仮面ライダー4号
かめんらいだーよんごう
概要
劇場版『スーパーヒーロー大戦GP』の後日談とも言うべき作品。劇場版のパラレルワールドを舞台とした世界観で繰り広げられるストーリーである。
ストーリー
ライダーロボ=歴史改変マシンが倒されたことですべての事件は終わったかに見えた。
しかし、ショッカーの野望は潰えてはいなかった!!
破壊されたライダーロボの残骸を回収したショッカーは新たな侵略計画を開始。
さらにライダーとの戦闘データをもとに、新たなる改造人間『仮面ライダー4号』の製作に着手したのだった……。
果たして、ライダーたちはショッカーの野望を阻止することができるのか?
物語は一つの結末へと集約していく――。
登場人物
仮面ライダーサイド
仮面ライダー
警視庁特状課に勤務する青年。
ある日不可解な事件に巻き込まれたことで、ショッカーの侵略計画を知ることになり、事態解決の為に奔走する。
特状課の詩島霧子の弟。
劇場版で敵の猛攻にさらされてしまったことで戦死してしまうが、本作では…。
ショッカーの野望に立ち向かう仮面ライダー。
ショッカーサイド
ショッカーライダー
本作完全オリジナルの仮面ライダー。
声を演じるのは、かつて仮面ライダーエターナル=大道克己を演じた松岡充氏。
4号配下のライダーたち。以下の共通点がある。
1:いずれも死亡した変身者が存在する。
2:ショッカー最初期の怪人と同じ(似通った)モチーフ(バロン→サラセニアン/王蛇→コブラ男/ダークキバ→蝙蝠男/サソード→さそり男)。
3:『時間』に深い関わりがあり、物語で重要な役割を果たす(バロン→もう一つの時間軸における本人が描写される/王蛇→タイムベントによる無限ループ/ダークキバ→過去と未来で二回変身者が死亡、一度目の死因は主人公のタイムスリップ/サソード→クロックアップ)。
4:原典で敵としても味方としても登場した(王蛇とダークキバのみ特別な事情)。
5:怪物を使役または変身者が怪人であること。
「死」「ショッカー」「時間」「怪人」は本作品の重要なキーワードであり、そういった理由からこの4名が選ばれたと思われる。ちなみに、本編の内容にはあまり関係ないが、「王」という地位やキーワードに関わってくる(バロン=原作終盤でインベンスの王であるオーバーロードとなる/王蛇=名前が王/ダークキバ=変身できるのはファンガイアの王族だけ/サソード=原作終盤でネイティブ以外の総てのワームを司る王となる)という共通点もある。
その他
原典では、巧と共にスマートブレインの陰謀に立ち向かった青年。
ショッカーの計画を知っており、巧にこれ以上深入りしないよう警告してくるが、ショッカーの関係者ではない様子。
果たして、彼の真の目的とは…。
映像ソフト化
2015年9月9日よりDVD&ブルーレイでも発売される。全3話を収録。
余談
飛行機に近いライダーの乗り物として『仮面ライダーW』のハードタービュラーがあるが、あれはあくまで特殊モーターサイクル:ハードボイルダーの超音速航空機形態であって、正式な飛行機ではない(いわゆる空中バイクである。
もっとも、同じく空中バイクである『仮面ライダー鎧武』のダンデライナーと比べると限りなく飛行機に近い形状)。