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破壊神ビルスの編集履歴

2016-07-03 21:18:07 バージョン

破壊神ビルス

はかいしんびるす

破壊神ビルスとは、劇場版アニメ『ドラゴンボールZ 神と神』に登場するキャラクターである。つづく『復活の「F」』、TVアニメ『ドラゴンボール超』にも登場。

「強いというのは悲しいな こんな楽しい時間をくれた友に、さよならを言わねばならない…」

概要

CV:山寺宏一


悟空たちの暮らす宇宙の創造神(界王神)と対をなす“破壊神”。

宇宙全体のバランスを保つために存在する神で、その気になれば宇宙そのものを破壊するほどの力を有しており、界王はおろか界王神からも恐れられている。

第7宇宙を担当している。本人曰く何億年も生きているらしく、少なくとも2億歳以上。

常に付き人兼目付役のウイスを従えている。

見た目は猫の頭を持った紫肌の亜人。古代エジプト風の衣装を身にまとっており、ズボンは尻尾を出すために尻の部分に大きく切り込みが入っている。

ドラゴンボール超』には双子の兄弟として第6宇宙の破壊神シャンパが登場している(ちなみにシャンパの付き人でウイスの姉のヴァドスも登場)。

ビルスは破壊神の中では大人しい性格らしく、ウイスは他の宇宙の破壊神達は凶暴と語っている。


名前の由来は、初期設定ではウイルス(ヴィールス)だったが、キャラ構想の路線変更に伴い邪悪なキャラクターではなくなったこととキャラクター原案の鳥山明の聞き違いから「ビール」ということになる。以降、付き人のウイス(ウイスキー)をはじめ、破壊神とその関係者は「酒」を由来とする名前で統一されている。


作中での活躍

神と神

ウイスからフリーザを倒したという孫悟空たちサイヤ人の生き残りの存在を知り、予知夢で見た“超サイヤ人ゴッド”の存在を確かめるため、界王星や地球に降臨する。界王星では、ちょうど界王を訪ねていた悟空からその強さに興味を持ち手合わせを申し込まれるが全く手を出させぬまま叩きのめし、次元の違う圧倒的な力を見せつける。

地球では当初、界王から破壊神の脅威を伝えられていたベジータの気遣いもあり「ブルマの誕生パーティーの招待客」として手厚く饗されていたが、プリンを取り合って魔人ブウと口論となり、目の前ですべてのプリンを平らげられたことで怒りが頂点に達して暴れ出す。


天津飯18号ピッコロはおろか、ゴテンクス潜在能力を解放した悟飯がビルスを抑えるために次々と挑むがまるで歯が立たず、地球存亡のために恥を捨ててビルスの顔色を伺っていたベジータも、ビルスがブルマに手を上げたことに激昂し猛攻を展開するがそれすら通用しなかった。

当初の目的である“超サイヤ人ゴッド”の登場を諦め地球を破壊しようとした矢先、悟空が再び現れゴッドの詳細を知るために待ってほしいとビルスに提案。ドラゴンボール神龍を呼び出しその覚醒の方法を知ったZ戦士たちは、5人の正しい心を持つサイヤ人たちで悟空にその心を注ぎ、彼をゴッドに覚醒させることに成功する。

悟空が勝てば地球の破壊は止めると約束し、彼の再戦の申し出を了承。

神の域に達した激闘を繰り広げるが、それでもビルスの満足する力量とは程遠く、さらに戦闘中にゴッドが解除されてしまい、興醒めしたビルスは地球を破壊するために巨大な気弾を生成し地球へ向けて投下する。しかし、それを食い止めようとする悟空がチチや仲間たちの声援を受けて再びゴッドに覚醒しその気弾を相殺してみせる。


その天才的な成長に興味を持ったのか、ビルスは地球上の岩盤を破壊し「地球を破壊した」としてその場を収め、ウイスとともに帰っていった。実は悟空との闘いの勝敗に関係なく、おいしい食べ物の多い地球を破壊するつもりははじめからなかったではないかとウイスから指摘され、本人も曖昧に返すなどあながち間違ってはいない模様。


復活の「F」

前作での騒動以来、地球の食べ物を大変気に入っており、今度はブルマの用意したイチゴサンデーを求めて再び地球に降り立つ。新生フリーザ軍の襲撃にもお構いなしに美味しい食べ物を要求している。

