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概要編集

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CV:山寺宏一


概要編集


木下ボクシングジム所属。元日本ジュニアフェザー級チャンピオン、元日本フェザー級1位。大病院の一人息子で医師志望の大学生という、異色の頭脳派ボクサー。

木下会長の娘・つぐみの遊び相手になる優しい面もある。医学生としても、留学の話が何度も上がるほど優秀である。おまけにイケメン。非の打ち所がない好青年であるが、飯村真理の取材に「どこをどういじれば、人が壊れるかということも良く知っている」と返すなど、ボクサーとしての闘争本能も持っている。


当人は両親を尊敬し、医師を素晴らしい職業と思い、特に反発無く真摯に勉学に取り組んでいるが、やはり親のひいたレールの上を歩く人生に多少の鬱屈を感じていた。そんなときにジムの広告を見て、最初はストレス解消程度にサンドバッグを叩く事になる。やがてスパーリングや試合などを経て、ボクシングの面白さに夢中となっていく。


「患者の病だけでなく、不安も治す」という医師を目指しており、そのためには人間的にも強くある必要があると考えを持っている。このことから、ジュニアフェザー級のベルトを返上し、己の限界に挑むべく、一つ上のフェザー級を目指す。当初は千堂武士に挑戦状を送る予定であったが、タイトルマッチの相手に千堂を破り、フェザー級国内王者になったばかりの幕之内一歩に挑戦することとなる。


タイトルマッチに当たって鴨川会長の旧知である名伯楽・浜団吉の教えを乞い、初防衛戦の緊張感で動きの硬い一歩を、団吉直伝の「飛燕」「燕返し」と医学生ならではの人体知識や「触診」で追い詰め、最終的にダウンの応酬となる名勝負を繰り広げたのだが、最後の余力を振り絞って繰り出した一歩のデンプシー・ロールを意地で耐えたかに見えた直後、意識を失ってダウン、5RKOで敗退した。

試合後、自分の全力を尽せる相手と最後まで戦えた事に満足し、現役を引退。生涯成績は16戦13勝9KO2敗1分。一歩戦以外の1敗はデビュー戦で付けられたもの。


その後、一歩が鷹村守の不調について尋ねるシーンで適切な回答を示すなど、一線を退いても医師として何度か登場している。


モデルは医者を志望しながら交通事故で夭折した元WBC世界フェザー級チャンピオンのサルバドル・サンチェス。


ファイトスタイル編集


藤井稔曰く、伊達英二に最も近いタイプ。基本的には足を使ってのアウトボクサーであるが、必要に応じて、相手に密着しての接近戦も十分にこなせるセンスと度胸も持っている。


医師志望らしい特徴として、パンチを相手に当てたときの感触を「触診」のように捉え、相手のダメージを推し量りながら戦う。パンチを当ててから、相手が回復して反撃してくるまでの時間を図ることができ、相手をコントロールするという、非常に冷静な試合展開を得意とする。自分の肉体も同じように意識しながら戦っており、ダメージを負っても様々な小技で相手を翻弄し、回復する。


また、人体の急所の知識が豊富で、さらにそこを的確に捉えるコントロールを持っており、ボディブローの効果(呼吸困難など)が通常の選手のそれより、早く現れる。


関連タグ編集

はじめの一歩

唐沢拓三 - ジムの後輩


鎬紅葉:「医者で格闘家」の先駆者。

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