概要
封印戦争とは、第2次スーパーロボット大戦αでの一連の戦い。スーパーロボット大戦OGシリーズでは、修羅の乱からしばらく経った時期に勃発した戦争。
第2次αでは
・旧ロンド・ベルの主要メンバーを中心に、新たな独立部隊αナンバーズが結成。
大空魔竜戦隊やグッドサンダーチーム、GGGと言った新興組織も加わり、以前にも増して戦力が増強された。
・異星人連合であるバーム星人、暗黒ホラー軍団、ボアザン星人が地球へ侵攻する。バーム星人は当初地球との融和を図っていたが、融和派のリオン大元帥が抗戦派に暗殺され、後釜に抗戦派の先鋒格であるオルバン大元帥が収まる事に。また、ボアザン星人はゼ・バルマリィ帝国から独立を果たし、実質的な連合の盟主となっている。
・地下勢力のミケーネ帝国、恐竜帝国、邪魔大王国が地球制圧行動を取る。戦争の中盤、ネオジオンの作戦に便乗する形で大規模な侵攻作戦を実行している。
・海底遺跡オルファン浮上のため、リクレイマーらが反乱を起こす。
・人間を下等と見下す悪意を持つサイボーグ・メガノイドが全人類のメガノイド化を目論む。
・異星の機械種族であるゾンダーが地球人類の同種族化(機界化)を目論む。
・秘密結社ドクーガが独自の目的で超エネルギー・ビムラー奪取を目論む。
・シャア一派とハマーン一派のネオ・ジオンと木星帝国の連合が小惑星フィフス・ルナ及びアクシズを地球へ落とす「地球寒冷化作戦」を実施(ハマーン一派がαナンバーズと休戦した場合、代わりにオルファンが地球に落とされる事になる)。
・人造神ガンエデン(ナシム・ガンエデン)が出現。地球封印を目論む。
以上の出来事が起こり、独立部隊αナンバーズによるガンエデンの破壊をもって終結した。
後に『地球という星を封印しようとした者』(ネオ・ジオン、木星帝国)、『過去に地球に封印された者』(闇の帝王、オルファン)、『人類を地球に封印しようとした者』(ガンエデン)という『封印』がキーワードであったため『封印戦争』と呼ばれるようになった。
しかし、この地球圏における大戦乱の末に築かれた平和も僅か1ヶ月の束の間に過ぎず更なる大戦乱「銀河大戦」を迎えることとなる……。
なお、バルマー戦役を生き延びたであろう旧ジオン軍のキシリア派や、秘密結社BF団、イージス計画の成功に伴い動向が変わったであろう(別の未来ではイージス計画の失敗に伴い木星圏で遙かな未来への眠りに就いていたため)ヌビア・コネクションらのその後は語られていない。
第2次スーパーロボット大戦OG及びスーパーロボット大戦OGダークプリズンでは
・鋼龍戦隊のメンバーとその協力者達、ノイエDC残党やガイアセイバーズ等が母艦や機体ごと様々な別世界に次元転移する事態が立て続けに発生。
・地底世界ラ・ギアスで神聖ラングラン王国とシュテドニアス連合国間の戦争「春秋戦争」が勃発。シュテドニアスの撤退後、ラングラン王国王子フェイルロードによるラ・ギアス統一宣言とバゴニア方面軍司令官カークス将軍の反乱が重なるも、4人の魔装機神操者と地上から転移してきた鋼龍戦隊のメンバーの活躍によって鎮圧。その後鋼龍戦隊のメンバーは地上へと送還された。
・上述の出来事と同時期に破壊神サーヴァ・ヴォルクルスの五大封印が破壊される(ダークプリズン)。
・地球連邦政府大統領グライエン・グラスマンがアルテウル・シュタインベックの謀略により暗殺され、その罪が鋼龍戦隊に被せられる。
・異星人ゲストが地球へ侵攻する。
・異次元勢力ルイーナが破滅の王現出による世界の破滅を目論む。
・人造神ナシム・ガンエデンとバラルが出現。地球封印と総人尸解計画の実行を目論む。
シュウ・シラカワがグランゾンに仕掛けられていた剥き出しの特異点を崩壊させる。
・ルイーナ及びバラルにより地球全体が大規模なバリアで覆われる。
以上の出来事が起こり、ガンエデン或いはアダマトロンの破壊をもって終結した(より正確には、直後にゾヴォーグ枢密院艦隊とそれに協力したシュウ・シラカワ一行・チーム・ジェルバが戦争商人ゴライクンルとの「知られざる決戦」を行っている)。
ルイーナの次元断層(アートルム・エクステリオル)、ガンエデンの結界と、異なる勢力により二度も地球が封印されたことからこちらでも『封印戦争』と名付けられることとなった。
なお、『封印戦争』は第2次OGのノーマルルート最終話のサブタイトルにも用いられている。