宇宙の神という立場もあってか今回のフリーザの地球襲来に関して悟空たちへの加勢などは行わないが、ときには厳しい意見で悟空に対して間接的に助言をしたり、ウイスに時間を巻き戻させてフリーザにより地球が崩壊された事実をなかったことにさせたりと、やや地球贔屓。


ドラゴンボール超

上記2作品のエピソードが改められ、映画版との相違点が数多く存在するが概ねの展開は共通。

ウイスに弟子入りした悟空やベジータをよそに趣味(睡眠)に興じていたが、突然飛来した双子の兄弟シャンパの着地時の轟音に起こされるという最悪の目覚め方をする。

何かにつけて自分の管理する宇宙とビルスの宇宙とを比べたがるシャンパから、ドラゴンボール以上のスケールの大きな夢を叶えられるという「願い玉」の話を持ち出され、その使用権をかけて第6・第7宇宙による団体試合を開催することになる。自身の第7宇宙からの5人の代表選手として悟空、ベジータの他、地球からピッコロ、ブウを加え、さらにビルスが「悟空よりも強い」と太鼓判を押すモナカを参戦させるが…

因みに本作ではよりビルスの出番が拡大すると共にこれまでの周囲を巻き込む振る舞いから一変し、悟空の突拍子も無い行動に慌てさせられたり彼自身がツッコミ役に回ったりなどのギャグ要素が一層増している。


その他派生作品

ゲーム『ドラゴンボールゼノバース

時系列は「神と神」編。

自分を洗脳しようとする魔神ドミグラの企みを知るためにドミグラの魔術にかかったフリするなどの機転を見せる。

その不届きな行為に静かな怒りを見せ、彼の破壊を宣言。

タイムパトロール隊員である主人公に付いて行き、本拠地である「時の巣(トキトキ都)」を訪れる(本人曰く「ここを訪れるのは久しぶり」らしい)。時の界王神からドミグラの詳細を聞き、本体が封印された「時の狭間」から出てくるのを待ち構えて自ら引導を渡そうとするが、その影響で時間そのものを形成する「刻蔵館」をも破壊する勢いでいるビルスを止めようと時の界王神が説得。また、自ら決着を付けさせてほしいと懇願する主人公とトランクスの意見も受けて、二人の実力をテストすることを提案。

ウイスを含めた2対2の模擬戦を行い、二人の実力を計測。その後、眠気を訴えて数年間の仮眠をとることにし、その間にドミグラが倒されることも已む無しと、結果的に主人公たちにドミグラ討伐の役目を譲っている。エンディングではプレイヤー達の成長を楽しみにするなど神様らしい一面を見せた。


人物像

モデルは作者の鳥山明の飼っているネコの一品種「コーニッシュレックス」と、古代エジプト神話の猫の神バステトあるいは冥府の神アヌビスとされる。見た目に違わず、時折見せる耳を掻いたり目元をこする仕草は猫そのものである。

体格は痩せ型で、長身のウイスと並ぶとさらにそれが強調されて小柄に映る。


一人称は基本的に「ボク」だが、「わたし」や「オレ」を用いることもあり一貫性がない。

威厳と風格のある立ち振舞いをしていながら、その性格は子供っぽく無邪気でワガママで気分屋。

気に入らないことがあると周辺の星々を破壊し生命体を滅ぼし尽くすことも常であるらしく、界王や界王神も、彼の機嫌を損なわないように立ち振る舞うなど気苦労が絶えないらしい。

しかし決して邪悪な存在という訳ではなく、頭が冷えれば自分の非を正しく認めることのできる一面もあり、『神と神』での騒動が収拾した際には騒動の過程で殴ってしまったブルマに対し謝罪している。

ウイスともども地球の食べ物のとりことなり、地球を滅ぼすことを止めている。

ただし、事あるごとに地球のおいしい食べ物を悟空やブルマ達に要求するようになっている。

これらの行動に初出のポスターや予告などでの恐ろしげなイメージとのギャップに萌えるファンが続出している模様。


戦闘力

破壊神というだけありその力は凄まじく、その気になれば宇宙そのものを破壊することも可能であるという。実際、超サイヤ人3を体得した悟空がビルスに不用意に腕試しを試みようとしてデコピン・手刀の2撃で圧倒され、「ベジータと合体したって敵わない」と漏らしている。

