利根姓の日本の声優はこちら→利根健太朗
データ
「吾輩がいる以上当然の勝利じゃ。 筑摩のやつより少しお姉さんなのだからな」
概要
重巡洋艦の中ではとりわけ幼い容貌の吾輩っ娘。
年の近い姉妹にありがちなお姉さん風全開な様子は、容姿と相俟って幼さに拍車をかける。
提督に対してもお姉さんぶっているのか、つつくと兵站や準備の大切さについて説明してくれる。
中破状態で入渠すると不貞腐れて寝る。
水上機による索敵を重視した艦だけあり、索敵能力は重巡の中ではかなり高い。
また、対空能力も摩耶に次ぐ高さを持つ。
一方、火力の面では高雄型や妙高型にほんの少し遅れを取る部分がある。
…だが、2013年10月16日のアップデートでネックだった火力が大幅に底上げされ、妹の筑摩と共に重巡中最高クラスの実力を持つまでに強化された。
(それでもまだ火力は高雄型・妙高型に負けているが差は僅か1、他のステータスは軒並み勝っている)
一応終戦まで生き残った艦なのだが、同じく呉で大破着底して戦後に解体された仲間である榛名、伊勢、日向、そして(もっと酷い状態だったはずの)青葉と異なり、運の数値は並。
なお、砲撃フェイズに「カタパルトが不調だと!?」という叫びが聞こえるが、システム上、砲撃フェイズ中に利根型が搭載できる艦載機を飛ばす機会はないので、本当にカタパルトが不調だったとしても実際には問題はなかった。(過去形、後述/ミッドウェー海戦においてカタパルト不調で偵察機発艦が大きく遅れてしまったという逸話にちなむ。/利根型をはじめ通常の重巡艦娘が搭載できるのは水上機のみで、空母のような本格的な航空攻撃を行う事はない)
前述の通り、似たような終戦を迎えた艦の中で運が低いのは、この辺りのエピソードを拾ったものかもしれない。
……と思いきや、2014年4月のアップデートにて砲撃フェイズで観測機(偵察機)の搭載によって強化攻撃「弾着修正射撃」が可能という仕様が実装されてしまった為、カタパルトが不調のままではいろいろ不味い事になってしまった。
大丈夫か利根・・・
利根のイラストレーター、bob氏と利根
彼女のイラストを担当したbob氏は、秋のイベント海域(E-4)でダメコンを装備し忘れている事に気付かずに大破進撃を行い、利根を轟沈させてしまい本気で泣いたというエピソードがある。 →参考リンク
(その後、無事にサルベージ(再入手)できたとの事。慢心、ダメ、絶対。)
外見について
bob氏がデザインを手掛けた艦娘全般にも言える事だが、氏のタッチとして頭身が非常に高く、また胸をあまり強調して描かない為、背丈や胸の扱いについて二次創作者の判断が分かれている。
しかも利根は胸を張ったポーズの為更に凹凸が判別し辛く、更に前述の通り容姿、言動が幼い事からロリキャラやRJ並みの貧乳に描かれている事もある。
しかし、一人称が『吾輩』といった古風な喋り方や高い頭身、更には重巡洋艦≒巨乳という図式(ってかこれはほぼ全部高雄型4姉妹と鈴谷のせいだが)から巨乳やお姉さんキャラとして描かれる場合もある。
もっとも、同じイラストレーター・同型艦である筑摩の場合は、彼女の方が利根より(bob氏曰く「いろいろと」)大きいのは明らかな為、巨乳艦として描写する二次作家でも利根の胸を筑摩より大きく描く事は稀である。
とはいえ、利根に色気が無い事については、ある明確な理由がある。
台詞である。
お約束とも言える提督のセクハラ被害に遭っている様子もなければ、中破しても特に恥じらいも無いのである。
サッパリした性格と言うべきなのか、何というか。
関わりの深い艦
- 筑摩 ちょっとだけ下の妹。
余談
- ローマ字表記では「Tone」なので、「トーン(Tone)」と艦名を間違われた事がある。
- 重巡利根はカプコンのシューティングゲーム『1943』の1面ボスも務めている。『1943』では他の日本軍の艦もボス敵として沈められるのだが、利根は1面ボスという事もあってしばしばそのネタでいじられている。
- 外見的にフランチェスカ・ルッキーニに似ていると言われる事もあるらしい。
モトネタのトネ
利根(とね)は、日本海軍の重巡洋艦で、利根型重巡洋艦の1番艦。艦名は二等巡洋艦の命名慣例に従って、関東地方を流れる利根川にちなんで名づけられた。
この名を持つ日本海軍の艦船としては2隻目。
艦前部に主砲塔4基を集中し、後部を飛行機発進甲板・水上偵察機待機所とした、第二次世界大戦当時としては珍しい艦型である。
航空巡洋艦として、艦隊の索敵を担当した。
重巡洋艦であるにも関わらず、河川名が付けられた理由は最上型重巡洋艦(当初は軽巡洋艦であり、改装後も書類上は二等巡洋艦)5番艦として計画された為である。
後に再設計により重巡洋艦(書類上は二等巡洋艦)となるが、艦名はそのまま使用された。
最初の計画では、最上型と同じ15.5cm砲を装備するいわゆる条約型として1930年(昭和5年)12月1日に起工した。
諸外国に通知した時の数値は、基準排水量8,636トン、水線全長187.21mである。
しかし、友鶴事件や第四艦隊事件での教訓によって計画を変更した。
20.3cm主砲2連装4基8門を艦首に集中配置する事によって艦尾を空け、水上偵察機搭載能力を増した独特のシルエットを持つ1万t級の重巡洋艦として就役する。
伊吹型重巡洋艦「伊吹」が未完成に終わった為、「利根」と「筑摩」は日本海軍が完成させた最後の重巡洋艦となった(なお、「伊吹」は建造途中で軽空母に変更されたので、例え完成したとしても「利根」と「筑摩」が日本海軍最後の重巡洋艦である事に変わりは無い)。
(wikipediaより))
真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦、第二次ソロモン海戦、南太平洋海戦、マリアナ沖海戦など数々の海戦に参加したが、呉軍港空襲によって大破・着底。
48年、鉄不足解消の為に引き揚げられ、解体された。