概要
宇宙の破壊と支配を企む邪神ツクヨミが生きた金属を使用して制作した人型機動兵器。
かつてオオナム星系の7つの惑星を滅ぼした破壊の神『ヤマタノオロチ』の化身というべき存在で、各個体ごとに外見や特徴は異なるが、胸部に脱出装置を兼ねた球体上のコックピットを持ち、内部の黒い球体に手を入れて操縦する点は共通している。
体内にはオロチダマと呼ばれる物があり、パイロットの精神力や意思に反応して起動するため、それ次第で暴走する事もある。
岩石や鉱物、もしくはそれらが溶けたマグマがエネルギー源であり、経口摂取する事で補給(実際に、本編中にタケル達が岩石を食べさせる描写がある)するが、長い間エネルギーを補給しないと休眠する。ただ、この補給方法はあくまで二次的な物であり、ツクヨミ陣営には本格的な補給装置が存在する。
一定期間を迎えると昆虫と同様に繭を作り、脱皮する事で第二、第三の形態へとパワーアップする。サイズは個体差があるが、基本的に第一形態は15m、第二形態は20m、第三形態は30m。最終段階では容姿や体色が大幅に変わる(スサノオは特に顕著である)。
オオナム星系の7つの惑星を滅ぼした後、惑星イヅモにて所在が分からなくなったスサノオ以外はツクヨミの手によって回収され、8人の魔空戦士にあてがわれた(これらの挿話はCDドラマで判明している)。ガイオウはスサノオに内包していたオロチダマを移植された魔空戦神で、スサノオとはある意味双子のような存在であり、本来の破壊神スサノオともいえる存在である。
アマノシラトリと合体する事で超魔空戦神へとパワーアップが可能。
デザインは仏像や神像、埴輪などといった古代日本の造形物がモチーフである。
一覧
名称 | 進化状態 | 武器 | 操縦者 | モチーフ・備考 |
---|---|---|---|---|
スサノオ | 第一形態~最終形態 | 剣、盾 | タケル | ハニワ |
タマノオ | 最終形態 | 剣、盾 | アマツミ→カオン(オト) | 火焔型土器 |
ツキノオ | 第二形態 | 剣 | ハヤミカ | 三日月 |
カゼノオ | 第二形態 | 斧 | キリオミ | 最終形態(未登場)は風神モチーフ |
シシノオ | 第二形態 | 青龍刀 | キリュウ | 最終形態(未登場)は人型に近づく |
トキノオ | 第二形態 | ムチ | クシナダ | 最終形態には脱皮しない予定だった |
アラノオ | 最終形態 | 鎌 | オウカ | ハート型土偶 |
シュラノオ | 最終形態 | 鍵爪 | アモン→ミカヅチ | 悪霊+歌舞伎役者 |
ガイオウ | 最終形態 | 三叉槍 | ミカヅチ、オト | |
合体魔空戦神 | ヤマタノオロチ |
類似関連メカ
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