また、これまで相手の座標や力量を見出すバロメーターであった「気」を感じ取ることが出来ない。

ビルス曰く戦闘力が表面化するようでは神の域に達したとは言えず、神の域に達していない者にはビルスが発するような質の高いクリアな神の気は感じ取ることはできないという。 同じ神である界王や界王神は悟空の瞬間移動の際にその気を感じ取られているが作中の描写からその類の気とは別であることが分かる。事実ビルス達が移動している時、同じ神である界王や界王神はその動きを把握できたが悟空は気配を感じることができなかった。


実は彼の格闘の師匠は付き人でもあるウイスであり、戦闘力も彼のほうが大きく上回る。

実際、地球の土産である寿司に付いていたわさびを食べて暴走したビルスを当て身の一撃で沈めている。

鳥山氏曰く「ビルスを10とするならゴッド化した悟空は6でウイスは15」との事。


人間関係

フリーザ

かつて悟空たちが戦った“宇宙の帝王”を号する悪党。

その昔、悟空やベジータの属する種族であるサイヤ人の居住する惑星ベジータを破壊した人物だが、その経緯としてビルスがサイヤ人が気に食わないからという理由で、代行者に選んだフリーザに惑星ベジータを破壊させたとしている。

ただしフリーザ自身は元々自分がサイヤ人を気に食わないから滅ぼしたとしており、ビルスに従ったのではなくあくまでも目的が一致しただけで、彼の部下として破壊したわけではないという。


シャンパ

第6宇宙の破壊神。

ビルスの双子の兄弟(序列は不明)で、ビルスをそのまま太らせたような外見をしている。

何かにつけてビルスと競いたがり、ときには周囲の破壊もお構いなしに激しい兄弟喧嘩を繰り広げるなど険悪な間柄。

しかし、願い玉の力で第6宇宙の生命が滅亡した地球に第7宇宙と同じくらいの文明を持った地球人を生成させるなど、それなりの気配りをみせている。

なお、二人のどちらの方が強いかについてはシャンパの付き人であるヴァドス曰く、「体格を見れば分かる」との事。シャンパは自分の方が弱いと言われたと思ったようだが、正確な意図は不明。

実際、作中で見せた短時間の打ち合いでは完全に互角(単にヴァドスがダイエットに頓挫しているシャンパを囃し立てるジョークだったのかもしれない)。

また、ビルスとシャンパが戦うと第七宇宙と第六宇宙、その両宇宙ともに消滅を免れないという。

ビルスがシャンパより強いとしても、宇宙消滅より先にシャンパを倒せるほど上回っているわけではないらしい。

余談になるが、そのシャンパの付き人であるヴァドスはウイスと同等かそれ以上、つまり二人の破壊神を大きく上回る実力を誇る。


余談

キャラ構想について

その姿が初めて明らかになった映画のメインビジュアルでは顔つきが本編中とはだいぶ異なっている。 先述の通りモチーフは猫だが、こちらはむしろウサギを思わせる。

丸く飛び出ていて薄く開いているのがなんとも不気味な目玉は、鳥山氏がかつてキャラクターデザインを手がけた格闘ゲーム『TOBAL No.1』のボスキャラ、ウダン皇帝に似ていると言う声もある。

新キャラ


なお、こうした不気味さを内包したデザインとなったのは、当初はビルスもかつての敵キャラ同様(もしくはそれ以上)に悪の心を持つ存在にしようという方向で構想が練られていたため。初期の設定案では他者に破壊の心を植え付けることのできる邪悪な存在であり、サイヤ人の持つ悪の心のルーツという設定になっていた(当初の名前の由来である「ウイルス」はここからきている)。

しかし途中で鳥山氏の「ポジティブな話にしたい」という意見から路線が大幅変更され、現在のような驚異的な存在でありながらどこか憎めないコミカルなキャラクターへと変わっていったという。

ちなみにミスター・サタンには「ビビス」と間違えて覚えられてしまった。…が、あるカードゲームで

本当に「サタンの妄想 ビビス」(と超サイヤ人ミスター・サタン)が登場してしまった。


顔をこする仕草はとても可愛いので一度は見る価値あり。



関連イラスト

ビルスいたいの半分こ

【DB】ビルス&カカロット

ビルスさまWe love ぷりん☆


関連タグ

ドラゴンボールZ 神と神 復活の「F」 グルメ 必要悪

破壊神 ビルス 孫悟空(ドラゴンボール) ベジータ フリーザ 予言魚

シャンパ:双子の兄弟。

ウイス:ビルスの付き人。そして、一方で実は…。

ヴァドス:ウイスの姉でシャンパの付き人。

プリン:ある意味今回の騒動の元凶。

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