諸元
機体名 | ケルベロスバクゥハウンド(Kerberos BuCUE Hound) |
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型式番号 | TMF/A-802W2 |
全高 | 12.26m |
重量 | 69.81t |
概要
ザフトの陸戦用MSバクゥに近代化改修を施したグレードアップモデル「バクゥハウンド」に、ケルベロスウィザードを装備した基本形態。
ザクウォーリアシリーズと同規格の装備の共用化を図り、背部ターレットにウィザードシステム対応アタッチメントを追加して、頭部は本機と共に開発された「ケルベロスウィザード」に合わせて独自の頭部ユニットに換装されている。
ただし、二足歩行の人型MSと四足歩行の獣型MSとでは本来の運用思想が異なるため、スラッシュウィザードなどそのままでは使用不能な装備も少なくない。
デザインもどこか愛嬌があった原型機とは打って変わっていかつく刺刺したものとなっており、劇中の所業も相まって異界から現れた魔獣を思わせる禍禍しさを感じさせる。
デザイン担当は藤岡建機。
劇中での活躍
『STARGAZER>機動戦士ガンダムSEEDC.E.73STARGAZER』のエピソード2にて登場。ザフト所属の陸上部隊として地球連合軍の陸上戦艦ボナパルトを襲撃、バクゥとの連携によってボナパルトを防衛しているファントムペイン所属機を孤立させていき、ブルデュエルから戦闘能力を削ぎ落とし脚部を斬って転倒させた上、獲物に群がるハイエナの如く、ビームファングで貪り殺す。これが、ケルベロスバクゥハウンドと言う機体を象徴するシーンである。実際にはコックピット周辺を何度も刺しているだけだが「四足獣ロボット三機が孤立して動けない人型ロボットを群がって襲う」様子が捕食しているようにも見え、パイロットのミューディー・ホルクロフトの絶叫と共に、その描写には多くの視聴者が衝撃を受けたであろう。
武装
ビームファングシステム
頭部に装備された近接格闘武装。斬り裂くのではなく刺し貫く方向に運用が変わっている。
ちなみに、本機の唯一の固定武装でもある。基本的にバクゥ系統は射撃兵装が背部ターレットの武装に依存しやすい傾向にあるため、本体側は武装が最低限の物になりやすい。
専用ウィザード
ケルベロスウィザード
バクゥハウンドにも対応できるように開発された高機動格闘用ウィザード。
ウィザードとして設計されているため、ザクにもケルベロスウィザードは装着できる。そうした場合、ビームファングは手持ち武器となる。
- ビームファングシステム
近接格闘武装。ケルベロスバクゥハウンドの頭部と同じ物だが、こちらは他のMSが使う際に取り外すことでビームサーベルとしても使えるように設計されている
- ウィザード頭部リトラクタブルセレクション内ビーム砲
ケルベロスの名を体現するバクゥの頭部を模した部分に内蔵されたビーム砲。頭部のフレキシブルな稼働によって自在な攻撃を可能とする。
関連動画
バリエーション
バクゥハウンド
ウィザードを装備していない素の形態。設定のみ存在する。
ブレイズバクゥハウンド
ブレイズウィザードを装備しているバクゥハウンド。
専用機
アイザック・マウ専用機
『C.E.73 Δ ASTRAY』で登場。
ジュール隊のアイザック・マウが搭乗する緑の機体。
アレック・ラッド専用機
『FRAME ASTRAYS』で登場。
ミスター・ジェントルことアレック・ラッドが搭乗する白い機体。
叢雲劾が乗ったハイペリオンGとの交戦で小破した後、再登場にはブレイズウィザードを装備したブレイズバクゥハウンドになっている。
立体物
HG1/144シリーズにラインナップ。実はバクゥ系列で初めて可動式プラモが出たのはこのMSで、後にランナーを流用する形でバクゥの本家が発売されている。
劇中同様にアクションが取れる他にケルベロスウィザードは脱着可能。 ウィザードは、ザクウォーリアのものと同形状のコネクターにバクゥ用のコネクターを噛ませることで装備されているため、ザクウォーリアにも装備が可能。
また、バクゥ用コネクターは、ストライカーパックにも対応しているためノワールストライカーやIWSPを装備させることも可能。
ビームファング再現用エフェクトパーツも同梱されている。
後にFRAME ASTRAYSに登場した「アレック・ラッド専用機」も販売された。※作中のようにブレイズウィザードを装備させたい場合は、別売のブレイズザクファントムを購入する必要がある。
ガシャポン「SDガンダムフルカラー」にラインナップ。
関連タグ
機動戦士ガンダムSEEDC.E.73STARGAZER 機動戦士ガンダムSEEDDESTINY
EVA量産機 貪り殺すシーンが有る