「お前達の自由は まだ偽りの中に在る。それは闇に囚われている限り永遠にだ!!」
「光の道を進む者を愛してはいけない 俺はエルザが幸せならばそれでいい」
CV:浪川大輔
概要
『FAIRYTAIL』の登場人物の一人。
エルザ・スカーレットの幼馴染であり、彼女の憧れの人。作中における様々な出来事のキーマンであり、登場回数も多い。
人物
理智的で正義感の強い好漢。
作中では正気ではなかったとはいえ自らが犯した罪の清算、特に愛するエルザを守ることを第一に行動している。
魔法
基本的に天体魔法を使うが火や雷といった基本属性も扱えるようで使える魔法の幅はかなり広いと思われる。思念体も使用している。拘束の蛇(バインドスネーク)など相手を拘束する魔法も扱える。
- 流星(ミーティア)
高速移動をする魔法。速度上昇以外にも浮游能力、身体能力強化もある模様。彼が最も使用頻度が高い魔法。
- 七星剣(グランシャリオ)
彼の代名詞的魔法。モデルはジークハルトの魔法。「七つの星に裁かれよ」の詠唱で発動する。七つの魔力砲を落とす。威力は隕石に相当する。流星に並んで使用頻度が高い魔法でもある。
- 暗黒楽園(アルテアリス)
同じくジークハルトがモデルの魔法。黒い魔力砲を相手にぶつける。光源とは逆に影を伸びさせるなど物理法則を無視するらしく殺傷能力はかなり高いと思われる。
- 六連星(プレアデス)
六つの魔力砲を飛ばして攻撃する。
- 九雷星(きゅうらいしん)
雷属性を帯びた光の剣を相手に飛ばし攻撃する。
- 煉獄砕破(アビスブレイク)
巨大な魔力砲を放つ。劇中では不発で終わったが煉獄砕破は魔道収束砲ジュピターに使われている砲撃であり、破壊力は絶大である。
- 星崩し(セーマ)
真・天体魔法と呼ばれる魔法の一つ。巨大隕石を上空から落とし攻撃する。威力は巨大クレーターができる程絶大で一撃で六魔を全滅させている。
動向
「楽園の塔」の支配者
昔は正義感溢れる活潑な少年で、奴隷を解放するよう叛乱を起こし捕らえられたエルザを救出するために身代わりとして捕えられるが、そこで伝説の魔導士ゼレフ(を騙ったウルティア)の洗脳を受けて乱心。
後に自身に逆らったエルザを外界に放つことと引き換えに、奴隷仲間達を人質に8年間、楽園の塔建設に注力した。
その目的はRシステムを発動させてゼレフを蘇らせることであり、目的遂行のためには手段を選ばない。
元は仲間だったショウ達を騙していただけでなく、ブレインなどの闇ギルド関係者とも関係を持っていた。
自分の思念体であるジークレインを評議院に潜り込ませて楽園の塔にエーテリオンを撃つよう誘導したり、Rシステム発動のためにエルザを生贄にしようと画策。しかしエーテリオンを食べたナツに敗北して、楽園の塔は崩潰し、消息不明になった。この時エーテリオンの厖大な魔力が溜まっていた楽園の塔が暴発したのにもかかわらずエルザ達が生還できたのはジェラールが塔と融合して魔力を空に逃がしたから。とエルザは推察しているが詳細は不明である。
全てを失った男
後にエーテルナノの影響を受けてはいたが生存していた事が判明。ニルヴァーナの所在を知っていたため六魔将軍に保護されていた。
ブレインの策略によりウェンディの治癒魔法で蘇生され、「エルザ」という単語以外の一切の記憶を失っていた。しかしニルヴァーナの危険性については覚えていたようで、自立崩壊魔法陣を組み込むも、ブレインによって失敗。その後はしばらくエルザと行動を共にし、その過程で記憶を一部取り戻す。
自分が犯したとされる過ちを正そうとナツ達に協力した。
(当初はナツからは「エルザを泣かせた」と協力を拒まれていたが、彼を攻撃から庇った事でその覚悟を見たのか、言葉こそ交わしていないものの和解した)
