゼロからの習得であれば「拷問に近いような電気を浴びる修行」を何年も続ける必要があるのだが、キルアは家庭の事情で生まれた時から拷問のような電気を浴びていたため、僅か数日で会得した。

能力を初めて見せた相手のツェズゲラは、数日前は「発を見せる」というスラングすら知らない初心者だった者がこのような発を習得してくるというあり得ない習得スピードからキルアの生い立ちを半ば察して戦慄し、後にこの能力を見せられたビスケもその過去に思いを馳せ、今笑っていられる奇跡を実感していた。


電気なので基本的に光速に近いスピードで放たれ、生物の身体ならば麻痺して動きを止める効果も持つ。

ただし無尽蔵に使える訳ではなく、キルア自身のオーラ残量、加えてコンセントやスタンガンなどから物理的に電気を充電した量までしか使えないという制約を掛けている。しかしこの制約によってオーラそのものの消費量は少量で済む(作中でも電気切れこそ起こしているものの、オーラ切れに陥っている描写は一度も無い)。


雷掌(イズツシ)編集

キルア=ゾルディック

手のひらから電撃を繰り出す攻撃。

これだけだと手にスタンガンを仕込んでいると思われる事が多く、比較的能力がバレにくい技。


落雷(ナルカミ)編集

キルアvsラモット

標的の頭上から稲妻のように電撃を落とす技。

「雷掌」より溜めが長いが、命中した対象の麻痺時間も長くなる。


神速(カンムル)編集

⚡️

自分の肉体に電気の負荷をかけることで、限界を超えた反射速度を強制する技。

以下の2パターンの使用方法がある。

全身に電気を纏っている状態になるため、「神速」使用中の打撃は全て電撃での攻撃の性質を併せ持つため、掠るだけで感電することとなる。

電光石火編集

自分の意思によって体を動かす神速。

反応速度や最高速度は疾風迅雷には劣るがその分応用力に長け、超高速で攻撃・疾走が可能になる。

非戦闘時での「神速」はこちらが使用される。

疾風迅雷編集

相手の動きとオーラに反応して、予めプログラミングされた動作を行う神速。

発動時に"自身のオーラに新たに触れたもの"などの条件を付ける都合上、電光石火ほどは融通が利かないが、自身が認識していない(早すぎて認識してからでは間に合わない)攻撃に対して電光石火以上の超高速でカウンターがとれる。


オロソ兄妹の念能力への対処の際、実際に体に触れて刺さる瞬間まで実体化しないために掴んで止めることができない念のダーツを掴んで止めるため、皮膚に触れてから皮膚を貫いて頭蓋に刺さるまでのコンマ何秒の刹那の間に掴んで止めるという超高速の反応を実現させたことが、この能力の足掛りとなった。



武術・武器編集

暗殺術編集

暗歩:音も無く歩く。聴覚に長けるセンリツでも殆ど聞き取れない程

肢曲:緩急を付けた歩行法で敵に残像を見せる。

蛇活:自分の関節を曲げて蛇のように絡み付かせ、相手の腕などを破壊する。

肉体操作(名称不明):自身の肉体を操作して変形させ、特定の動作をしやすくする。よく使用するのは鋭く爪を伸ばし刃物と化すモノ、単純に凶器として使う以外に心臓を抜き取るのにも使用するが、キルアはまだ未熟なので傷口から出血させてしまう(シルバは出血させないらしい)。


ヨーヨー編集

無題

ミルキ特注の合金でできており、重量は1個につき50キロ。振り回せば大木もへし折り、念に優れた人間の練越しでも脳天に食らえば脳震盪は避けられず、周を使ったうえで殺す気で放てば雑兵とはいえキメラアントの頭部を粉砕する。

単純に武器として使用する他、表面が滑らかである事から手鏡のように使う事もできる。

また、金属製なのでヨーヨー越しに電撃を流しスタンガンにすることもできる(そのため恐らく紐の部分も金属製、ワイヤーか何かだろうか)。

このヨーヨーの初登場はグリードアイランド編で、ボマー一派との直接対決で各々1対1になった際に使用。この時はキルアは手を負傷していたため、上腕部に括り付けて振り回す方法で使っていた。

その後キメラアント編でも使用したが、この時は手の負傷も完治しており一般的なヨーヨーと同じように手で持って使用している。


COMPASS×COMPASS編集

NHN×ドワンゴにより共同開発されたTPS(三人称視点シューティング」リアルタイムオンライン対戦ゲーム『#コンパス』にてゴンと共に参戦。ジャンプから2作品目でデンジ、パワーとの新旧ジャンプ作品の共演・対決も実現。


キルアのロールはスプリンター。攻撃倍率は高いが体力に難があり、管理が必須になる。カード速度は全種類速めの設定ですぐさま攻撃が可能。後述にある通りカウンター型が理想だがガードブレイクや接近戦を狙うアタッカー型やスタン能力での妨害型と様々。


ヒーローアクションはスプリンターおなじみ「ダッシュ」だがダッシュ攻撃時にはスタン効果が付く。しかしスタン時間は短いので状況に応じた判断力が必要となる。


アビリティは「神速 疾風迅雷」

カウンター攻撃にスタン効果が追加する。【近】【移】【周】カードのカウンター効果なら必ず発動する。ただし【近】の攻撃はかち上げのため、効果は薄く【移】【周】が必須になる。


ヒーロースキルは「神速 電光石火」

一時的に強化して通常攻撃と『近』『遠』『周』『連』『移』カードにスタン効果を追加。カード攻撃では約2秒間スタン状態に出来る。立ち回り方次第で相手は何も出来ないまま撃墜も狙える。


要約すればスタンとカウンターを駆使して暴れる変則なスプリンター。防御倍率は高くもないのでカウンターを狙えてもやられては意味ないので全天などのダメカは必ず入れよう。


余談編集

「癖になってんだ、音殺して歩くの」は当時全国の中学生を痺れさせた名言だが、アニメ版においてもキルアのみ一貫して足音を付けない形で描写されている。

しかし、2011年版においてキルアが足音を出した一瞬が存在する

その一瞬とは「ゴンがピトーの頭を潰した後、黒子舞踏が死後の念と化しゴンを奇襲した時、ゴンを突き飛ばそうと加速した瞬間」である

それだけ余裕がない薄く細い時間の切れ目であったことを足音一つで描写する表現力には脱帽である


関連イラスト編集

正義の角度充電完了

日の出待ちキルア=ゾルディック

無題キルア


関連タグ編集

HUNTER×HUNTER

HUNTER×HUNTERメイン4人ゴン クラピカ レオリオ

ゾルディックイルミ ミルキ キルア アルカ カルト ゼノ シルバ キキョウ

ウイング ビスケット=クルーガー

キメラアント討伐隊 パーム=シベリア イカルゴ


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