概要
後にネオ・ジオンとなるジオン残党軍が小惑星アクシズにて建造した超大型戦艦で見た目からわかる通りかつてのジオン軍のグワジンの流れを汲む。
艦のカラーリングが赤であったり、艦体後部に設置された巨大な球状燃料タンクなどにグワジンの名残を留めている。
艦体上部にMSカタパルト2基、下部にMSを任意の方向に射出できるMSランチャーを備える。
対艦火力では劣るが惑星間航行可能なほどの長距離巡航性能と搭載MSの数ではティターンズのドゴス・ギアを上回っている。
武装は連装メガ粒子主砲を2つ、連装メガ粒子副砲を10つ、単装メガ粒子砲を4つ装備している。
全長は不明だがドゴス・ギアよりも大きめである模様。搭載数は不明だがガザCを多数搭載可能らしい。対空火力もかなりのものらしく、いずれにせよ単艦で数隻の艦隊と同等の作戦行動を可能にするコンセプトで建造された艦であるようだ。
ネームシップはアクシズの上層部であるミネバ・ラオ・ザビとハマーン・カーンの乗るアクシズの総旗艦として使われ、その内部にはミネバとの謁見の間がある。アクシズが地球圏に帰還した時にハマーンのキュベレイと共にガザCを率いて現れたのが本艦である。エゥーゴのクワトロ・バジーナ達がアクシズとの交渉で訪れたのもこの艦である。
またその主砲でコロニーレーザーの核パルス・エンジンを破壊した事もあった。だが後にパプテマス・シロッコの部隊により撃破された。
グリプス戦役の後も同型艦がいくつか確認されている。
また地球連邦軍はこのグワダン級のデータを基に宇宙空母ベクトラを建造したらしい。
同型艦
- グワレイ
『ガンダム・センチネル』に登場。
ニューディサイズの反乱騒動に出現したトワニング提督が指揮するグワレイ艦隊の旗艦。
まだアクシズによる宣戦布告前であったため、ニューディサイズのメンバーを回収すると早々に撤退している。
- イン・エクセス
『機動戦士ガンダム シャアの帰還』に登場。
第1次ネオ・ジオン抗争の後のダンジダン・ポジドン少将率いるネオ・ジオン残党軍の保有艦。艦載機は量産型キュベレイ。
- グワジャル
『機動戦士ガンダムF90FF』に登場。
オールズモビル軍の一派であるジオン残党組織レガシィの旗艦。同組織の総帥ライン・ドラグンの座乗艦である。
宇宙世紀0116年にトリムールティの攻略を企むが連邦軍の迎撃により作戦は失敗、グワジャルも損傷過多だったため、ドラグンの最後の命令によって撤退した。
関連タグ
グワンバン:同じくアクシズで作られた同じグワジンベースの戦艦。こっちがグワダンよりも先に作られた模様。