黒咲一人

くろさきかずと

日本の漫画家。2003年に一旦、漫画家を廃業し、お遍路の旅に出た。

黒咲一人（1948年～）

日本の[[漫画家。

1980年代に「週刊ヤングジャンプ」（集英社）で活躍したが、2003年に漫画の仕事が途絶え、遺書と葬式代を懐にお遍路の旅に出た。

来歴

1948年、佐賀県に誕生。

1967年、投稿した漫画が採用され、上京。ボクシングを題材とした貸本漫画『傷だらけの挑戦』（東京漫画出版社）でデビューするが、ほとんど売れなかった。川崎市（神奈川県）に住み、工事現場で働きながら中島徳博や笠間しろうのアシスタントを務め、自作の持ち込みを続ける。

1970年、5月のヤングジャンプ賞に入選。

1972年、『走れ!流れ星』で第4回手塚賞に準入選。

1973年、「月刊少年ジャンプ」（集英社）で『アフリカおじさん』を連載。

1975年、「月刊少年ジャンプ」で『ファイター幻』（原作：遠崎史朗）を連載。

1979年、「週刊ヤングジャンプ」（集英社）で『無頼風』を連載。ヒット作となる。

2003年、仕事が途絶えホームレスとなる。漫画原稿は引き取ってくれる所がなく全て燃えるゴミとして処分。本宮ひろ志からは『ビルの五階タダで使っていいぞ』と言われ、高橋よしひろからはアシスタントとして誘われたが、3輪自転車に荷物を積み、翌年まで四国八十八箇所お遍路の旅に出る。

2004年、「週刊漫画ゴラク」（日本文芸社）にお遍路体験を題材にした漫画『55歳の地図実録!リストラ漫画家遍路旅』を連載した。

2013年、日本列島縦断の旅に出る。

2015年、土佐清水市津呂（高知県）の善根宿（お遍路さんが利用できる無料宿泊所）「金平庵」で働いているのが確認された。

2020年、土佐清水市大岐海岸の民宿「大岐の浜」で働いているのが確認された。