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ユニコ

ゆにこ

手塚治虫が女子児童向け漫画雑誌で連載していた漫画作品。及びその主人公。
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概要編集

手塚治虫がサンリオから出版されていた女子児童向け雑誌「リリカ」、および小学館

刊行雑誌「小学一年生」で1976年から1979年までの間連載していたファンタジー漫画。


(手塚本人もあとがきで「いい子にし過ぎた」と自戒する程に)健気でとにかく愛くるしいユニコのキャラクター造形もさることながら、手塚ならではのシビアで悲劇的な世界観がそれと対を成している。


サンリオレーベルで2回にわたってアニメ映画化(1981年、1983年)されており、分かりやすく練り上げられた感動のストーリーと滑らかで見応えのある作画から隠れた名作として評価されている。


連載当時は相応の人気があったものの、1983年の映画第2作『ユニコ 魔法の島へ』以降は30年以上メディア展開や単行本の再版に恵まれず人々の記憶から薄れていった。連載中も他の連載との兼ね合いがとれずカラー具合のクオリティが維持できていなかった上リリカ自体が休刊という終わり方だった為しょうがないところもある。


しかし近年カラーページを完全再現した復刻版が刊行され話題になった。

さらに2015年、クラウドファンディングにより「あらしの妖精」と共に英語版の刊行が決定された。(リンク


2021年2月26日には、ゲーム・けものフレンズ3とのコラボで

火の鳥と共にフレンズ化した姿で登場。

どうやらゼフィルスの手によって、今回はジャパリパークにやってきたようだ。



ストーリー編集

ギリシャ神話の美の女神:ビーナスはすごいやきもちやき。人間の少女プシケが自分より美しく人気があるのが我慢なりません。そんなプシケが何より可愛がっているのがユニコーンの子供ユニコ。ユニコには不思議な力があり、自分を愛してくれる人のために奇跡を起こすことが出来るのです。

プシケの美しさの秘密がユニコにあると知ったビーナスは、西風の精ゼフィルスにユニコを遠くに捨ててくるよう命じます。ゼフィルスはユニコが可哀想で仕方有りませんが、神様の命には逆らえずユニコを遠い時の彼方へ送ってしまいます。

ここから始まるユニコの冒険。中世ヨーロッパ、帝政ロシア、果てはアメリカ妖精の国まで、西風に吹かれてユニコは旅を続けます。出会った人との友情も、積み上げた愛も、思い出も、西風の力で吹き消されながら・・・・。

キャラクター編集

ユニコ編集

ユニコほうきにのったネコ

CV:三輪勝恵

ユニコーンの子供。自分を愛してくれる人のために奇跡を起こす事が出来る。健気で純粋な性格の持ち主だが、反面繊細で傷付きやすい。西風ゼフィルスによって色んな時代に飛ばされており、その都度記憶を吹き消されてしまっている。

チャオ編集

だっこユニコ

CV:杉山佳寿子

ユニコの友達の雌猫。人間の女の子になりたがっており、ユニコの力で変身するも・・・。

悪魔クン編集

孤独2世

CV:堀絢子

「孤独」の悪魔。父であり先代の「孤独」は物言わぬ石像と化している。意地悪な性格で悪魔だからという理由でユニコに意地悪するも、実際は対人経験を持たないだけで、ユニコの優しさに触れ友達になった。

関連タグ編集

手塚治虫

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