デズモゾーリャ「人の物を奪いたいと思う心!」
ミケラ「互いを憎み合う心!」
ヴォッファ「ひたすらに、壊したいと思う心!」
デズモゾーリャ「それらは全て!我が栄養となる!!」(第48話)
データ
- 身長:315cm
- 体重:670kg
概要
第一戦闘形態であるデズモリジュエルで敗れ、竜人の器に見切りを付けたデズモゾーリャが、最も己に近い原初の姿に戻るべくミケラとヴォッファの体内に潜入し、両者を融合させた上で己の肉体とした姿。そっぽを向く様に両肩に付いた2体それぞれの顔が特徴。
創造主であるデズモゾーリャが「原初の姿」と呼んでいる事からも分かるように、これが2人の本来の姿らしいが、デズモゾーリャに乗っ取られて以降もミケラとヴォッファの意識はキチンと存在している。
この身体は最終形態ではなく、真の器たるバクレンオーに乗り移るための仮の器に過ぎないのだが、それでもアバレマックスを圧倒する程の強大な戦闘力を誇る。
戦闘では主に幻覚攻撃を繰り出し、巨大な自身の姿や融合前のミケラとヴォッファに分身する幻覚で攻め立てる。頭部からは電撃を放ち、触手状の右腕は伸縮自在でアバレスーツすら貫く威力を有する。
右手から出すエネルギー波で紅い雲を発生させ、そこから降る紅い雪には人間の悪意を増幅・暴走させる作用がある。デズモゾーリャはそれによって発生した人々の悪の心を吸収し、自らの栄養にすることができる。
活躍
嘗てアバレンジャーが倒したバクレンオーを新たな肉体にして完全復活することを企てたデズモゾーリャは、赤い雪を降らせて人々の悪意を増幅させ、発生したエネルギーでバクレンオーを蘇らせようとしていた。
雪の発生源に駆け付けたアバレンジャーと交戦し、強力な幻覚攻撃で攻め立て、そして持ち前の攻撃力と防御力で捻じ伏せる。これまで殆ど無敗だったアバレマックスをも圧倒し、マックスフィールドを破り止めを刺そうとしたが、自身の半身が宿っている故に不死身であるアバレキラーに阻まれる。
一度は反撃のスーペリアダイノボンバーで倒れたが、隙を突いて左手からの光の触手でアバレキラー(壬琴)を捕らえてバクレンオーに乗り込み、壬琴から半身を取り戻した上でバクレンオーと融合し完全復活しようと試みた。
しかしアバレンジャーから送られたダイノガッツで抵抗した壬琴によって自身の半身を滅ぼされてしまい、アバレンオーとマックスオージャによってバクレンオーも破壊される。
万策尽きたことで、自ら巨大化してアバレンオー達を打ちのめしたが、キラーオーの猛攻に怯み、最期は爆竜必殺デススティンガーで爆散した。ミケラとヴォッファ共々デズモゾーリャは死亡した。
だがデズモゾーリャの残留思念は消えておらず、侵略の園にある生命の樹と融合。最終形態へと変貌し、アナザーアースへ襲来するのだった……。
余談
デザインを担当したさとうけいいち氏はデザインイメージとして、『キャプテンウルトラ』のバンデル星人や『ウルトラマンA』のヒッポリト星人を挙げている。