その後、楽園の塔事件の罪を問われたために新生評議院に逮捕された。エルザに別れを告げた。
また、別れの直前でエルザのことを忘れなかった理由とされる一言を呟いた。
『お前の髪の色だった……』
贖罪のために
その後、牢の中で記憶を取り戻し、「空白の7年」の間にウルティアの手引きにより脱獄。
正規でも闇でもない独立ギルド「魔女の罪」を作り活動している。 大魔闘演武にはナツ達に調査を依頼する一方、マカロフに交渉し、ミストガンに変装し妖精の尻尾Bチームとして参戦する。
大魔闘演武では謎の魔力の調査をするもドランバルトの妨碍に遭う。しかし、その後のドラゴン襲来時はラハールとドランバルトにドラゴンと戦うためにコブラの一時的な出所を要求した。その後は満身創痍のエルザを救出した。
冥府の門編では魔道パルス爆弾、フェイスのキーマンであることが明らかになり、冥府の門に狙われる。その最中、ドランバルトの頼みで六魔と交戦する。(因みにブレインは既にコブラが殺し、ホットアイはジェラールに従う事に決め、戦いに参戦しなかった)しかし、六魔を一人で実質全滅させており、彼の強さを見せつけた。冥府の門との戦いが終わった後は不安に押し潰されそうになったエルザを後押しした。
アルバレス帝国編ではエルザ、カグラと共にハルジオン奪還に向かい、スプリガン12のナインハルトと交戦する。最終的にカグラの掩護もあり、ナインハルトを撃破し、ハルジオンを奪還した。
メルディと共に残存兵を倒していたがアイリーンのユニバースワンにより別の場所に飛ばさる。エンジェル以外の六魔と合流するもオーガストに敗北してしまう。
エルザとウェンディがアクノロギアに殺されかけるがすんでのところで駆けつける。しかし、アクノロギアにより魔法は全て喰われ、再び窮地に陥る。その後は一夜達青い天馬が助けに入り、クリスティーナを使ってアクノロギアを時の狭間に誘導する。ジェラールは時の狭間が開くまでの時間稼ぎをした。
時の狭間にアクノロギアを押し込もうとするも捕まり、潰されかけるも一夜に救出される。そして、妖精の球によるアクノロギア拘束に協力した。
終戦後、今までの働きを認めた新女王ヒスイに恩赦を与えられ、罪を許された。
100年クエスト
「魔女の罪」解散後、エルザから「妖精の尻尾」に誘われていたものの、踏ん切りがつかず単独行動をとっていた。
その過程で「白魔導士トウカ」の噂を聞き危機感を覚え、情報を集めていたものの、時すでに遅くトウカは「妖精の尻尾」を掌握しており、自身もまた彼女の洗脳下に置かれてしまう。
木神竜アルドロン討伐に際し操られた状態でエルザと戦うことになるが、この際エルザの奇策とはいえとんでもない姿にさせられるという醜態を晒した。
正気に戻り、100年クエストを継続するエルザと一旦別れる際には、エルザの誘いを受け入れ「妖精の尻尾」に近々加入することを表明した。
余談
作品きっての公式イケメンでもあり、作者も「顔に変なマーク入っているのにイケメン風」と評している。
(大魔闘演武の三日目・番外編(OVA)ではエルザの胸を揉んだり、間近で見たり、他人から見ればラブラブバカップル、その上非常においしいシチュエーションだったが鼻血出すわ、気絶するわで免疫力がない。)→ジェラエル
平行世界「エドラス」に住むジェラールとの同一人物は「ミストガン」。
また、先述した評議会の「ジークレイン」はジェラール本人の精神体であり単なる分身に過ぎない(エルザには「生き別れになった兄」と噓を吹き込んでいた)。公式の悪ふざけOVA「妖精学園」では3人全員が別キャラとして登場する。
『RAVE』の登場人物「ジークハルト・シーザー」のスターシステムキャラ。